赤ちゃんが産まれるまでは足下に注意をして歩いたり、立ったり座ったりも慎重にしていました。
赤ちゃんが無事に産まれてきてくれて「よかった」という思いのあとは、最大限の注意を注ぐ相手が自分から赤ちゃんに移行し、どうしても自分のことは疎かになってしまいます。
私は産後の肥立ちも良く「家事」への復帰も早かったと思います。
しかし、いつものように赤ちゃんの授乳を済ませ、「今のうちに家事をやっつけよう!」と、いきおい良く立ち上がろうとしたその時です。
これまで経験をしたことのない痛みが腰に走りました。
どうにか立ち上がろうとしても立つことができません。
「どうしたんだろう」と私は不安になりました。
起きあがろうとしていた体勢のままの姿勢でしばらくいましたが、やはり立つことができません。
そんな時に限って、赤ちゃんが泣き始めたのでとても焦りました。
私は32歳で赤ちゃんを出産したので「無理が腰にきたかな」などと考えながらも時間ばかりが経っていきました。
そして家のチャイムが鳴りました。
誰か来ているようでしたが玄関にも行くことはできません。
「ガチャ!!」という音がしました。
タイミング良く現れたのは、私の母でした。
「お母さん、立てない・・・。」と涙ながらに言うと、「ぎっくり腰じゃない?」と母は言いました。
赤ちゃんが泣いているのと私が玄関に出てこないので、「どうしたんだろう・・・。」と心配しながら入ってきてくれたそうです。
母が来てくれて少し安心した私は、「玄関の鍵、開いてた?」と母に聞きました。
「念のためにと前にもらった合い鍵を使って入ってきたんだよ。」と言うのです。
本当に助かりました。
母が合い鍵を持っていてくれたおかげで、この突然の腰痛(ぎっくり腰)と赤ちゃんのお世話も手助けしてもらえました。
その後、母は一度、家に帰り着替えなどを持ってまた来ました。
そして私たちの家にしばらくいてくれることになりました。
私はまだ痛い腰に注意をしながら赤ちゃんに授乳するだけが仕事になり、家事は母に甘えることになりました。
産後の経過が良いからといって無理は禁物だと実感したこの出来事。
赤ちゃんに授乳をする時間や母乳にこだわらず、ミルクをあげた方が赤ちゃんの機嫌もいいと感じました。
赤ちゃんを産むまでは、先輩ママたちに「産んでからの方が本当に大変だよ!」言われていました。
まさにその通り!!
”赤ちゃんはミルクを飲んで寝ている”と余裕で安心しきっていても、急に泣き出したりします。
しゃべれるわけではないので、なぜ泣いているのか原因がわかりません。
今、冷静にこれを書いていますが、その時は自分自身がパニック状態になりました。
これから赤ちゃんを出産する人もいろいろ大変なことが多いと思いますが、「無理をせず、神経質にならず、大きく構えて頑張りましょう!」と私は話しています。
産後ダイエットで無理をするのも危険
出産してからなかなか体重がうまく減っていかない場合、多くの方が取り組まれるかと思います。
しかし、タイミングややり方などが間違ってしまうと、産後の肥立ちが遅れたり、後から身体的、精神的にトラブルにつながってしまったりする場合も多くあります。もし今現在産後ダイエットを検討されているのであれば、一度こちらを確認してみると良いかもしれません。