私が産後にダイエットしようと考えたきっかけは、産後も変わらず活躍するモデルや芸能人に憧れたからです。私は芸能人の井川遥さんが大好きです。井川さんは現在男女2人のお子さんをもつママさんなのですが、そんなことは微塵も感じさせない美貌には本当に憧れます。もちろん芸能人の方は、産後のダイエットにかけられるお金も時間も一般人とは違います。ですので憧れはしますが、例えば井川さんの産後のダイエット方法を調べてそのまま真似するということははじめからしませんでした。もとが違うので、参考にならないかなと思いました。
当時どんなダイエットを考えていたかというと、産後で授乳中ということもあったので、あまり食事制限などはしないようにして、運動系の何かで痩せようと考えていました。痩せるというと人よりも美しくというイメージですが、そこまでの気持ちではなくて、あくまでも自分なりに妊娠前程度に戻したいなという思いでした。私がダイエットしたいと考えていたのはほかにも理由があります。色々な情報によると産後はホルモンなどの分泌も不安定になり産後うつというものに陥る人もいるらしいとのことで、軽い運動はそのようなうつにも多少は効果があるとのことでした。産後うつの予防にはどの程度きくかわかりませんが、害はないようなのでやはり運動はしてみようと決心しました。
どのような運動をしようか色々と検討していたときに、赤ちゃんと一緒にできるヨガ教室というものがあると知りました。自分にぴったりだなと感じて、子どもの首が座った生後4か月にヨガ教室の体験を申し込んでみました。ヨガ教室は自宅から近くはなかったです。自宅からバスで最寄りの駅までいってそこから2つ目の駅でした。その駅からは徒歩4分ぐらいでしたが、自宅からは待ち時間も併せて片道４０分、往復1時間半弱。よい気候の時期だったので何とか通っていました。自分の気分転換のためもありました。ヨガの先生は、小学生のお子さんがおひとりいるとのことでしたがとても姿勢よく感じがいい先生でした。赤ちゃん連れのヨガ教室は、とても優しい雰囲気でリラックスできて楽しかったです。
でも少し続けていくうちにやっぱり費用が高すぎるかなと感じるようになりました。初回1500円で体験できるのですが、一回45分で月に4回で6800円。つまり1回1700円かかります。しかも交通費もかかるのでなんだかんだ一回3000円程度の出費になります。さらに赤ちゃんの体調などで休まなければならない場合は、振替などはできません。好きな時に参加したい場合には月謝制ではなくチケット制というものもありました。これは割高にはなりますが、空きがあれば好きな時に参加できて一回1900円でした。好きな時に参加するほうが自分にあっているかもとチケット制に変更しましたが、そのチケットも有効期限が2か月と意外と短く、実際には2回ほど無駄にしました。また、一回ごとに予約の電話をいれなければならないことも少し面倒
ではありました。当時は同じ年頃の赤ちゃんをもつママととにかく話したいという気持ちが、もうそれはそれは大きかったので、そういった意味では無駄ではありませんでしたが家計としては失敗でしたね。ダイエットとしては体重が2キロぐらい減ったかなという程度でした。週に一回ですので、どの程度効果があったかは正直わかりません。
しかし、やはりダイエットのために安くはないレッスン料を払い続けるのは家計的には厳しかったので、近くでもっと安く運動できるところはないか探しました。そのころには子どもも生後１０か月ぐらいになっていて、しかもまだ立ち上がって動き回る感じでもなかったので、まだヨガ教室には行けそうでした。すると割と近くのスポーツセンターで8回4800円程度で参加できるところがあると発見しました。振替などはできませんでしたが、なんと一回600円でした。安いと飛びついて早速通い始めました。ヨガ専用教室とは違い、アロマの香りなどもしませんしロッカーなども、どこかの部室のような古くて簡素な感じでしたが安いので満足できました。
そこまでだといい話なのですが、私はさらに欲を出してスポーツセンターまで子どもを前に抱っこして２５分歩けばさらに運動になるかなと考えました。それを続けていたのですが、どうにも腰が重くなり、しまいにははっきりと痛みを感じて自分が整形外科にお世話になることになりました。最近の抱っこひもは、一昔前の肩が痛くなるものではないのですが、赤ちゃんの重さを腰で支えるので結局腰に負担がかかるのです。腰が痛くて、しばらくおばあちゃんのような動きしかできない中でストレスもあり、また授乳のためと称してカロリーをどんどん摂取してしまいました。猛省しても時すでに遅し。痩せようと思って始めたヨガでしたが、結果的には体重はなんだかんだで妊娠前より３キロ増加しました。あんなに考えてよかれと思って時間もお金も費やしたこと考えると、やはりダイエットの結果としては失敗だと人からは言われてしまうのかもしれません。