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あかちゃんとの生活、産後にじわじわとやってきた出来事の対処法

一人目の子供が産まれるまでは、夫婦水入らずで楽しい時間を過ごしていました。ですが産まれた途端、私の中で色々な変化が感じられました。女性ホルモンのバランスの変化のなせるわざなのでしょうか、イライラすることがとても増えました。赤ちゃんに対してそういうことは感じないのですが、夫がすること言うことにイライラしてしまい、あんなに好きだったのにどうしてこんなに変わってしまうのかと落ち込んでしまうほどです。

そのイライラ自体は産後時間が経過しても落ち着くこともなく、時間と共に増えていきました。特に夫がいかにも「俺は育児を手伝っている」というようなアピールや発言をすることに苛立ちを覚えてしまいます。育児というのはどうも女性だけのものと思われがちですが、実際には夫婦で協力しあうべきものだと思います。「手伝う」というのはあくまでも妻の私が主となってしている印象を与えます。手伝うのではなく私は協力して欲しいといつも感じていました。

1回しかやっていないことなのに、武勇伝のように夫が義両親の前で「育児をしているアピール」をすることに腹が立って「二度と言わないで!」ときつく当たったこともあります。まるで私が育児をさぼっているように思われるのも嫌だったからです。そんなに偉そうに言うのなら、毎回やって欲しいと思いました。

夫は「言ってくれれば手伝うのに」と言うのですが、このスタンスもおかしいと感じていました。育児は夫に頼らないから大変じゃないというわけではないと思います。それよりも夫自体も先に気付くべきだと思うし、言われる前に手伝うべきじゃないかとも思っています。そもそもの考え方が間違っているということにイライラしてしまいます。結局、その発言のせいで私が夫に何かをして欲しいと頼むことはほとんどなくなってしまいました。頼らないことに慣れるととことん頼りませんし、夫はさらに何もしなくなります。

一時期はイライラから子供を保育園に預けて働くことも考えました。ですが夫に対するイライラ解消のために、子供に寂しい思いをさせたり、私が子供と離れ離れになるのは何だか腑に落ちない気持ちがあります。そのため意地になっていたのもあるのですが、あえて専業主婦をしていました。このモヤモヤとした気持ちを抱いているのは母親になった私だけで、夫のほうは私がどうして不機嫌になるのか?それすらよく分かっていないようです。

些細なことでも産後の女性からしたら十分にイライラの原因になります。この解消にショッピングに逃げていた時期もあります。でも専業主婦で自分の収入はない状態ですので、余計にストレスの原因にもなっていたかも知れません。

そこで少し育児が落ち着いてきた頃、何かお金を稼いでみるといいかも知れないと思いつきました。働くことは何度か考えていたのですが、内職程度では作業の割りに収入が少なすぎます。お金が欲しいというよりはストレスを解消するために夫が休日の日にアルバイトをすることにしました。

その日は育児は夫に任せて私はアルバイトをするだけです。子供と離れたいという気持ちはありませんでしたが、とにかく夫と離れたいと思っていました。仕事自体はそれ程難しくもなく、楽しく働くことができます。お金が目的ではないので、プレッシャーもあまりありません。同じように主婦でご主人の休みの日に合わせて働いているという同僚もいて驚きました。私が考えているのと同じようなことを考えている人は少なくないのだと知りました。

休日は夫はショッピングセンターでゲームをしたり、割と不毛な休日の過ごし方をしているようです。自分のお小遣いの範囲内でお昼も食べて、のんびり過ごして、夕食は夫が簡単なものを作ってくれています。私が働いたお金は家計に入れることはなく完全に私のお小遣いとしていますが、それ自体に文句をいう事もありません。

働き始めてから、専業主婦の頃とは違った気持ちを持ち始めました。それまではイライラばかりだったのですが、夫が働くこと、私が働いている間のサポートに対してもちょっとだけですが感謝の気持ちを持てるようになりました。アルバイト程度ですのでそれほど収入はありませんが、ようやく対等な関係になれたと感じました。

その時に私はちょっと分かった気がしました。私は夫に育児を協力して欲しいというよりは、夫と対等な関係になりたかったのだということです。私は結婚するまではバリバリ働いていたほうなので、自分に自信もありました。それが結婚して出産して専業主婦になったことで急に自分が役立たずのような気持ちになってしまったのですね。

外へ出て同じような主婦の女性と話しする機会も増えて、お互いに夫の愚痴などもおしゃべりしたりするのもかなりストレス解消になっていると思います。誰でもが働いて解決するとは言えないと思いますが、育児だけではなく外へ出て自分の世界を広げるということは、産後から続くイライラとした気持ちを解消するのには良い方法だと感じています。

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