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産後の猫背を改善するコツ|腰痛、肩こり、頭痛からの脱出法

出産でやっと赤ちゃんと会えた感激も束の間で、産後のママさんが抱える痛みは様々なものがあります。

腰痛や肩こり、頭痛、背中の痛みなどがある他にも、太りやすくなったり、おっぱいがしぼんだりもします。

また、そのまま猫背を根本的な改善をせずに長年付き合ってしまうと、更年期障害もきつくなるんです。

産後の悩みは骨盤矯正だけではありません。

もし、産後にこれらの痛みがあり、他人から『あれ?太った?』などと聞かれる事があるなら、猫背が原因かもしれません。
そこで猫背を矯正して、キレイな立ち姿と健康な身体を手に入れてみませんか?

このページでは、産後に猫背になってしまいやすい理由から、矯正に最適なストレッチ、食生活まで『産後の猫背』の悩みを解消するための情報を満載して行きます!

産後に猫背になってしまう理由

産後に猫背になってしまう理由は1つではありません。

主な理由としては

・骨盤のゆがみによる痛みをかばう
・産後の授乳中や赤ちゃんを抱っこする姿勢
・疲れから来る筋肉の張り
・授乳による栄養バランスの乱れ

これらの理由が考えられます。

もちろん、個人差もありますので、何か1つに原因が限られている場合もあります。

しかし、骨盤のゆがみも座り方で矯正を行っていく事が可能ですし、栄養バランスを改善できる食生活を見直すだけでも、かなりの改善効果が期待できます。

また、ストレッチも猫背改善の効果が高いですし、歩き方や家事で食事を作っている時や、赤ちゃんを抱っこする時のちょっとした意識でも猫背の改善は可能ですよ♪

猫背になると起こるこんな事

産後に猫背になると様々な身体の不調につながります。

冒頭でも触れた肩コリや頭痛、腰痛はもちろん、内臓の機能低下による便秘や下痢、免疫力の低下で風邪をひきやすくなったり、肌の調子も悪くなります。

実は、あるデータによると男性、女性に関わらず、猫背になっている方は長生きできないという意見もあります。

また加齢とともに訪れる深刻な悩みである更年期障害の原因にも猫背が関係しており、体内の巡りが悪くなりやすい事から、様々な体調不良の引き金にもなってしまいます。

将来、子供も独り立ちして、これから好きなことを思いっきりできると考え始めたら、その頃には『すでに身体がボロボロという事』も起こってしまうかもしれません。

一度しかない人生を思いっきり楽しむためにも、猫背は改善したい症状なんですね。

産後の猫背の治し方

産後の猫背の治し方には大きく分けて3種類の取り組み方があります。

・歩き方
・ストレッチ
・栄養面

この3種類になります。早速ですが、この3つを一緒に詳しく見て行きましょう。

歩き方での猫背の治し方

歩き方で猫背を治すには、『呼吸』と『歩幅』を意識するのが大切です。

呼吸は、腹式呼吸を意識します。
ゆっくりと鼻から息を吸い込み(この時、お腹に空気をためます。)、ゆっくりと吐き出すという呼吸なのですが、これを意識しながら歩きましょう。

ウォーキングを行っても良いですが、時間がなければウォーキングでなくても大丈夫です。

歩幅は、大きすぎないようにしましょう。
猫背が常態化していると腰痛を感じておられる方も多いので、負担をかけないためです。

ストレッチでの猫背の治し方

ストレッチでの猫背の治し方(矯正と言った方が正確かな。)は、背中の痛みや腰痛の改善にも一役買ってくれます。

やり方は簡単です。

①壁に向かって横向きに立ちます。
②腕を真上に上げて壁に触ります。
③壁に手を付けたまま、右腕なら左に左腕なら右に身体を反らします。
④軽い痛みを感じるくらいまで腕をテコにして背中を反らします。
⑤反らしたままの姿勢で大きく腹式呼吸を3回行います。

これを1セットとして、毎日、朝昼晩の各1回ずつ行います。

これは、猫背になっている状態で短く“詰まっている大胸筋を伸ばす”事と“肩甲骨を左右から内側にくっつけてあげる”事によって猫背で固まっている大胸筋と背筋を柔らかくしてあげる事ができます。

また、このストレッチのやり方の②にあった腕を上げる高さを、真上、中段、下段と変えてあげて同じ動きを行う事で、バストアップ効果も出ますよ。

栄養面での猫背の改善

猫背になる事で内臓の機能低下が起こっている事は序盤の方でもご紹介しましたが、実は猫背になっているから内臓の機能低下が起こっているという事と、その逆もあるんです。

つまり、内臓の機能低下によって疲れを感じて痛みもあるから、自然とかばってしまって猫背になってしまうというケースです。

これには、葉酸や鉄分、カルシウム、マグネシウムが関わっていて、これは産後の産褥期でも必要になる栄養素と言われています。

これらをすべて毎日の食事でバランスよく補う事ができれば理想的なのですが、なかなか難しい部分もあります。

この部分では、葉酸と鉄分が補えるサプリメントなどを使うのが良いでしょう。

授乳中のママさんなら、赤ちゃんに与える母乳の質・量ともにあげる働きが期待できる『葉酸サプリ』を使うのも良い選択肢の1つですね。

産後の猫背改善と骨盤矯正に効く座り方

産後の猫背改善と骨盤矯正の両方に効果を期待できる座り方をご紹介します。

その座り方とは、『両足の裏をくっつけたあぐら』なんです。

脚を組んでいるわけではないので厳密に言えばあぐらではないのですが、
この座り方を意識する事で、『脚の付け根から骨盤を締める方向に加わる力』を与える事になります。

この時に意識して欲しいのが、『両膝の外側を床面に近づけるようにする』という意識です。

身体が硬い方は、最初は難しく感じるかも知れませんが、最初は『できる範囲での意識』で構いません。

産後は、赤ちゃんのお世話を中心にするために『床生活』をするという事になります。

オムツ換えや授乳などのお世話は、床面に敷いた布団やタオルなどに赤ちゃんを寝かせて行うようになるからです。
そうなると必然的に座り方も床にペタッと座る事になるはずです。

産後に骨盤矯正が充分にできていないと、これも猫背の原因になってしまいます。

『両足の裏をくっつけるあぐらで両膝をできる限り開く座り方』を意識する事で、股関節の可動域も大きくなりますので、腰痛の緩和に最適です。

また、授乳中には赤ちゃんをお腹の前で抱きかかえるようにしますが、この時も『枕や厚みのあるクッション』を用意して猫背にならない高さまで赤ちゃんの頭の位置を上げてあげる事で、猫背にならずとも授乳ができるようになりますよ。

猫背改善のメリット

猫背を改善する事で、受け取る事ができるメリットはたくさんあります。

まず、肩と首のコリの改善、頭痛の改善、背中(肩甲骨の中間から背骨中心の腰の少し上までのⅤラインの張り)の痛みの軽減が挙げられます。

猫背が改善されると、圧迫されている内臓にも腹式呼吸で酸素が行き届くため、内臓の機能低下を防ぐ事ができます。

また産後の便秘解消はもちろん、不安定なお腹の調子で起こる下痢も防ぐ事もできます。

さらに、背筋の真反対に位置する大胸筋が鍛えられて、バストアップにも貢献してくれるんですね。

 

立ち姿勢で猫背の原因を作ってるかも!猫背対策の正しい立ち方

例えば、台所に立って料理をしている時、もしくは洗い物をしている時、同じ場所に立ち続けることになるわけですが、この時片足だけに重心をかけてしまっていませんか?
疲れてしまうとついついやってしまうものですが、これは体が余計に疲れてしまうだけでなく、間接的に猫背の原因になってしまうのです。
具体的にどうすれば良いのかと言うと、体の中心に重心をかけるようなイメージで、両足にバランスよく体重をかけて背筋を伸ばして立つのがポイントです。

最初のうちは慣れずに逆に疲れてしまうかもしれませんが、継続していくうちに体が慣れてくるもので、体を疲れさせにくい立方なので、お仕事や家事などで立ち仕事が続く場合は、ぜひ意識してみてはいかがでしょうか?

まとめ

産後の猫背矯正をご紹介して来ましたがいかがでしたでしょうか。

産後の猫背矯正によるメリットはとても魅力のあるものだと思いませんか?

・骨盤矯正と猫背改善の座り方を意識する
・栄養バランスを見直す
・歩き方やストレッチ法などできる事はどんどん実践する
・授乳時や家事の時の姿勢にも留意しながら工夫をする

この4つのポイントを実践するだけで、先ほどご紹介した産後の様々な痛みや悩みの改善や全体的な健康維持効果も実現できるなら手軽ですよね♪

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