私が産後に苦しめられたのはイライラや不安感です。今思えば産後鬱だったのかも知れません。それほど気分の落ち込みが激しかったです。
出産後、退院をして自宅へ戻りました。事情があり実家には頼れなくて、夫と二人で頑張ることにしました。たまにお義母さんが助けに来てくださいましたが、遠方なのであまり長居が出来ない状況でした。
初めのうちは産後ハイのような感じで、育児に対して不安などは全くなく、逆にワクワクしていました。でも、産後1ヶ月が経とうとした頃からだんだんに異変が生じました。
新生児期はよく寝てくれていた赤ちゃんが、徐々に泣くようになりました。とにかく抱っこをしていないと泣き始めるので、夜もほとんど眠れない日が続きました。日中もずっと抱っこをしていたので全身筋肉痛のような状態になりました。
その辺りから気分が落ち込むようになり、酷いときは居なくなりたいとさえ思うようになりました。赤ちゃんの泣き声を聞くと反射的に体がビクッとなり、軽く過呼吸になります。外へ行くのも億劫になり、一歩も出歩かない日が続きました。
夫は夜勤のある仕事だったので、ほとんど赤ちゃんと二人きりでした。まさか育児がこんなに大変だとは思ってもみなくて、私は毎日辛くて泣いていました。食欲が落ち、身だしなみを気にする余裕なんてありません。家事はほとんど出来ず、その事がらさらに私を追い詰めるのでした。
そしてとうとう赤ちゃんのことを可愛く思えなくなり、母親失格だと自分を責めるようになりました。こんな母親に育てられるくらいなら施設へ預けた方が幸せなのではないかと悶々と考えていました。
周りの子育てをしている人達は子供の事が可愛くて仕方ないといった感じだったので、それと真逆のところにいる私は罪悪感ばかり募るのでした。
そんな私の様子にいち早く気が付いたのは夫でした。夫はとても穏やかな性格で、夜中に赤ちゃんか泣いても絶対にイライラしない人でした。その夫がある日、仕事を早退してきたのです。
びっくりしていると、夫は「短期間だけど育児休暇とったから。大丈夫だからな。」と言ってくれたのです。あのときの気持ちを私は忘れることができません。
出口の見えないトンネルの中にいた私に、一筋の光が指した瞬間でした。
私は全身の力が抜けて、その場に座り込んでしまいました。そして子供のようにワンワン泣いているのを、夫はただただ優しく背中を撫でてくれていました。
夫がそばにいて一緒に育児をしてくれるようになってから、私は少しずつ冷静になっていきました。
冷静になると、気持ちの浮き沈みを早めに病院で診てもらおうという気持ちになれました。しんどくてたまらなかった時は、自分の気持ちに呑み込まれてしまい、どうかしようと思えなくなるのです。それが一番怖いことなのだと、今となってはわかります。
育児ノイローゼで命を落とす方がおられますが、その方々はきっとこの状態が長く続いたのでしょう。気が付いた時には後には引けないようになってしまっていたんだと思います。
病院へ行くことは夫も了承してくれたので、赤ちゃんを夫に預けて病院へいきました。受信したのは産婦人科です。そこで私の病状を話すと「ホルモンバランスの乱れ」だとアッサリ言われてしまいました。精神薬をのむことに抵抗があった私は、そのことを医師に伝えました。すると、漢方薬を勧められました。
産後間もない人によく現れる、精神不安定などの症状に効果を発揮する漢方薬があるとのことで、私は漢方薬を飲むことになりました。
そのままは苦くて到底無理なので、オブラートに包んで服用しています。しかし漢方薬の問題点として、効果の現れ方がよく言われています。相性がピッタリ合えば一週間も経たずして効果が現れるようです。大抵は効果が現れるのに最低3ヶ月は待たなければならないと言われています。
私はどうだろうと不安な中、処方された漢方薬を飲ました。
漢方薬はお世辞にも美味しいとは言えません。独特な臭いが鼻を突き刺します。でもオブラートを利用すればその問題は解決します。私は毎回毎回オブラートの準備だけは欠かせません。
漢方薬を飲みはじめて一ヶ月が経ったあたりから私の体に変化がありました。精神面がすごく落ち着いてきたのです。
夫が育児を手伝ってくれたり、私の悩みを真剣に聞いてくれることも、私が快方へ向かったきっかけだと思います。
漢方薬は本当にじんわり効いてくるので、根気が要ります。でも私の場合は比較的早くに効果が現れたので良かったです。
気持ちが元気になると、赤ちゃんの泣き声も怖いと感じなくなりました。それどころか可愛いと思うようになったのです。その時にやっと今までの私はおかしかったとわかりました。
産後鬱や育児ノイローゼはほとんどの方が経験することだと思います。
命懸けで出産をしたあとですから、体へのダメージは相当なものだと思います。
体や気持ちが少しでもおかしいと感じたら、周りの人に助けを求めたり一時預かりを利用して、とにかく冷静になることが大切です。
体重がなかなか減らないこともストレスに…
私の心を見出したのは、日常生活の事だけでなくなかなか減らない自分の体重でした。
妊娠中は出産すればすぐに元通り。と思っていたので、その時とのギャップがなかなか受け入れられずにいました。
ただ、そこについてはどうしても譲れなかったので授乳中でも安全にできるダイエットとしてスムージーを取り入れました。
スムージーと一言で言ってもいろんなものがありますので、私はダイエットに特化したスムージーを選びその効果の恩恵にあやかろうとしました。
このダイエットであれば自宅でもできるし飲み方も簡単だし、毎日継続すると飽きてしまわないか心配でしたが短期間で結果を出すことができました。
口コミでもスムージーダイエットの効果は大変評判だったのですが、まさにその通りでした。
ダイエットの効果が出るとその嬉しさがありストレスがちょっと軽減されたような気持ちになりました(笑)