35ナビ/産後ナビ 産後のママ応援団

出産はゴールじゃない!あまりにも幸せと地獄生活の始まり

これから生まれてくる我が子、子供がいる生活、全てが楽しみで少し体が重い妊娠後期も出産の痛みなどん怖さでいっぱいでしょう。
そして出産。味わったことのない陣痛、とても痛かった。
みんなの嬉しい顔やかわいい赤ちゃん。幸せがいっぱいでした。
しかしここからが想像していない生活が待っていて大変でした。

母乳で育てる方針で赤ちゃんを産んでからは痛い母乳のマッサージ、赤ちゃんは2、3時間ごとにおっぱいでそのほかも寝かしつけ、寝ても母乳マッサージやらかたづけやらで全くぐっすり寝れないし、起こしてしまうのが怖くて大きい物音もだせれない。そして自分の身なりなんて気にしていられない!!
なのに親戚や友達、会社の人などが出産祝いにやって来る。私はボロボロなのに相手は綺麗に身なりをしてきていてとても恥ずかしかったです。きっと赤ちゃんばっかり見ていて私のことなんて見ていないとは思いますが…
家に帰っても家事なんてとてもじゃないけど、できませんでした。
むしろ赤ちゃんとの時間が少し苦痛になるほど自分はボロボロ。
動きたいけど産後の体はとても痛く(特に下半身)私はバタバタ動くなんて出来ませんでした。
こういう時は母がとても助けになりました。やはり経験済みの母は赤ちゃんをあやしてくれたり、ご飯の用意を手伝ってくれたりとても心強かったです。
しかしそれに対して夫は赤ちゃんのいいとこ取りで、帰宅したら寝ている赤ちゃんを抱っこ。「やっと寝たのに!!」なんてしょっちゅうありました。
なんだか機嫌が悪く泣き止まないなどのときは寝ている私を起こし、女性ホルモンのバランスがおかしくなるのか夫にイライラが止まりませんでした。
イライラが止まらなくなるのを我慢していたところ、なぜか涙がでてきました。
家にこもりっきりであまり出れず、睡眠時間まともに取れない、することが沢山。
なんだか孤立した気分で軽く鬱状態になっていたのかもしりません。
そんな私に夫はどうしたらいいか分からずオドオドしたり見ていないふりをしたり。
そんな姿にさえ私はイライラしてしまいました。

ある日私は爆発してしまいました。不満を全て夫にぶちまけました。
●妊娠の体の変化やしんどさ
●出産の時の痛み
●しんどい時に親戚などの挨拶のつらさ
●睡眠がとれない、帰ってきても赤ちゃんを起こさないで
●家に居てて気分転換できず孤立しているんじゃないか不安
●1人の時間が欲しい。作るのに協力してほしい

このような内容をぶちまけてしまいました(笑)
夫は叫び続ける私を「ごめんね、わかったから落ち着いて」など慰めていましたが、その言葉さえイライラし、「なにもわからないくせに!!」などほとんど一人で修羅場状態でした。でも言ったらスッキリしてびっくりして泣いた赤ちゃんをあやして座りました。
夫は「たしかに痛みやつらさなど分かっているようでわかっていないと思う。このしんどさを変わってあげれることもできない。でもこれからはその辛さが軽減されるように一緒に頑張っていきたい。」
そう言ってくれました。
普段は無口な私がここまで叫び散らしたのは初めてで、きっと驚いたのもあるんだと思いますが…
でももう言い出すと言葉と涙がとまらずにノンストップ状態でした。でもこれがなかったら私はいつまでも不満やストレスを溜め込んでしまってきっとおかしくなっていたと思います。
それからというものの夫は、率先して皿洗いしてくれたりご飯は簡単でいいよなど小さなことから沢山私をサポートしてくれました。
することは中途半端で二度手間だったりしました。
ご飯を作っても生焼きだったり、お皿をあらっても汚れが取れていなかったり、洗濯物を干してくれても下に落ちてしまって汚れてまた洗ったり。
とてもじゃないけどよくできた夫ではありませんでした。
でもその協力してくれようとする姿を見ているとなんだか嬉しくなり、いままでは1人で赤ちゃんを育てているという感じでしたが、それがやっと夫婦2人で赤ちゃんを育てているそんな実感が沸いてきました。
そして私の気持ちは少しずつ持ち直し、赤ちゃんが泣いてもニコニコとあやせるようになり円満な生活に徐々に戻って行きました。
我が家にとっては一番の修羅場な時でした。

妊娠、出産は女性だけが味わえる幸福なことです。しかし、同時に苦労することも沢山あります。
妊娠後はとてもすることが沢山あります。
その中でも自分しかできないことも沢山あります。
ホルモンバランスの崩れで辛い時も沢山あります。
我慢我慢せずにまわりにたよってください。じゃないと自分が壊れてしまいます。
自分が壊れてしまうと赤ちゃんにとっても可愛そうです。
いつもニコニコ赤ちゃんにとっていいママでいるためにも、ママ自体が一人になってしまわないように悩みや辛さがあるならそれを言い、どんどん周りの人を子育てでも巻き込んでいってほしいと思います。
巻き込んでいくことによって家族はひとつになり、より良い関係を結んでいけると思います。

  • B!