自分ではなるべく子供の手の届かない所に置いているつもりのスマホですが、気が付くと行方不明になっている事があります。
いつの間に取ったの?と思うくらい盗みが上手で取ってから隠すまでも早いので、これはもうプロの技です。
隠し場所はおもちゃ箱の中やソファの下、カーテンの向こう側が多いのですが時にはとんでもない所に隠していてビックリする事があります。そんな所に隠す発想なんて私には無いなぁ、と子供を感心しながら宝探し気分で探しています。子供にどこに隠したの?と聞いてももちろん教えてはくれません。なかなか厳しいです。
捜索時間はだいたい数十秒がほとんどですが、中にはレベルが高すぎる宝探しもあります。子供の行動パターンを思い出して探して行くのですが、おもちゃ箱やソファの下などのいつもの場所を探しても全く見つかりません。引き出しの中かなと思い探して見てもありません。玄関や靴箱など、いつもと違う所を探してももちろんありません。30分くらい探し回ったと思います。
さすがに疲れてきて、他にも用事があったので最終手段を使いました。それは、行方不明中の私のスマホに旦那さんのスマホから電話をかけるというものです。電話をかけて鳴っている音を頼りに探して行くと、一度探したはずの玄関へたどり着きました。ここは探したけど無かったのになと思いながらも、音を頼りに少しずつスマホに近付きます。すると靴箱の中からスマホの音が聞こえてきました。靴箱を開けて見るとスマホは目には見えません。え?と思いながらも靴を一つ一つ動かして探していると、まさかの靴の中から見つかりました。靴箱の中の靴の中に隠していたみたいです。しかも、旦那さんの靴なのでスマホがスッポリ靴の奥まで入ってしまいます。これはなかなか見つける事は出来ませんよね。靴を持って傾けないとスマホは出てこないので目だけで見つけることは無理でした。
子供の発想力はすごいなと改めて感じさせられ、それと同時に対策も考えなければと思いました。かといって玄関とリビングを仕切っている扉に柵を新たに設置したり靴箱の扉が開かないようにしてしまうと子供の行動範囲が狭すぎてかわいそうなので、それはやめました。隠すならおもちゃ箱に、と思ってその日から子供にはおもちゃ箱に隠すように一生懸命練習しました。今ではほとんど毎回おもちゃ箱に隠してくれています。私も隠されて困る物はなるべく取られないように気をつけていますが、心のどこかでまたあんなにレベルの高い宝探しをしてみたいと思っている自分がいます。