今回は、産後の産褥期や子育て中に果物を食べていいのかどうか、そして食べるとしたらどのくらいの量や食べ方をしたら良いのかといったところを見てみたいと思います。
産後ダイエットのためということもありますし、赤ちゃんに与える母乳のためにできるだけ糖質が高くなりすぎない食生活のためでもあります。
またあまり糖質が高い果物をたくさん食べてしまうと、母乳を与えている母乳育児の方が、乳腺炎などの心配も出てきてしまいます。
また断乳して早い段階で母乳を上げないようにしたとしてもそれでも乳腺炎は起こりやすいということが言えるので、あまり糖質が高い食生活は送らないようにした方が良いというのが基本的には理想となります。
でも、気分転換や食後のフルーツなどもともと果物好きの方はやはり食べたくなりますよね。
そこでどういった果物ならどのくらい食べて良いのかといったところも見ていきたいと思います。
産後ダイエットに果物は良くないの?
産後ダイエットに果物は良くないのという疑問を感じるママもたくさんいらっしゃると思います。
果物というと水分もたくさんあって、体の為にもヘルシーで比較的体の為にとって良いイメージがありますよね。
もちろんそのイメージ自体は決して間違いではありません。
例えば・・・産後ダイエット中に糖質が非常に高い食パンや白米などをたくさん食べてしまうよりはフルーツをたくさん食べた方が良いと言っても決して間違いではありませんし、水分も一緒に摂ることができます。
またフルーツには比較的ビタミン類もたくさん含まれており、カリウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれているものもあります。
ですが、果物の中に含まれている加藤は吸収率が高く非常に血糖値を急激に上げてしまう作用があるため、ちょっと注意が必要であることも事実なんです。
産後ダイエット中や母乳育児中に血糖値が急に上がってしまうと、それだけ太りやすくなってしまいますし、母乳にとっても決して良い影響がありません。
また先ほどもご紹介した通り乳腺炎の心配も出てきますのでやはり適量に抑えたいところです。
果物の食べ過ぎで乳腺炎になるってホント?
果物食べ過ぎだけが乳腺炎になってしまうというわけではありません。
乳腺炎になってしまうもう1つの原因としては、結構の悪さにつながる冷え性が挙げられます。
体を冷やしてしまうと母乳は、血液と水分から作られているので、血行が悪くなることによって乳腺も詰まりやすくなってしまうんです。
果物の中にはカリウムもあり、産後のむくみ予防に良い果物もあるのですが、その反面、カリウムが多めに含まれている果物は、体を冷やしてしまいやすいという特徴もあります。基本的には南国の暖かい地域で育った果物はカリウムが比較的多く、体を冷やしやすい特性を持っています。
例えばバナナ。
バナナは比較的糖分も高く体のエネルギー補給には向いている果物なのですが、その一方で、カロリーが非常に高く、産後ダイエット中にはあまりオススメできないという側面もありますし、体を冷やしやすい果物であると言う側面もあるんです。
もし、産後ダイエット中に果物を食べるのであれば、できるだけ北国の方で育った体を温める作用のある果物を食べた方が良いということが言えます。
産後ダイエット中にお勧めの果物は?
産後ダイエット中にお勧めの果物の例としては、いくつかのものが挙げられます。
具体的にはやはり先ほども軽く触れた通り北国育ちで体を温める作用が期待できる果物です。
・あんず
・イチジク
・オレンジ
・さくらんぼ
・ぶどう
・りんご
・もも
これらの果物は比較的体を温める作用が期待できるポリフェノールなどが取れる果物ですので、南国育ちの体を冷やしやすい性質を持っている果物に比べて比較的おすすめで食べて良い果物と言えます。
では一応、避けるべき果物と言う意味で南国育ちで体を冷やす作用がある果物もご紹介しておきたいと思います。
・アボカド
・キウイ
・グレープフルーツ
・スイカ
・バナナ
・パイナップル
・マンゴー
これらのフルーツは、ビタミンCなどが豊富に含まれていて、栄養補給と言う意味では決して悪くない果物なのですが、その反面やはり基本が南国育ちであったり、カリウムが大量に含まれていて水分の排出によるむくみ予防の効果がある反面、体を冷やしてしまいやすい果物ということで、決して食べてはいけないというわけではありませんが、食べるとしてもできるだけ量を控えて食べたい果物ということが言えます。
産後ダイエット中や母乳育児中の果物のまとめ
先ほどご紹介した通り、基本的に果物というのは南国育ちの体を冷やしやすい性質を持っている果物と、基本的に北国育ちで体を温める性質を持っている果物に分けられることなどがおわかりいただけたと思います。
産後ダイエット中や母乳育児中にできるだけ体を冷やすという事は避けたいので、できることなら北国育ちの体を温める果物を中心とした食後のフルーツの取り入れ方で健康的な食生活を送るようにしたいものですね。
また南国育ちの体を冷やしやすい性質を持っている果物といっても、全く食べてはいけないというわけではありません。
またむしろ夏なので、室内で赤ちゃんを育てている方にとっては、適度に体を冷やすフルーツを食べた方が良いと言う側面もあります。
このように季節要因によっても多少変わってきますのであまりガチガチに考えすぎないように、もし暑ければ南国育ちのフルーツの方を積極的食べてみるなどそういったことを工夫しながら産後ダイエットと母乳育児を健康的に行えるように工夫して行ってみましょう。
産後の体の回復にフルーツがいい理由
出産という一大イベントが終わるとママさんの身体は思っている以上にダメージを負った状態になっています。このダメージは通常の状態まで回復するには個人差はあるもののおおよそ2か月はかかると言われています。
この間、育児や家事などママさんは忙しく時間に追われたり睡眠不足になったりとなかなか満足のいく回復状態になれずにいます。体の回復のためには多くの栄養も必要になり、母乳のためにも栄養が欠かすことができません。
そのためにも普段の食生活以上に栄養を補給すると考えるとフルーツは多くのビタミンやミネラルの補給に適しているんです。