35ナビ/産後ナビ 産後のママ応援団

34歳での双子出産後のボロボロの体での育児体験

妊活の末に34歳で出産しました。

ハイリスク出産なので出産3カ月前から管理入院で点滴をずっとしてベッド上で安静にしなければならなかったので、当然、体力は通常の妊婦さんの並みとうわけにはいきませんでした。

出産は帝王切開でしたが、術後良好ですぐに歩けたので自分は大丈夫だと思って退院しました。


まず異常は右耳がボアーンとしたふくらんだ感じになり、携帯電話で電話を受けても右耳では聞き取れない状態でした。

管理入院中に耳が聞こえにくいと担当医に話していたのですが、むくんでいるだけで出産したら治ると言われていました。

が、出産して実家に戻ってもどんどん聞こえにくくなりました。

夜中双子がかわるがわる泣く中、ミルクをつくり寝不足でキレそうでしたが、耳鼻科を受診したところ中耳炎をおこしていました。

治療に何度も実家からぬけだして双子を置いて通院出来なかったので、鼓膜切開をお願いしました。

本当に2週間前に帝王切開したのに、また今度は鼓膜を切開かと悲しくなりました。鼓膜切開後、すぐに聞こえるようになり助かりました。

そして実家から夫のいるアパートに戻り双子の夜泣きに耐える日々が続きます。

抱っこのしすぎで腱鞘炎になり、最初は整形外科に行き湿布と痛みどめをもらいましたがなかなか効かず、鍼灸院にいって鍼で痛みをとりました。

双子8カ月で一人がミルクアレルギーと分かり母乳オンリーになり、母乳の量がどうしても足りない、思ったよりも母乳の出が悪いので近所の助産院でおっぱいマッサージをうけました。

マッサージをしたところすごいいきおいで母乳がでてきて、費用はかかりましたが、母乳の出がよくなる食事などのアドバイスをもらい活用できました。

双子が1歳になり歩き始めると、夜寝るのが長くなりようやく一息つけました。

当時、姑と実母がかわるがわる手伝いにきてくれましたが、週に7日、全部公園に行く羽目になり私の体力は限界になりつつありました。

実母と姑の育児方針も違い、間にはさまれて精神的にもつらくなりました。

そこで妊娠中に調べていたファミリサポートを頼むことにしました。

双子の散歩に付き合ってもらい、双子が昼寝をはじめるまでいてもらいました。

1時間900円で3時間頼みましたが、元保母さんでベテランの先輩だったのでいろいろ相談にものっていただき心の支えでした。

ファミリーサポーターの方の自宅に双子を預けて、整体や買い物へ行ったりリフレッシュの時間をもてました。

偶然、ファミリーサポートの方の家のそばの幼稚園に入り、幼稚園の役員の際にも預かってもらい長いつきあいになりました。

しかし家では双子は私の腕枕でしか寝付いてくれず、両腕に腕枕をしながら自分が寝てしまい、起きたら筋肉痛がとれませんでした。

いつのまにか背骨自体が痛くなるのを感じ危機感が募りました。

整形外科でレントゲンをとっても背骨には異常はなくどうやら周辺の筋肉に疲労がたまっているようでした。

また接骨院へいき腰回り、全身に鍼をうってもらい血行を改善したら調子がよくなりました。

それ以来、2人同時抱っこも腕枕も禁止しました。

双子も幼稚園に入り安心したのもつかの間、今度は双子の一人が夜驚症になり、夜に突然ねぼけて起きて歩きまわるようになりました。

行事の前後がはげしく、週に1回や続いてしまったりして、自分がなかなか夜に寝付けなくなり不眠症になりました。

内科で相談したところ睡眠導入剤を処方され、双子の一人も小児科で夜驚症に対応した薬を貰え、親子ともども寝ることができました。

自分が双子だったから体験したことだと思ってましたが、幼稚園で知り合った双子ではなく普通の兄弟がいるママ友達に話してみると不眠症やパニック障害をもっている人が意外と一人か二人はいることに気が付きました。

産後うつという言葉があるとおり、誰もがなるかもしれない心のSOSだと思います。

これぐらいとか自分だけがとか、母性があるなら当然育児もできるはずだとは思わないで、メンタルが弱った時は内科の担当医でも対応出来るので、一人で考え込まないで助けを求めるべきだと思います。

身体的な辛さは意外と整形外科よりも接骨院が頼りになりました。

保険がきかないので5000円かかりましたが自分にとってはママの代わりはいないので、お金で解決できる問題ならと払いました。

夫も造園業で危険な仕事なので夜泣きの相手もさせるわけにはいかず、ある意味、頼りにはなりませんでした。

双子を安心して夫に預けられたのは幼稚園の年長さんになってからです。

それまではファミリサポート、姑さん、実母、頼れるものはなんでも使いました。

これも双子に限らず、下の子供が生まれれば誰もが母親vs子供たちで大変な思いをしていると思います。

辛いと思ったら保育園の一時保育なども利用して乗りきるべきです。

子供は成長します、今は時間が過ぎるのを待って、ママの心身の健康を一番に考えて育児したほうがいいと私は思います。

 

産後は鬱の危険が高い?!心も体も大切に

産後のボロボロの体に関する体験談がありましたが、出産後に大事にしてほしいのは体だけではありません。
特に出産してまもなくは、女性ホルモンのバランスの変化により産後鬱と言う精神的な不調にもなりやすい時期なのです。
これはホルモンバランスの回復とともに落ち着いてくる場合が多いのですが、この時期に強いストレスを感じたり、弱っている心を無視してがんばり続けてしまうと、出産後うつから本格的な鬱病に発展してしまうこともあるのです。
そうなってしまえば健全な育児どころではなくなってしまう恐れもあります。
あなたが思うような一生懸命な育児をしていくためには、心と体の健康があるのに越した事はありませんね。
特に普段から真面目できっちりしている方こそ、産後は「これでいいのかな?」と思ってしまう位手抜きをする気持ちで、自分の心と体の回復を優先させていきたいところです。
具体的な方法としては、先程の体験談でもあったように、姑、実母、公共サービスなど、周りに頼れるものがあるのであれば、何でも頼る位の気持ちでいることが大切です。
産後は誰だってサポートが必要です。誰かに頼る事は何も恥ずかしいことではありません。
また、周りに頼れる人がいないと言う方でも、宅配弁当のサービスを使ったり、買い物をネットスーパーやネット通販などにして見たり、ご自身の心身の負担を減らすためにできる事はきっとあるはずです。
多少お金をかけてしまっても、自分自身をより大切にできる方を選択していきたいですね。
  • B!