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子供に読んであげたい絵本シリーズの第7弾│バムとケロのおかいもの

今回お届けするのは「バムとケロのおかいもの」という絵本です。

このバムとケロのおかいものは、バムとケロシリーズとして出版されていて、その中でも最も多くのキャラクターたちが登場することでも人気になっている作品で、親子の読み聞かせでもたくさんのコミュニケーションが生まれやすい作品としてもいられています。


また島田ゆかさんのバムとケロシリーズは、しっかり者のバムさんと散らかしほうだいでやりたい放題のケロちゃんなど、キャラクターも可愛らしく、グッズ化もされているんです♪なお、私自身も島田ゆかさんの絵本大好きで、ファンなんですw

ちなみに1月8日までの期間限定で

作:島田 ゆか
出版社:文溪堂
発行日:1999年02月

バムとケロのおかいものってどんな絵本?

ストーリーとしてはいたずら大好き、朝寝坊大好きのケロちゃんが月に一度の水曜日には早起き。この日が毎月一度のお買いものの日なんです。
バムさんだけではなく友達も一緒に市場にお買い物行くのですが、ケロちゃんたちはどんなお買いものをするのかな?

という話なのですが、まるで子供のようなケロちゃんと、バムさんたちが引っ張りまわされるも、ユーモアたっぷりの話に子供も大人も夢中になっちゃいます。


また、作者の島田ゆかさんはグラフィックデザインも学ばれれているようなのですが、市場での店舗が素晴らしくしっかりと描かれています。店頭に並んでいる商品からメニューまで本当に買い物に来ているかのような臨場感すら感じ、より親子の会話が弾むでしょう♪

バムとケロのおかいものを読み聞かせした体験談

この絵本は、2人の子供(ともに男の子)がそれぞれ小さいころからずっとお気に入りで、読み聞かせ、少し大きくなったら自分で読んできた絵本の一つです。バムとケロシリーズで、いろんなタイトルで何冊か出ています。作、絵ともに、島田ゆかさんです。
内容は、主人公のバム(犬)とケロ(かえる)がおかいものに行く日の朝から帰ってくるまでのお話です。朝起きて、おかいものの日だから張り切っているケロちゃん。いろんな失敗をしながらも朝食のパンケーキを準備します。お友達も一緒に買い物にでかけ、いろんなものを見て、選んで、買って、ご飯を食べて、最後に好きなものを選んで帰ってきます。家について、買ってきたものを開けたり、食べたりしながら、最後は疲れてみんな寝てしまいます。次の朝、ケロちゃんが買ってきたフライパンでカエル型のパンケーキを作ってくれて終わります。


何気ないストーリーですが、この絵本の1番お気に入りのところは、1ページごとにいろんなアイテムがたくさん書かれていて、それを見ているだけでも楽しくなるところです。例えば、おかいものの途中で、ケロちゃんたちがご飯を食べているページでは、小さなお友達がソフトクリームを買って運んできますが、途中で転んでソフトクリームが落ちてしまいます。進んだ先のページで、その小さなお友達が、ソフトクリームのなくなったコーンのみをじっと見ながら、しょんぼりしているシーンがあります。バムとケロだけを追ってみていけば、見落としてしまうかもしれませんが、1ページ1ページ、隅から隅まで見ていくといろんな発見があり、大人でさえわくわくして探してしまいます。子供が小さいうちは、ソフトクリーム落としちゃったよ。どこにいる?しょんぼりしてるよ、どーこだ?と会話をしながら、探していきます。楽しくて、夢中で子供たちも探します。
また、この絵本は、絵が隅々まで書いてあるページも楽しいですが、言葉とともにコマ送りのような絵の配置で、ゆっくり話が進んでいくところも、子供にとっては理解しやすかったのかなあと思います。動物がたくさん出てきますが、特徴を極端にしたような描き方も、とてもかわいらしく見ていて飽きることがありません。たくさんものが描かれてありますが、一つ一つ丁寧で、大人の私は、これは何の食器だろう。何の野菜だろう、何の食べ物だろうと、1回読んだだけではすべてを見切れないくらいのものがあるので、ひそかに毎回いろいろ発見しながら読んでいました。
子供にとっても絵本はいろんな発見ができるものですが、この絵本は特に、大人も子供も夢中で読めて、絵本の世界に入っていけるような作品だと思います。あんまり好きすぎて、1週間毎日この絵本を読まされるなんてこともありました。図書館で借りてシリーズを読みましたが、別の本にあったアイテムがまた別の本に描いてあったりと、シリーズで読むともっと楽しめる作品です。8歳の子供は今でもたまに出してきて読んでいます。子供にはもちろん、大人にもぜひおすすめの絵本です。

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