大切な家族や仲の良い友人が結婚式を挙げる事に・・・
何としてでもお祝いをしてあげたい!
でも、日取りを聞いてみると、自分の産後のタイミングと重なっている・・・こういった事は決して珍しい事ではありません。
このページでは、産後の友人や家族の結婚式に出席できるのはいつから良いのか。
また、その時には自分の体調や赤ちゃんのお世話など、迷惑を掛けないためにどういった準備をすべきなのか。
そして、どうしても欠席せざるを得ない場合にどういった断り方が良いのか、埋め合わせをどうするべきかといった点について一緒に見て行きたいと思います。
産後の身体の状態
産後の身体の状態は、ご存じの通り決して無理ができる状況ではありません。
産後すぐに後陣痛や悪露の排出、産褥の回復、授乳を始めとする赤ちゃんのお世話・・・
やらなければならない事は山積みで、赤ちゃんも自分の身体の回復も待ってはくれません。
悪露の排出は早くても2週間はかかってしまいますし、子宮の収縮が終わらないうちに長時間の外出をすると感染症や不正出血につながります。
また、産褥中に無理をして体調を崩せば、赤ちゃんのお世話ができなくなってしまいますし、後々の更年期障害を招いてしまいかねません。
本来なら、家事や食材の買い出しなど日常の生活の用事すら床上げが終わるまでは控えるべきなのはご存じの通りです。
大切な友人や家族の結婚式と言えども、産後すぐには赤ちゃんを連れて行く事はできません。
それに、産褥中の体調の突然の変化で結婚式出席中に具合が悪くなってしまったら、周りの方たちに迷惑がかかってしまいます。
基本的には、産後2ヶ月以内は赤ちゃんのお世話と自分の身体の回復に専念する事が大切と言われています。
友人の結婚式に出席できるのは産後いつから?
先ほどは、一般論として産後は2ヶ月以内は、赤ちゃんのお世話と自分の身体の回復に専念しましょうとご紹介しました。
産後1ヶ月健診の経過が良好で子宮の戻りも良く、悪露は完全に治まっていて、赤ちゃんへの授乳やお世話も頼める人がいる場合は、大切な友人や家族の結婚式に参加するのも決して悪い事ではありません。
気分転換にもなりますし、何よりもあなたが出席する事で相手が喜んでくれるのですから、嬉しい事この上ないですよね。
ただし、先ほども触れましたが
・1ヶ月健診で経過が良好なこと
・悪露が完全に治まっていて子宮の戻りも良いこと
・経験がある実家のお母さんや旦那さんなどに赤ちゃんを預けること
・万が一体調が悪くなることにも備えること
これらの準備が大切です。
万が一、あなたが体調が悪いことを無理に我慢して出席しても、突然倒れてしまったり、救急車で運ばれるなんていう事になったら、それこそ迷惑をかけてしまいますし、華やかなお祝いムードもぶち壊しになってしまいます。
体調が悪くなる場合に備える準備としては、招待状をもらっている共通の友人と連絡を取り合って、産後すぐの身体であるあなたの様子に注意を払ってくれる付き添いになってもらうと安心して友人の結婚式に出席できますね。
ただし、産後の1ヶ月健診が終わるまでは無理は禁物です。
くれぐれも無理をして友人に迷惑をかけないようにしたいですね。
産後2ヶ月で結婚式は出席して良いの?
産後2ヶ月というと、赤ちゃんは一応お出掛けをしても大丈夫な時期です。
しかしながら、結婚式場と言えば、周りは大人たちの集まりですし、タバコの煙やガヤガヤしているところに連れて行きたくないと思う方もおられます。
また、産後2ヶ月というと、まだまだママ自身の身体の回復も順調ではない方もおられます。
そういった状況も考えて、結婚式の出席については慎重に考えるのは当然ですが、
幼馴染みの大切な友人の結婚式の場合は、実家に赤ちゃんを預けられるなら預けて出席する方もおられます。
なによりも大切にしたいのは『赤ちゃんのお世話』であることは間違いありません。
しかしながら、赤ちゃんのお世話に追われる毎日で気分転換にもなりますし、友人に出席してもらえないか打診された時は、出来れば良い返事をしたいものです。
検討した上で出席したい結婚式ならば、あらかじめ式場に連絡を入れて、赤ちゃんの授乳やお世話をする時に使える控え室を借りて良いか…など相談してみるのも1つの方法ですよ。
友人代表のスピーチはどうするべき?
友人代表のスピーチを依頼された場合は、体調が安定していれば前向きな返事をしても良いと思います。
しかし、先ほどの産後2ヶ月以内での結婚式の出席など赤ちゃんのお世話も含めて、自分自身の体調も安定していない時期ならば、できるだけ早めにスピーチはお断りをしてみて下さい。
それで理由を聞かれたら、赤ちゃんを預けられない可能性もあるし、自分自身も体調が万全ではないため、当日のスピーチに穴をあけてしまったら、あなたにも周りの人にも迷惑をかけるから。と率直に伝えてあげて下さい。
体調が悪くなったらどうすれば良い?
産後すぐに友人の結婚式に出席するとなった場合、やはり心配なのは自分自身の体調ではないでしょうか。
招待状を受け取った時点で、結婚式場に自分自身で連絡を取って、式の日取りの時点で産後すぐの不安定な時期であることを伝えて、それに対してどういったサポートがあるのかなどを聞いてみると良いでしょう。
万が一の場合は、救急車を呼んでもらう可能性も考えなければならない場合も考慮しておくべきです。
産後、半年近く経っている場合は、そこまで大袈裟なことはないかもしれませんが、産後3ヶ月以内までは突然、体調が悪くなる事も考えておくべきです。
また、自分自身がそうなる可能性もあると感じているなら、結婚式の出席は断る方が良いでしょう。
次に、もし断らざるを得ない場合に、招待状を送ってくれた友人を傷つけない断り方について一緒に見てみましょう。
友人を傷つけない断り方
友人を傷つけない断り方と言っても難しい事ではありません。
今の自分の状況、赤ちゃんの状況などいろいろなことについて招待状をもらった時点で、できるだけ早く友人にちゃんと正直に伝えましょう。
もし、傷つけまいとして何か違う用事などを入れたり、ウソの口実で断ったりすると、かえって友人を傷つける事になります。
友人に伝える時は、結婚式の日取りの時点では、赤ちゃんを他人がたくさんいる場所に連れて行きたくない事や周囲に迷惑がかかってしまうかしれないなど、ちゃんと正直に伝えれば友人は必ずわかってくれるはずです。
出席できない場合の埋め合わせは?
出席できない事に対しての埋め合わせは、友人に気を遣わせてしまうという可能性を考慮しましょう。
何か友人が好きなもの。または友人が夫婦で食べられるものや飲めるものなどを考えましょう。
埋め合わせは、お菓子の詰め合わせなど『ささやかな消えモノ』でするのが友人に気を遣わせる事もなく、無難ではないかと思います。
結婚式は、規模にもよりますがお金もそれ相当にかかるものですし、新婚旅行や親戚周りの挨拶など、やらなければならない事もたくさん生じます。
もし消えモノで埋め合わせを渡すなら、日持ちしてカフェインやアルコールなどを含まないものが良いでしょう。
その上で、ご結婚おめでとうございます。これからも末永くお幸せに。
そして、これからも友人として変わらぬお付き合いをよろしくお願いします。
といったメッセージを入れたカードを添えてあげるのが良いでしょう。
そして電話連絡も取りあって、直接会えるならお互い顔を見て話ができるのが良いですね。
産後に結婚式を挙げるメリット
そこでこのページでは、選択肢の1つとして、出産後に結婚式を挙げるメリットをいくつかご紹介したいと思います。
- 衣装選びの幅が広がる
- 気持ちに余裕を持って式を挙げることができる
- 妊娠期間と比べて疲れにくい
- 出産後の方が、結婚式までの日にちに余裕を持つことができる
まとめ
産後すぐに結婚式に招待された場合は、赤ちゃんのお世話や自分自身の身体のホルモンバランスの変化など様々な要因で出席できない場合もあります。
だからと言って、なにも引け目を感じたりする必要はまったくありません。
欠席する場合はできる限り早めに、正直に自分の都合や赤ちゃんを連れて他人がたくさんいる場所に連れて行きたくない事など事情をしっかり説明しましょう。
また出席できる場合は、赤ちゃんを一時的に実家に預けてミルクも用意するなど方策も実家と相談して行いましょう。
同年代の友達がたくさんいる方なら、自分の産後の早めの時期に結婚式に招待されるなどのタイミングが重なる場合もあります。
自分自身の体調や赤ちゃんの様子など、事情は個人差がありますが、自分自身の中にこの結婚式に出席したいと思っているかどうかで判断するべきです。
その上で、心からお祝いをしてあげると相手も喜んでくれるはずですよ。