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【進級 ストレス 子供】「去年は大丈夫だったのに」を防ぐ!新しい環境への不安を自信に変えるメンタルケア

進級、おめでとうございます!一つ上の学年になり、クラスも先生も新しくなるこの時期。「もう2年目だから」「お兄ちゃん、お姉ちゃんになったんだから」という周囲の期待は、実は小さなお子さんにとって大きなプレッシャー(重石)になっています。去年までは元気に通えていた子が、急に朝泣き出したり、赤ちゃん返りをしたりするのは、心が一生懸命新しい環境に適応しようとフル回転している証拠です。この記事では、進級に伴う「見えないストレス」の正体と、その解きほぐし方を詳しく解説します。

1. 進級ストレスが引き起こす「心のSOS」サイン

言葉で「不安だよ」と言えないお子さんは、体や行動でサインを出します。これらはわがままではなく、心の容量がいっぱいになっている状態です。

  • 「赤ちゃん返り」の再来: 一人でできていた着替えや食事を「やって!」とせがむ。これはママの愛情を確認して、心の充電をしようとする本能的な行動です。
  • 些細なことでの「激しいかんしゃく」: 園で一日中「良い子」を演じて緊張している分、一番安心できるママの前で感情が爆発してしまいます。
  • 睡眠の質の変化: 寝付きが悪くなる、夜中に何度も起きる、うなされる。脳が寝ている間も新しい情報を処理しようと戦っています。
  • 「お腹が痛い」「足が痛い」: 精神的な緊張が自律神経を通じて筋肉や内臓に伝わり、実際に痛みとして現れることがあります。

2. 担任交代・クラス替え……「変化」への適応メカニズム

子どもにとって、先生が変わることは「世界のルールが変わる」ことと同じくらいの衝撃です。

変化の内容 お子さんの心理的負担 ママができるサポート
担任の先生が変わる 自分の「良さ」を分かってくれる人がいなくなったという喪失感。 「新しい先生も、あなたの素敵なところをすぐ見つけてくれるよ」とポジティブに伝える。
クラスメイトの変化 仲良しの子と離れた不安、新しいパワーバランスへの緊張。 園での出来事を「聞き出そう」とせず、ただ隣でゆったり過ごす時間を作る。
教室の場所が変わる 物理的な居場所の喪失。視覚的な情報が新しくなり、脳が疲弊。 家の中だけは「いつもの配置」を崩さず、絶対的な安心感を提供する。

3. 進級後の「心のガソリン」を補給する3つの習慣

  • 「特別タイム」を1日5分だけ作る: 下の子がいる場合、特に有効です。5分間だけ、スマホを置いて上の子だけを全力で抱きしめ、お話を聞く。この「濃い時間」が心の安定剤になります。
  • 「頑張ってるね」の具体化: 「お兄ちゃんでしょ」は禁句。「今日も新しい先生におはようって言えたんだね」「重いカバンを自分で持ったね」と、小さな「できた」を具体的に褒めましょう。
  • 週末の「完全オフ」: 進級後の4月、5月は習い事やイベントを詰め込まないこと。家でパジャマのままダラダラ過ごす時間こそが、月曜日からの活力を生みます。

【体験談】進級の荒波をどう乗り越えた?

① 成功体験: 「年中に進級して突然の登園しぶり。担任の先生に相談したら『園ではリーダー役を頑張りすぎています』とのこと。家では思い切り赤ちゃん扱いして甘えさせたら、2週間で落ち着きました。」(30代・ママ)

② 失敗体験: 「『もう年中さんでしょ!泣かないの!』と突き放してしまいました。結果、チック症状(まばたき)が出てしまい、本人のプレッシャーに気づけなかった自分を責めました。」(20代・ママ)

③ 成功体験: 「進級後の4月は夕飯を18時に食べさせ、19時半には就寝。睡眠をたっぷり取らせることで、朝の不機嫌が劇的に改善しました。」(30代・ママ)

④ 失敗体験: 「クラス替えで親友と離れた息子。無理に新しい友達を作らせようと遊びの約束を詰め込みましたが、息子は疲れ果てて『もう誰も嫌だ』と引きこもる事態に。」(30代・パパ)

⑤ 成功体験: 「前の先生へのお手紙を一緒に書きました。気持ちを整理して区切りをつけることで、新しい先生を受け入れる心の準備ができたようです。」(40代・ママ)

Q&A:進級ストレスに関する親の悩み

Q1. 進級してからおねしょが復活しました。叱るべき?
A. 絶対に叱らないでください。これは典型的なストレス反応です。叱ると余計に不安が強まり、悪循環に陥ります。「体がお疲れ様って言ってるんだね」とサラッと流し、防水シーツで対策を。
Q2. 新しい担任の先生と合わないようです。どうすれば?
A. 少なくとも1ヶ月は様子を見ましょう。ママが先生を信頼していないと、お子さんに伝わります。どうしても気になる場合は、連絡帳で「家での様子」を丁寧に伝え、共通理解を深めましょう。
Q3. 朝、泣き叫んで登園を拒否します。休ませてもいい?
A. 体調が悪くないなら、基本的には短時間でも登園させる方が適応は早いです。ただし、ママも限界なら「心の休日」として1日休むのも選択肢。その日は徹底的に甘えさせて。
Q4. 進級後に友達関係でトラブル。親が出るべき?
A. 幼児期はトラブルを通じて社会性を学びます。怪我がない限りは見守り、お子さんの「嫌だったね」という気持ちを受け止めることに徹しましょう。
Q5. 赤ちゃん返りが激しく、下の子への攻撃が心配です。
A. 「上の子ファースト」を徹底してください。下の子が泣いても、まずは上の子の要求(抱っこなど)を先に満たすことで、心の余裕が戻ります。

まとめ:ママへ。不完全な「お兄ちゃん・お姉ちゃん」を愛してあげて

「去年に比べて成長していないのでは?」と焦る必要はありません。今は、新しい地面に根を張るために、目に見えないところでエネルギーを使っている時期です。
具体的なアクションとして、「今日、寝る前にお子さんの耳元で『どんなあなたも大好きだよ。明日もママが守ってるからね』とささやく」。
この言葉は、どんな高価なサプリメントよりもお子さんの自律神経を整え、明日の勇気になります。あなたは十分頑張っています。お子さんと一緒に、ゆっくり、新しい学年の色に染まっていきましょう。

医療的信頼性と根拠:

国立精神・神経医療研究センター:子どもの心の健康

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