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正月 赤ちゃん 寝ない & 生活 乱れる:お祭り騒ぎのツケがきた?リズム崩壊を救うステップアップガイド

「正月に入ってから、赤ちゃんが全然寝ない…」
「昼夜逆転して、生活リズムがぐちゃぐちゃ」
そんな状況に、心も体も限界を感じていませんか?

実は、正月に赤ちゃんが寝なくなるのは珍しいことではありません。
来客、帰省、外出、テレビの音、照明、食事時間のズレ…。
大人にとっては楽しいお正月も、赤ちゃんにとっては刺激だらけの非日常です。

「せっかく整えてきた生活リズムが全部台無しになった」
そう感じてしまうママ・パパも多いですが、
これは“失敗”ではなく、一時的なリズムの乱れにすぎません。

この記事では、
「正月 赤ちゃん 寝ない」状態が起きる理由を整理しながら、
乱れた生活リズムを少しずつ立て直すための
ステップアップ型の考え方と心構えをお伝えします。

正月に赤ちゃんが寝ないときの心構え

① 正月は「いつも通り」を期待しすぎない

まず大切なのは、
正月に普段通り寝ることを期待しすぎないこと。

環境・音・人・光が変われば、
赤ちゃんの眠りが浅くなるのは自然な反応です。
「寝ない=異常」ではありません。

② リズムは「戻せるもの」と知っておく

生活リズムは、崩れたら終わりではありません。
赤ちゃんの体内時計は、
数日〜1週間ほどで十分リセット可能です。

今は崩れていても、
「正月が終われば戻せる」と知っているだけで、
ママ・パパの心の余裕は大きく変わります。

③ できることは“1つだけ”でいい

全部元に戻そうとすると、確実に疲れます。
正月明けに向けて意識するのは、まず1つだけ。

朝はカーテンを開ける

夜は照明を暗くする

お風呂の時間を一定にする

どれか一つで十分です。

④ 寝かせようと「頑張りすぎない」

「早く寝かせなきゃ」と焦るほど、
赤ちゃんにも緊張が伝わります。

抱っこでも、添い寝でも、
今は眠れればOKという視点を持つことが、
結果的に回復への近道になります。

⑤ 正月明けは“段階的回復”で大丈夫

いきなり元の生活に戻そうとせず、
2〜3日かけて少しずつ整えていくイメージで。

赤ちゃんだけでなく、
大人の生活リズムも同じく乱れています。
家族全体のリハビリ期間だと思ってください。

正月に赤ちゃんが寝ないのは、
ママ・パパのやり方が間違っているからではありません。
それだけ、環境が大きく変わったということ。

焦らず、比べず、少しずつ。
このガイドが、リズムを取り戻す一歩になれば幸いです。

1. なぜ正月明けに「寝ない・乱れる」が起きるのか?

赤ちゃんの自律神経は非常に繊細です。大人が思う以上に、年始の環境は赤ちゃんにとって刺激が強すぎます。

  • 過覚醒(オーバーシミュレーション): 普段会わない人、テレビの大きな音、明るい照明。これらが赤ちゃんの脳を興奮させ、眠りを妨げます。
  • 日中のルーティンの消失: お昼寝の時間に外出、授乳の時間がズレる。これにより「次に何が起きるか」の予測ができなくなり、不安からグズリが増えます。
  • 温度・環境の変化: 帰省先での慣れない寝具や室温。これだけでも眠りの質は劇的に低下します。

2. 生活リズムを「ゆるリセット」する3つのステップ

ステップ 具体的なアクション 目的
Step 1: 朝の光固定 どんなに夜泣きしても、朝7〜8時にはカーテンを開け、朝日を浴びさせる。 体内時計のスイッチを入れ直す
Step 2: 入眠儀式の復活 お風呂→絵本→授乳など、固定のルーティンを毎日同じ時間に。 「寝る時間だよ」と脳に覚えさせる
Step 3: 静寂の時間を作る 夕方17時以降はテレビを消し、照明を落として「夜の環境」を作る。 過剰な興奮を落ち着かせる

3. 赤ちゃんの眠りに関するQ&A

Q1. 夜泣きがひどくなりました。正月が終われば治りますか?
A. 環境の変化による一時的なものが多いため、1〜2週間かけて元のルーティンを繰り返せば、徐々に落ち着いていきます。
Q2. 外出先で寝てくれない時は、どうすればいい?
A. いつも使っているタオルや、ママの匂いがする衣類をそばに置いてください。少しでも「いつもの環境」を再現することが安心に繋がります。
Q3. 寝る時間が21時、22時と遅くなってしまいました。
A. いきなり19時に戻すのは困難です。15分ずつ、数日かけて徐々に前倒ししていきましょう。
Q4. 昼寝を長くしすぎてしまったら?
A. 夕方17時以降に眠ってしまうと夜に影響します。16時半には優しく起こし、夜への眠りに繋げましょう。
Q5. 寝かしつけ中にママがイライラしてしまいます。
A. ママの緊張は赤ちゃんに伝わります。「寝なくても死なない」と割り切り、一度その場を離れて深呼吸をしてください。

4. まとめ:カレンダーを無視して「赤ちゃんの時間」に戻るあなたへ

「正月なんだから少しくらいズレてもいいよ」……そんな周りの言葉を真に受けて、後で一番苦労するのはママであるあなたですよね。静まり返った夜中に、なかなか寝ない赤ちゃんをトントンしながら「どうして寝てくれないの」と泣きたくなる気持ち、本当によく分かります。あなたは何も間違っていませんし、赤ちゃんも決して困らせようとしているわけではないのです。

これからは、世間のカレンダーではなく、あなたと赤ちゃんだけの「元の時間」をゆっくり取り戻していきましょう。一度に全部直そうとしなくて大丈夫。まずは、明日カーテンを開けることから始めてみてください。一歩ずつ、確実に、穏やかな夜は戻ってきます。赤ちゃんが安心して眠れる環境を作ろうと奮闘しているあなたの愛は、必ず伝わっていますよ。今夜はどうか、あなた自身の心もトントンと労ってあげてくださいね。

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