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【産後ママ必須】体の回復と母乳育児の力に!水分補給が大切な理由とおすすめの飲み物

こんにちは!赤ちゃんとの新しい生活、始まりましたね。毎日がお世話であっという間に過ぎていく、忙しい日々かと思います。

出産という大仕事を終えたあなたの体は、回復のためにたくさんのエネルギーを必要としています。そして、もし母乳育児をしているなら、赤ちゃんに栄養と水分を与えるために、さらに多くの水分が必要です。

でも、自分のことは後回しになりがちで、「そういえば、今日あまり水分摂ってないかも…」と気づくこともあるかもしれませんね。

実は、産後の適切な水分補給は、あなたの体の回復を早め、母乳の生成をサポートし、そして育児を乗り切るためのエネルギーになる、とても、とても大切なセルフケアなんです。

この記事では、なぜ産後ママに水分補給がこれほど大切なのか、どんな飲み物がおすすめなのか、そしてどれくらい飲めば良いのかについて、あなたの忙しさに優しく寄り添いながら、分かりやすくお伝えします。

「水分補給」をあなたの回復と育児の力に変えるヒントを見つけてくださいね。

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なぜ産後ママに水分補給がこんなに大切なの?回復と母乳の源だから

産後、特に意識して水分を摂ることが重要なのは、以下の理由からです。

水分補給が大切な理由 具体的な内容
出産からの体の回復 ・出産時の出血や発汗などで失われた水分を補います。
・子宮が元の大きさに戻る過程や、傷の修復など、体の組織が回復するためには水分が不可欠です。
・体内の循環を良くし、老廃物の排出を助けます。
母乳の生成 母乳の約88%は水分です。母乳育児をしているママは、赤ちゃんに水分を与えている分、より多くの水分を摂る必要があります。
・水分が不足すると、母乳の量に影響が出ることがあります。
便秘の予防・改善 ・産後は、ホルモンの影響や腹筋の筋力低下、授乳による水分不足などで便秘になりやすい時期です。(→産後の便秘の記事も参考に)
・十分な水分は便を柔らかくし、排便をスムーズにする助けになります。
疲労の軽減 ・脱水は、疲労感やダルさを増大させます。
・しっかりと水分を摂ることで、育児による疲れを和らげる助けになります。
むくみの軽減 ・むくみがあるからといって水分を控えるのは逆効果です。むしろ適切な水分補給は、体内の水分バランスを整え、余分な水分や塩分の排出を助け、むくみ緩和に繋がります。

このように、水分は産後のママの体にとって、回復と育児のための「燃料」のようなものです。意識して水分を摂る習慣をつけましょう。

どれくらい飲めば良いの?何を飲めば良いの?産後ママにおすすめの飲み物

産後ママは、どれくらい水分を摂る必要があるのでしょうか。また、どんな飲み物が適しているのでしょうか。

一日に必要な水分量の目安

一般的な成人女性は1日に約2.5リットルの水分を食事や飲み物から摂取し、同量程度を排出しています。しかし、産後ママ、特に母乳育児をしているママは、これ以上の水分が必要です。

  • 母乳育児をしていない場合: 1日に2リットル程度の水分摂取を目安にしましょう。
  • 母乳育児をしている場合: 母乳の量にもよりますが、通常の水分摂取量に加えて、1日に500ml〜1リットル以上の水分が余分に必要と言われています。合計で1日に2.5リットル〜3リットル程度、意識して水分を摂るのがおすすめです。

ただし、これはあくまで目安です。活動量や季節(汗をかく量)によって必要な水分量は変わります。喉が渇いたと感じる前に、こまめに水分を摂るようにしましょう。

産後ママにおすすめの飲み物

産後の体の回復や母乳育児をサポートするために、安心して積極的に飲めるおすすめの飲み物をご紹介します。カフェインや糖分の摂りすぎには注意が必要です。

おすすめの飲み物 おすすめの理由 飲む際のポイント
・最も基本的で、体に最も吸収されやすい水分です。
・カロリーゼロで、余計な成分が含まれていません。
・常温〜白湯は体を冷やさず、血行促進にも繋がりおすすめです。
・喉が渇く前に、こまめに少しずつ飲むのが効果的。
・授乳中の方は、授乳の前後にも意識的に飲むようにしましょう。
麦茶 ・カフェインが含まれていないため、産後や母乳育児中も安心してたっぷり飲めます。
・ミネラル(カリウムなど)が含まれており、汗で失われやすいミネラル補給にも役立ちます。
・香ばしく、リラックス効果も期待できます。
・温かくしても冷たくしても美味しいですが、産後は温かい方が体を冷やしにくいです。
ほうじ茶 ・緑茶に比べてカフェイン量が非常に少ないです(ほとんどノンカフェイン)。
・香ばしい香りでリラックスできます。
・気になる場合は、念のため「カフェインゼロ」と表示されているものを選ぶとより安心です。
・温かくして飲むのがおすすめです。
スープ・味噌汁 ・水分補給と同時に、塩分やミネラルも補給できます。
・体を温める効果が高く、特に産後の回復期におすすめです。
・野菜などを加えることで、手軽に栄養バランスをアップできます。
・インスタントのものでも良いですが、減塩のものを選ぶとより健康的です。
・具沢山にすると満足感も得られます。
牛乳・豆乳 ・タンパク質やカルシウムなど、産後の回復や母乳生成に必要な栄養素を含んでいます。
・手軽に栄養と水分を同時に摂れます。
・冷えが気になる場合は、温めて飲みましょう。
・お腹が緩くなりやすい方や、乳製品・大豆製品のアレルギーがある場合は注意が必要です。
ノンカフェインの
ハーブティー
・ルイボスティー、たんぽぽコーヒー(ノンカフェイン)、カモミールティーなど。リラックス効果や、母乳に良いと言われるものも。(→ノンカフェイン飲料ガイドの記事も参考に) ・ハーブの種類によっては、産後・授乳中に避けた方が良いものもあります。飲む前に確認しましょう。

(参考:

厚生労働省 e-ヘルスネット 授乳・離乳の支援ガイド(水分補給について)
こども家庭庁 授乳や離乳について

忙しい産後もこまめに水分補給をするコツ

赤ちゃんのお世話に追われていると、自分の水分補給をつい忘れがちです。意識的に、そして楽に水分補給をするためのコツをご紹介します。

  • 手が届くところに飲み物を常備: 寝床の横、授乳クッションのそば、リビングなど、普段過ごす場所に水筒やコップに入れた飲み物を置いておきましょう。
  • 授乳の「ながら飲み」: 授乳中に喉が渇きやすいので、授乳を始める前に飲み物を用意しておき、「ながら飲み」する習慣をつけましょう。
  • 飲むタイミングを決める: 「朝起きたら」「食事の前」「授乳の後」「トイレに行った後」など、飲むタイミングを決めておくと忘れにくいです。
  • 大きめの水筒やボトルを使う: 容量の大きいものに入れておけば、何度も入れに行く手間が省けます。透明なボトルなら、飲んだ量も分かりやすいです。
  • アプリやアラームを活用: スマートフォンアプリで水分摂取量を記録したり、飲む時間になったらアラームが鳴るように設定したりするのも良いでしょう。
  • パートナーや家族に協力をお願いする: 飲み物を用意してもらうなど、周りに協力をお願いしましょう。(→産後のパパの役割の記事も参考に)

こんな時は注意!医療機関に相談を

産後の水分補給は大切ですが、体調が優れない時や、脱水が疑われるサインがある場合は、医療機関に相談が必要です。

  • ひどい喉の渇き、口の乾燥。
  • 尿の量が著しく少ない、または色が非常に濃い。
  • めまい、立ちくらみがひどい。
  • 強い疲労感や倦怠感が続く。
  • 頭痛や吐き気がある。

これらの症状がある場合は、脱水が進んでいる可能性があります。自己判断せず、かかりつけの医療機関に相談しましょう。

まとめ:頑張った体へ、美味しい水分補給のプレゼントを

産後のママの体は、回復と育児のためにたくさんの水分を必要としています。脱水にならないよう、そして心身ともに健やかに過ごすために、こまめな水分補給は欠かせません。

水や麦茶、ほうじ茶などを中心に、スープや牛乳なども活用しながら、意識的に、そして美味しく水分を摂りましょう。忙しい育児の合間でも水分補給を忘れないためのコツも、ぜひ試してみてくださいね。

頑張ったあなたの体へ、美味しい飲み物で水分補給というプレゼントをあげましょう。心も体も潤って、もっと心地よく過ごせることを願っています。心から応援しています!

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