産後になって足が太く感じて足痩せをしようと思ったことのある方はとても多いと思います。しかし、部分痩せは難しく、失敗したり挫折したりする人も多いんですよね。
産後というのは女性の人生の中でも当別の時期です。産後の足痩せを骨盤という体のパーツを通してみていくと正しい痩せ方が見えてきますよ。
出産後の足が太い!
妊娠・出産をきっかけに「体質が変化する」というのは、
ママさんの中では1度は耳にした事があるのではないでしょうか。
特に産後は、体重を妊娠前と同じように戻そうとしても、
なかなか痩せにくかったり、戻ったのに太りやすくなってしまったり…
そういった経験はありませんか?
また、体重は妊娠前とさほど変わりはないけれど、
下半身や足の太さが以前とは全然違う…
という経験がある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこのページでは、産後に下半身や足が太りやすくなる原因や、
足痩せダイエット法などを紹介していきたいと思います。
足太りの原因は骨盤だった!
「体重が戻った!」と浮かれて、妊娠前に履いていたジーンズに
足を通してみたら… あれ?入らない…
そういった経験のあるママさんは、実は大勢いらっしゃいます。
ママさんもやっぱり女性ですから、いつまでも若く、おしゃれして
いたいのが女心ですよね。
では、なぜ出産後に下半身や足が太くなりやすくなってしまうのでしょうか。
なんといっても1番の原因は“骨盤”にあります!
出産をスムーズに行う為に、妊娠中の女性の体はどんどん骨盤が開いていきます。
これは、赤ちゃんが産道を通りやすくする為です。
女性ホルモンである「リラキシン」が妊娠3カ月頃から産後半年くらいまで
分泌されていて、この「リラキシン」によって、関節が緩み、骨盤が開かれます。
なぜ産後も分泌されるのかと言うと、出産を終えると女性の体は
「産褥期」に入ります。産褥期とは、妊娠から出産するときの体から、
妊娠前の元の体に元通りに復活するための期間です。
出産を終えてすぐにリラキシンの分泌がストップしてしまうと、
開いた骨盤がそのまま開いた状態のままになってしまい、
元に戻る事が出来ません。
関節を緩め、柔らかくしておくことで、元通りに戻しやすい体に
してくれているんです。
ですが、産後の慣れない育児や生活リズムの急激な変化による睡眠不足、
家事と育児の両立などで、なかなか上手く骨盤を元に戻す事が
出来ないママさんが大勢いらっしゃるんです。
産後に無理をしてしまったり、きちんとした骨盤矯正を
受ける事が出来ず、正常な位置に骨盤を戻す事が出来ないと、
その後の日々の骨盤の歪みに繋がります。
骨盤が歪んでしまったり、骨盤が開いたままの状態になってしまうと、
骨盤が開いている分お尻が大きく見えてしまい、そのままの形に合わせて
脂肪がついてしまう為、どうしても下半身太りに繋がってしまうんです。
その他の足が太く見える原因
妊娠中から、女性の体は出産に向けてどんどん体が変化していき、
産後も新生児がいると中々外に出向くのは難しいですよね。
そういったことから、運動不足になって筋肉量が低下するとともに、
基礎代謝も低下していきます。
赤ちゃんを守る為に、妊娠中の体は皮下脂肪が増えていますから、
代謝が低下してしまうと、当然脂肪を燃やす力が低下してしまうので、
痩せにくい体、痩せにくい体質へと変化してしまうんです。
また、代謝の低下と同時に、生活リズムの変化による疲労蓄積がかさなり、
血行が滞ってしまいます。
血流が悪くなると、女性が陥りがちな「冷え症」を引き起こすことが多く、
冷えから来るふくらはぎや足のむくみに繋がって、足が太く見えてしまう、
という原因があります。
帝王切開で出産したけど、骨盤は?
「私は帝王切開で出産したので、骨盤は開いていないわ!」
と思っている方は要注意です。
先程もお伝えしたように、関節を緩ませ、骨盤を開いていく
「リラキシン」というホルモンは、妊娠3カ月頃から分泌されています。
帝王切開での出産だったとしても、ママさんの体は通常分娩に向けて
準備をしていますから、赤ちゃんが産道を通っていなかったとしても
骨盤は開いてしまっているんですよ。
産後の骨盤はほっといても平気?
「出産後もリラキシンが分泌されているから、何もしなくても
骨盤は元通りに戻るよね!」
と思っていたら、実は大間違いなんです。
リラキシンはあくまでも、緩めたり、柔らかくしたりする為のホルモンで、
元通りにしてくれる訳ではありません。
だからこそ、産後は骨盤を正しい位置にしっかり矯正しないと、
今後の下半身や足太りや、冷え・むくみ、さらには腰痛などにも
影響を及ぼしてしまうので注意が必要なんですよ!
産後の足痩せは出来る?
産後の足痩せは、もう諦めるしかないのかな…
なんて思っているママさん、まだ諦めるのは早いですよ!
産後の足痩せの方法は主に2種類に分かれます。
・マッサージなどで血行促進し、むくみを解消する
・体操などの運動、エクササイズをとりいれる
の2種類です。
「運動・エクササイズ」と聞いて、苦手意識が出てきてしまう皆さん、
そんなに心配はいりません。
産後の足痩せダイエットは、普通のダイエットとは違い、
赤ちゃんと一緒に出来たり、自宅で手軽にできるものばかりです。
そして1番のポイントは「骨盤」を意識する事なんです。
骨盤矯正を意識することで、産後のダイエットは食事制限や
過度な運動は必要ありません!
それではここから、足痩せの方法について
一緒に見ていきましょう。
足痩せの方法|マッサージ編
足のむくみを解消するなら、マッサージが1番効果的でしょう。
マッサージ法紹介
①両膝を軽く立て、仰向けに寝転がります。
②片方の足を天井に向けるように上げましょう。
③上げた足のつま先を両手で持ち、足を上げたまま、
つま先から順にふくらはぎや膝を通って太ももの付け根までゆっくりさすります。
④この動きを左右交互に1分ずつ行いましょう。
ポイントは、力を込めずに優しくさする事です。
力を入れすぎると、むくみの悪化に繋がってしまったり、
マッサージの後に足がだるくなってしまう事があるので注意しましょう。
また、足を心臓よりも高い位置でさする事で、リンパが流れやすくなり、
むくみ解消に繋がります。
また、手の滑りやリラックスという所から、マッサージオイルなどがあれば
使用して構いません。
産後は肌が敏感になってしまう事が多いので、肌に優しいものを使いましょうね!
足痩せの方法|体操編
体操はなんといっても「産褥体操」です!
かかりつけの産婦人科などでも紹介されたりするのではないでしょうか。
産褥体操は骨盤矯正に最も効果的ですので、ぜひ継続して行いましょう。
ここでは産褥体操の例を2つご紹介します。
産褥体操紹介
①両膝を90度に立て、仰向けに寝転がります。
②両膝をくっつけたまま、右・左と交互に倒します。
③この動きを3分ほど続けます。
①猫のような四つん這いの態勢になります。
②両手・両足を腰の幅に広げます。(肩幅ではなく、腰幅ですよ!)
③腰を反らさないよう、お尻を右・左と交互にゆっくり動かします。
足痩せの方法|エクササイズ編
産後のエクササイズですから、赤ちゃんとのスキンシップもかねて
一緒に出来るものを2つ、ご紹介します。
足痩せエクササイズ紹介
①赤ちゃんをおんぶしましょう(おんぶ紐装着オススメ)
②足を肩幅に開きます。
③背筋を伸ばしたまま、ゆっくり腰を落とします。
④お尻が膝と同じ高さになったら、ゆっくり戻ります。
⑤30回続けます。
⑥赤ちゃんをおんぶしたまま、両手を上げて背伸びします。
⑦かかとを上げたまま、5秒体勢を維持します。
⑧深呼吸して戻します。
⑨30秒ほど続けて行いましょう。
①座った状態で両膝を45度に曲げます。
②赤ちゃんをシャンプーするような感じで、向かい合うように抱きましょう。
③赤ちゃんの頭と首をしっかり両手で支えましょう。
④背筋を伸ばしたまま、赤ちゃんの顔に近づくように
息を吐きながら体を倒しましょう。(話しかけながら行うとGOOD!)
⑤息を吸い込みながら元の位置に戻ります。
⑥この動きを10回行いましょう。
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もうこれで完璧?
これまで体操やエクササイズを紹介してきましたが、
意外と簡単で、手軽に出来るものばかりだと思いますので、
ぜひご自宅で実践してみてくださいね♪
また、普段からの心がけとして、食事に注目です。
育児中の食事はなかなか忙しくて、朝食や昼食は
手軽な菓子パンなどで簡単に済ませてしまう事が多いかと思いますが、
皆さんはいかがでしょうか。
産後は皮下脂肪も多く、痩せにくい体質になってしまっている為、
食べる順番などに気を付けると良いかと思います。
授乳や育児がありますから、食べる量は減らさなくてもOKです。
そのかわり、栄養バランスを考えた食事や、野菜を摂る事、
むくみに繋がりやすい塩分を控えめにす事に気を付けましょう。
食事の順番としては、
①スープなどの汁物
②サラダや煮物などの野菜
③お肉や魚などの主菜
④パンやご飯などの穀物
そして、忙しくても良く噛んで食べることで、消化の働きも良く、
満腹感が得られるでしょう。
まとめ
産後は自分の体の変化でゾッとしてしまう事が多いですよね。
産後だけでなく、ダイエットをする際は、痩せたいところを意識して
毎日自分の体を眺めると、より一層効果が期待できるそうなので、
お風呂に入る際は、ぜひ行ってみましょうね!
エクササイズも体操も、無理は禁物です。
育児に家事にママはやる事がいっぱいですから、
体調管理に気を付けて、素敵なボディを目指してくださいね!