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産後は陣痛やお産より辛かった!

いよいよ出産という時期、早く子供に会いたくなります。私も早く子供を抱っこしてみたい!なんて思っていました。実際、辛い陣痛を乗り越え、出産を終えた直後は想像と違う現実が待っていました。もちろんずっと会いたかった我が子に会えてとても幸せでとても愛おしく思いました。

しかし、今までの生活は激変し、出産直後はあちこちが痛いんです。まずは、傷口。切開したあとの傷口が痛くて、円座なしには座れませんでした。そして、母乳が出るようになると胸の張りがひどく、これもまたすごく痛かったです。乳腺炎になりかけ、毎日何回も搾乳していました。そして追い打ちをかけるように、うちの子供を吸引力が強く、乳首が切れてしまい、泣きながらの授乳タイムでした。ニップルガードの存在を知って、こんなに素晴らしい物があるのかと感動したのを覚えています。とても助けられたアイテムでした。

産前は陣痛やお産の痛みに怯えていましたが、産後にこんなに色んな痛みが待っていたのかと切なくなりました。確かに陣痛はとても辛かったです。でも私にとっては、産後の方が覚悟をしていなかったためかすごく辛く感じました。徐々によくなってはいくものですが、最初は本当に辛かったです。また、あわせて睡眠不足もやってきます。2時間おきの授乳も、オムツを替え、授乳し、寝かしつける。この工程をしているうちに1時間程経過してしまい、またすぐに授乳の時間。寝ている時間はほとんどありません。とても辛い日々でした。少し授乳の間隔があくようになると子供と一緒にお昼寝をしていました。自分の体も大事なので、寝られる時にしっかり寝るようにしていました。また、私は産後は実家に帰り、お世話になっていたので、少し子供を見ていてもらい、お昼寝をしたりしていました。実家に帰っていたので、産後うつのようなことにもならず、両親にはとても感謝しています。話相手になってもらったり、ご飯を作ってもらったり、時には息抜きをさせてもらったりと、とても良い環境で過ごさせてもらいました。両親にとっても初孫だったのでとても可愛がってもらい、良かったと思います。

少しずつ落ち着いてくるとはいえ、悩みはつきませんね。アパートに戻り、旦那さんと子供との3人の生活が始まると大変さが倍増です。育児だけでなく、家事もこなさなくてはいけません。といっても私はほとんど手抜きをさせてもらい、旦那さんには申し訳ないことをしたなーと思います。でも、手抜きしないとやっていけないんです。頑張りすぎると悩んでしまうので、旦那さんに協力してもらうことが大事だとすごく実感しました。でも旦那さんには仕事があるので、夜泣きがひどい時には別の部屋で寝るようにしました。夜勤もある仕事なので、なるべく仕事に差し支えないように配慮はしました。お互いに気を遣いあったり、協力することはとても大切なことですね。今では、よく寝てくれる子に育ちましたが、寝かしつけに苦労した時期もありました。産院にあった胎内音に似た音の流れる機械が落ち着いていたようだったのでユーチューブで流してみましたが、なかなか寝かしつけまではいかず、ひたすら抱っこして歩き回るのを繰り返していました。ある日、ご飯の支度をしている時にグズってしまい、抱っこしたまま料理をしているとすぐに泣き止み、寝てしまいました。何でだろう?としばらく考えていましたが、どうやらうちの子は換気扇の音が落ち着くようでした。
そんな発見をした次の日から寝かしつけるために、換気扇の下に行き、「強」で換気扇を回すとすぐに寝てくれるようになりました。大発見だと旦那さんと喜んだことを覚えています(笑)。その事を母に話すと「変わった子だね。」と笑われましたが、当時の私達には換気扇が神様でした。おかげで私も少しずつ睡眠時間がとれるようになりました。色んな事を試すのは大切ですね。
もうすぐ子供は1歳半になりますが、成長と共に、悩みは増え続けます。歩き始めたら、落ち着きがなく、食事もゆっくりできない。歯磨きが嫌い。毎日イライラするし、どうしたら良いか悩んでばかりですが、やっぱり成長が見られるのは嬉しい事なので、あまり考え込まずに、先輩に相談しながら、これからも母親として子供と一緒に成長していけたらいいなと思います。今でも独身の頃のように自由な生活を送りたいなーなゆて思うこともあります。友達ともそんな話ばかりしています。子供が産まれるということはすごく幸せなことだし、いい事も沢山あります。しかし、産後は大変な事ばかりで、後悔したこともありました。こんなに辛い産後を経験したのに、現在第二子妊娠中です。またあの大変な日々を過ごす覚悟をしなくてはなりません。産前と産後は本当に生活が変わります。出産し、子育てされているお母さん達を本当に尊敬します。
私は痛みにすごく弱いのですが、もう一度頑張ろうと思います。そして、色んな悩みと戦っていこうと思います。

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