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【産後の乳房トラブル】注意したい5つのサイン

赤ちゃんが生まれて喜びに包まれる反面、産後の体にはさまざまな変化が訪れます。中でも、授乳期のママにとって気をつけたいのが「乳房トラブル」です。

初めての育児で慣れない授乳、睡眠不足やストレスも重なり、体調を崩しがち。

今回は、産後のママが知っておきたい乳房トラブルのサインとその対処法について、わかりやすく解説します。


1. 乳房の痛みや熱感がある

🔶こんな症状ありませんか?

  • 乳房が赤く腫れている

  • 授乳中、ズキズキとした強い痛みを感じる

  • 乳房に触れると熱い

これらは「乳腺炎」の可能性があります。乳腺炎は、母乳の流れが滞ることで起こる炎症です。初期の段階であれば冷やしたり、マッサージで対応可能ですが、悪化すると高熱や全身の倦怠感を伴い、抗生物質による治療が必要になります。

✅対処法

  • 母乳のつまりを防ぐため、こまめに授乳する

  • 授乳前に乳房を温めておく(温かいタオルなど)

  • 母乳マッサージを取り入れる(自己流ではなく、助産師に相談を)


2. 乳首にひび割れや出血がある

🔶このサインを見逃さないで!

  • 授乳後に乳首から出血している

  • 皮がむけてヒリヒリする

  • 授乳がつらく、避けたくなる

乳首が切れてしまう「乳頭亀裂」は、授乳の姿勢や赤ちゃんの吸いつき方に原因があることが多いです。痛みを我慢して授乳を続けると悪化してしまうため、正しい授乳姿勢の見直しが必要です。

✅対処法

  • 授乳の姿勢や赤ちゃんの口の開き方を助産師にチェックしてもらう

  • 授乳後は乳首を清潔に保ち、ラノリンクリームなどで保湿

  • 痛みがひどいときは、搾乳して哺乳瓶で与えるのも選択肢


3. 母乳の分泌量が急に減った

🔶気づいたら母乳の量が激減していた…

  • 乳房が張らなくなった

  • 赤ちゃんがすぐに泣いてしまう

  • おしっこの回数が減ってきた

これは「母乳分泌不全」のサインかもしれません。産後すぐは出ていた母乳が、ストレスや疲労、栄養不足によって減少することがあります。

✅対処法

  • 授乳や搾乳の回数を増やす(刺激で分泌が促進)

  • 水分やカロリーを意識してとる

  • 母乳育児の支援をしている助産院や保健師に相談する


4. しこりがなかなか取れない

🔶乳房に固い部分がある…

  • 触るとゴリっとしたしこりを感じる

  • 同じ部分が何度も詰まる

  • しこりの周囲が赤くなっている

これは「乳栓」や「慢性化した乳腺炎」の可能性があります。放置していると悪化しやすいため、早めのケアが大切です。

✅対処法

  • しこり部分を温めながら、優しくマッサージ

  • 授乳姿勢を変えて、詰まりやすい場所を中心に吸わせる

  • 繰り返すようであれば、乳腺外来を受診


5. 母乳の味や色に変化がある

🔶母乳がしょっぱくなった?黄色い?

  • 授乳中、赤ちゃんが嫌がるようになった

  • 母乳が白ではなく黄色、または血が混じっている

これらは「母乳の質の変化」が原因のことがあります。ストレスや乳腺炎、栄養の偏りによって母乳の味が変化し、赤ちゃんが飲むのを嫌がることも。

✅対処法

  • 水分をしっかりとり、バランスの良い食事を心がける

  • 十分な休息をとり、ストレスを溜めすぎない

  • 異常を感じたら早めに医師へ相談を


💡【授乳ブラの選び方】もトラブル予防に大事!

授乳ブラの選び方も、乳房トラブルの予防に欠かせません。

選ぶときのポイント

  • ワイヤーなしで乳房を圧迫しない

  • 柔らかく肌に優しい素材

  • 授乳しやすい構造(カップが大きく開くタイプ)

正しい授乳ブラを選ぶことで、乳腺のつまりや乳頭への刺激を軽減し、快適な授乳生活をサポートします。

▶関連リンク:授乳ブラの選び方のポイント

👙おすすめ授乳ブラ3選|乳房トラブル予防にも◎

産後の授乳期には「どの授乳ブラを使うか」も非常に大切。特に乳房トラブルが気になるママは、乳房をやさしく包み込んでくれる素材・構造の授乳ブラを選びましょう。

①【ワコール】マタニティ授乳ブラ ノンワイヤータイプ

![商品画像(イメージ)]

メリット

  • 伸縮性があり、サイズ変化に対応しやすい

  • ノンワイヤーで締め付けゼロ

  • 通気性も高くムレにくい設計

デメリット

  • デザインがシンプルなので、見た目重視の人には物足りないかも

使用イメージ
朝起きたときも、夜中の授乳でも「圧迫感ゼロ」で快適。肌触りもふんわりやさしく、授乳のたびに乳首が擦れてしまう…なんて悩みからも解放されます。

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②【犬印本舗】クロスオープン授乳ブラ

![商品画像(イメージ)]

メリット

  • カップが左右に大きく開くクロスオープン式で授乳しやすい

  • 綿素材でかぶれにくく敏感肌にも◎

  • コスパが良く、洗い替えにも最適

デメリット

  • カップのホールド感はやや弱め(しっかりホールドが好みの方には不向き)

使用イメージ
「とにかくサッと授乳したい」そんな忙しいママにぴったり。夜間授乳もストレスなしで、赤ちゃんが泣いてもすぐに対応できます♪

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③【スウィートマミー】美胸授乳ブラ

![商品画像(イメージ)]

メリット

  • 授乳ブラには珍しいおしゃれデザイン

  • 美胸キープ構造で、授乳後の垂れ防止にも◎

  • ワイヤー入りでもソフトなつけ心地

デメリット

  • フィット感がある分、産後すぐには少し窮屈に感じることも

使用イメージ
「授乳中でもキレイでいたい」「産後もバストラインを崩したくない」という方に。育児中も自信を持って鏡の前に立てる、そんな気分にさせてくれるアイテムです。

▶公式サイトで見る(※リンク挿入)


🌸授乳ブラ選びは“未来のバスト”への投資

妊娠・出産で大きく変化するバスト。授乳中のケアを怠ると、授乳トラブルだけでなく、形崩れや下垂の原因にも…。ぜひ、自分の体を守るためにも、ブラ選びにひと手間かけてみてくださいね。


🔍まとめ:乳房トラブルは「早期発見」と「予防」がカギ

産後の乳房トラブルは、多くのママが経験すること。でも、早めに対処すれば悪化を防ぐことができます。授乳に違和感を覚えたら、無理せず周囲のサポートを頼ったり、医療機関に相談することが大切です。

身体はママのもの。赤ちゃんのためにも、自分自身のケアを後回しにしないでくださいね。

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