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食べないを食べるに変えた簡単離乳食

離乳食を食べてくれないと悩んでいるママはとても多いのではないでしょうか。
私も初めての離乳食のときはとても悩みました。

市販の離乳食を使うときは、外出した時や自分の体調が悪くて料理ができない時でなくてはならないという真面目すぎる考えで頭を固めてしまっていたため、1日3度の離乳食作りは大変でした。
しかも、野菜や魚を茹で、すり鉢でなめらかになるまで…そこまでやって食べさせても、一口目でおえっと出されてしまうこともよくありました。

そんな離乳食嫌い(?)な我が子は、のど越しがなめらかなヨーグルトはよく食べていたのです。
しかも無糖のヨーグルトでもおいしそうに食べていました。
あまりにもヨーグルトを食べるので、主食がヨーグルトになっていたくらいです。

離乳食があまり進まず、ごくりと飲めばいいヨーグルトばかり食べていることが心配になり、小児科で相談してみることにしました。
「無糖ヨーグルトであれば糖分の過剰摂取の心配もないから大丈夫でしょう。」と言ってくれました。

そんなある日のこと。
離乳食を準備していたら、テーブルに置いておいた納豆のパックを子供が1人で開けていました。
1人で開けられたことに驚いた私ですが、さらに凄まじい光景が…。

ヨーグルトを入れておいたお皿に納豆を入れ、スプーンでグルグル混ぜておいしそうに食べ始めたのです。
確実においしくないであろう組み合わせの食べ物ですが、子供にとっては口当たりとのど越しが良かったのかもしれません。

そして「ヨーグルトをベースにすれば、この子はなんでも食べられるのではないか。」と私は思ったのです。
この予想は的中し、それ以降の離乳食はすべてヨーグルトと混ぜることで食べてくれました。

時には、ヨーグルトのかわりに納豆をベースにすることもありました。
納豆と刻んだソラマメやほうれん草ヨーグルトなど、栄養はあるけれど見た目にはおいしくなさそうなものがたくさんできました。(苦笑)

「離乳食はきちんと作らなきゃ!」と思えば思うほど負担になりますし、離乳食を食べてくれないとなると、さらなる負担になってしまいます。
しかし、子供の好きなものを1つでも発見できたらラッキーと思って、それをベースに開発してみればいいのではないでしょうか。

離乳食は「親が作らなければならない食事」と頑張ってしまうよりも、「子供と一緒に実験しながら作ってみる」と考えるだけでも楽しい時間になります。

ヨーグルト納豆を食べていた我が子は小学生になり、その頃の話をすると「えー!まずそう!」と驚きながら笑っていました。
大変だなと思う離乳食でも、数年後には笑い話のネタになるものです。

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