今回取り上げるのは産後ママさんに注意してほしい熱中症です。
こんな時期に熱中症ってと思われたかもしれませんが、徐々に暖かくなる時期に予防や対策などを知っておくことも大事なことだと思います。
また冬には熱中症にならないと思い込んでいるそこのあなた!実は冬でも熱中症はあるし、注意することはとても大事なんです。
産後特に授乳中は熱中症に要注意!ママも小さな子供も気をつけよう!
授乳中は体の水分が不足しやすく、熱中症になってしまうケースもあるので注意が必要になります。
赤ちゃんの生後5~6か月だと1日当たり約1リットルの母乳が出ると言われています。これはもちろん個人差があり、
もっと出る方も少ない方もおられると思いますが、それだけ母乳の素となる水分も体外に出てしまうわけなので
水分摂取が重要になります。
これが夏の暑い時期だと汗による水分の蒸発や意気地や家事の忙しさでついつい自分のことは後回しになり
気が付くと水分不足に陥っているという場合も考えられるんです。
となると夏シーズンの水分摂取の目安というのはどのくらいだと思いますか?
実は夏の水分補給の目安は1日当たり最低でも2.5リットルといわれているんです!
こんな水分量飲めないよと思っているかもしれませんが料理に含まれるものなども含むので
いつもより意識して水分補給をすると大丈夫なレベルなんですよ。
だからといってコーヒーや緑茶などのカフェインが含まれているようなものだと利尿作用があるので
ちゃんとした水分補給にならないし、授乳中はカフェインもアルコールも避けるべきですよね。
熱中症の症状はどんなもの?
熱中症はどんな症状が出るのか確認していきます。
熱中症は症状が段階的にひどくなっていくので、対策するのにもまずはその症状がどういったものなのかを見極めることが重要になります。
大人の場合は自己判断もある程度正しくできるのですが、それが赤ちゃんや小さな子供の場合なかなか判断が難しい場合はあります。
軽度の熱中症
- めまい
- たちくらみ
- 手足のしびれ
- 筋肉痛
- こむら返り
こういった症状が軽度の熱中症の段階です。
これらの症状があると熱中症かもと疑ってもいいでしょう。
中度の熱中症
- 吐き気、嘔吐
- 頭痛
- 倦怠感
- 集中力や判断力の低下
室内にいるからこのような症状が出ても熱中症ではないという判断はしないように!
特に梅雨が終わって一気に夏の暑さが襲ってくるような、体が夏の暑さになれていないような時期は要注意ですよ!
重度の熱中症
- 会話がままならない
- 体に熱がたまり歩くのも困難
この段階に着たら、有無を言わせず病院に一直線です!
自分で行けないようだと救急車や周囲の方を頼るのも身を守るためには必要なことだと思いますよ!
ママの熱中症と赤ちゃんの熱中症の両方に注意する
産後、特に授乳中はママさんでも熱中症になりやすいと言われます。
その理由としても母乳を作るためには水分と血液が原料になるために、体の中で水分が母乳のために使われて
水分不足になりやすい状況になっています。
また赤ちゃんの方は自分ではなかなか体温のコントロールや体の水分をキープすることが難しいため
やはり同じように水分不足は注意しなければなりません。
熱中症の対策
熱中症の対策というのは予防となってしまった場合の対処方法を知るということが重要になっていきます。
熱中症の予防
熱中症はならないのが一番ということでまずはその予防法を知っていきましょう。
- 適した服装
- 炎天下などを避け日陰で過ごす
- 水分や塩分の補給を意識する
- 睡眠などの生活習慣を整える
この4つのポイントが熱中症の予防として意識していきたいところです。
熱中症の予防は特に高齢者の方がニュースで報じられるように、暑さに対して負けない丈夫な体作りが必要になります。
屋外屋内とわず、その場に適した服装で体の温度管理をしっかりしていき、のどが渇いているとか乾いていないにかかわらず水分や塩分の補給をこまめにすることが大事になります。
また自分は大丈夫だろうということで長時間の炎天下で直射日光を浴び続けたりすることを避けてなるべく日陰ですごし、睡眠時には寝具にも気を付け、エアコンや扇風機をうまく使うようにしていきましょう。
これはママさんでも小さなお子様でも同じです。しかし特に小さな子供の場合は自分でうまく判断することが難しい場合もあるので親が積極的に子供の熱中症予防をしてあげるといいですよね。
ママさんは水分の補給時にコーヒーなどの利尿作用のある飲み物は避けるようにした方がいいですよ。
熱中症になってしまった場合の対策
熱中症になってしまった場合、その段階によって対処方法は異なります。
意識がないような場合は迷わずすぐに救急車などで病院に運んでお医者様に見てもらいましょう。
意識がある場合は、涼しい場所で安静にして体を冷やすようにします。
その際に水分や塩分を十分補給しましょう。経口補水液などがあればうれしいですよね。それでも改善しないようなら医療機関に連れて行ってあげましょう。