35ナビ/産後ナビ 産後のママ応援団

子供のサンダル:いつから履ける?足の成長に寄り添う選び方

夏の暑い日、公園や水辺で遊ぶお子さんの足元に「サンダル」を履かせたいと考えるママも多いのではないでしょうか?「いつから履かせていいのかな?」「まだ早いかな?」と、足の成長を考えると心配になりますよね。ここでは、お子さんの足の成長に寄り添ったサンダルの選び方と、いつから履かせても良いのかの目安について、優しく丁寧にお伝えします。

子供の足の成長とサンダル選びのポイント

赤ちゃんの足は、大人の足とは全く違います。骨が未熟で柔らかく、土踏まずもまだ形成されていません。そのため、靴やサンダル選びには、特に注意が必要です。

サンダルを履かせ始めるのは、一般的に「一人でしっかり歩けるようになってから」が目安とされています。歩き始めの時期は、まだ足の骨格や筋肉が不安定なため、足全体を保護し、正しい歩行をサポートしてくれるファーストシューズを履かせるのが理想的です。

また、小さな子供というのはお構いもせずに濡れる、泥んこ遊びをするなど大人が想定する上を行く行動や遊びをします。その中でもサンダルの用途を考えると、たくさん歩けるサンダルと海やプールなどで濡れてもいいサンダルは違って当然です。

私の友人のAさんは、「歩き始めたばかりの頃、可愛いサンダルを履かせたかったけど、小児科の先生に『まずはしっかり足にフィットする靴で歩く練習をさせてあげて』って言われて、我慢したよ」と話していました。足の成長を第一に考えることが大切ですね。

子供の足にいいサンダルの選び方

お子さんの足の健康を守るためには、以下のポイントを意識してサンダルを選びましょう。

ポイント おすすめのサンダル 避けた方が良いサンダル
1. 足にしっかりフィット かかとや足首をホールドするストラップ付き かかとや足首を固定できないもの
2. つま先が保護されている つま先が覆われているクローズトゥタイプ 指先がむき出しになっているタイプ
3. ソール(靴底) 適度な厚みと柔軟性があり、滑りにくい 薄すぎる、硬すぎる、滑りやすいもの
4. サイズ 足の指先に5~10mm程度の余裕があるもの 大きすぎる、小さすぎる、ぴったりすぎるもの

ワンポイント:つま先がむき出しになっているサンダルは、転んだ時に指をぶつけやすく、怪我の原因になりやすいです。特に活発に動き回るお子さんには、つま先が覆われている「クローズトゥタイプ」のサンダルがおすすめです。これにより、足の指をしっかり保護し、安全に遊ぶことができます。

サンダルデビューの時期と注意点

サンダルデビューは、お子さんが一人でしっかりと歩けるようになってからが目安ですが、さらに以下のような点に注意して選んであげましょう。

  • 時期:歩行が安定し、足の運びがスムーズになった頃(一般的には2歳頃から)がおすすめです。足元が不安定なうちは、足全体をサポートする靴を履かせてあげましょう。
  • 用途:サンダルは、あくまで公園遊びや水遊びなど、特定のシーンで短時間使用するサブの履物と考えると良いでしょう。長時間歩くお出かけには、足に負担の少ないスニーカーがおすすめです。
  • 試し履き:購入する際は、必ずお子さんに履かせて、サイズやフィット感を確かめてください。靴下を履かせる予定がある場合は、靴下を履いた状態で試すのが良いでしょう。
  • 靴擦れ:サンダルは靴擦れを起こしやすいです。初めて履く際は、長時間履かせず、こまめに足の状態を確認してあげましょう。必要であれば、絆創膏などで保護してあげてください。

私のママ友のBさんは、「サンダルって、サイズ選びが本当に難しいよね。すぐに大きくなるからって大きめを買ったら、ぶかぶかで逆に危なかった経験があるよ」と話していました。足に合ったサイズを選ぶことが、何よりも大切ですね。

Q&A:ママたちの疑問に答えます

Q1: 赤ちゃんが歩き始める前のサンダルはありますか?

A: 赤ちゃんがまだ歩けない時期に、足元のおしゃれとして履かせるサンダル風のベビーシューズもあります。しかし、これは歩行を目的としたものではありません。歩き始めの時期は、ファーストシューズで足全体を保護してあげましょう。

Q2: 子供のサンダルは、マジックテープとバックル、どちらが良いですか?

A: どちらもメリット・デメリットがあります。マジックテープは着脱が簡単で、お子さん自身でも履きやすいですが、砂などが付くと粘着力が弱まることがあります。バックルはしっかり固定できますが、着脱に時間がかかり、お子さん一人では難しい場合があります。

Q3: つま先がむき出しのサンダルは、本当に避けた方がいいですか?

A: はい、特にお子さんが活発に動き回る場合は、つま先が覆われている「クローズトゥタイプ」がおすすめです。指先がむき出しだと、つまずいた時や、段差にぶつかった時に怪我をしやすいです。海やプールなど、特定の場所で短時間使用する際は、保護者が注意深く見守ってあげましょう。

Q4: サンダルのサイズは、どのくらいの余裕があれば良いですか?

A: サンダルも靴と同様に、足の指先に5~10mm程度の余裕があるものを選びましょう。これにより、足の指が自由に動かせ、足の成長を妨げません。ただし、大きすぎると足が中で滑り、転倒の原因になるので注意が必要です。

Q5: 毎年サンダルを買い替えるべきですか?

A: お子さんの足はすぐに成長するため、基本的には毎年新しいサンダルに買い替えることになります。また、去年のものがまだ履ける場合でも、劣化していないか、足のサイズが合っているかをよく確認してから使用しましょう。

まとめ:足の成長を見守り、夏の思い出を安全に

お子さんのサンダル選びは、デザインの可愛らしさだけでなく、足の成長を第一に考えることが何よりも大切です。足にしっかりフィットして、つま先を保護してくれるサンダルを選ぶことで、夏の遊びを安全に楽しむことができます。そして、サンダルはあくまで特定のシーンで使うものと捉え、普段は足全体をサポートしてくれる靴を履かせてあげましょう。

「まだ早いかな?」と悩む時は、ぜひお子さんの足の成長を第一に考えてあげてください。もし選び方に不安を感じたら、ベビー用品店の専門スタッフや、かかりつけの小児科医に相談してみるのも良いでしょう。ママの優しい気遣いと賢い選択が、お子さんの健やかな成長に繋がります。

どうぞご自身を大切に、そしてお子さんを大切に、この夏、お子さんとの素敵な思い出をたくさん作ってくださいね。応援しています!

  • B!