35ナビ/産後ナビ 産後のママ応援団

自分で歩いてくれる子供はラクじゃない!

歩けるようになって

今思えば、
ベビーカーで寝ていてくれた頃の方が、
外出時の
「ひやひや」
はなかったと思います。

しっかり歩いたり、
走ったりもできるようになり、
センテンスとしての会話も成り立つようになり、
好奇心も少しずつ旺盛になっていく2歳児。

私の双子の息子達も、
その頃から本当に目が離せませんでした。

2歳児との公園

公園に連れて行っても
2人がそれぞれやりたいことが違い、
片方に気を取られていると、
もう1人はひとりスタスタ向こうへ歩いていく。。。

「そっち勝手に行っちゃダメー!」
と声を張り上げても、
本人は絶対聞こえているのに、
無視をして歩いていく。

もう一人の手をとり引きずるようにその子の方へ向かうと、
それを察して駆け足で逃げていくわが子…。

「ちょっとーー!!」
という私の雄たけび??と、
ただならぬ(?)様子から、
見知らぬ人が“捕獲”してくれる…。
そんな状況は日常茶飯事でした。

幸い社宅に住んでいて、
社宅の前が公園になっており、
徐々に周りに顔見知りの奥さんも増えてくると、
子どもが予期せず道路へ出ようとしていると制止してくれたり、
自分のお子さんと一緒に目をかけていてくれたり
本当に助かっていたのですが、
一番大変だったのは買い物のときでした。

消えた我が子の姿

私の家の近くにイトーヨーカ堂があり、
そこの3階で子どもを連れて日用品を購入していたときのことです。

品定めに熱中してしまい、
気づいたときにはそこに姿はなく、
とても焦りました。

最初は自分で探し回っていたのですが、
3階から通じる駐車場もありますし、
階を降りていけばエントランスもそばで、
その前は車通りの多い道路にも面していましたので、
すぐに店員さんに「迷子」として応援要請をしました。

子どもが4、5歳になれば
名前や誰と来ているかなど、
ある程度自分で情報を伝えられますが、

まだ2歳、
そして私も店員さんから彼らの着ているものや特徴を聞かれ、
(え~どうだったっけな…)
と焦りもあって、なかなか思い出せず…
聞かれることにしっかり答えられませんでした。

無事に館内放送で従業員向きにアナウンスがされましたが、
その間は悪いシチュエーションばかりが頭によぎり、
気が気ではありませんでした。

でも、無事にふたりとも施設内で見つかりました。

なんと、3階から“行方不明”になった彼らがいたところは、
地下の食料品売り場でした。

しかも、ウインナーの実演販売をしている、
おばちゃんのところに。

「ふたりがね、ずーっとここで、いい子して待ってたんだよね~」と。

(その「含みたっぷり」な言葉に複雑な心境でしたが…)

彼らの唇はグロスを塗ったみたいにテッカテカでした。

(どれだけウインナーを頂いたのでしょう…)

もちろんおばちゃんには、
お礼を込めて3袋、お買い上げさせていただきました。

この間20分ほどの短い時間でしたが、
2歳児という年齢だからこそ余計に、
場合によっては「たかが迷子」ですが、
「されど迷子」だったかもしれません。

迷子経験の教訓

ですので、まだ自分の状況や、
良し悪しの判断ができない年齢の子どもには、
「万が一」の迷子などに備えて、
持ち物に名前を書いたり、
名前や住所などを書いたメモをリュックにつけておくなどの
ちょっとした配慮も必要だと感じました。

この出来事を教訓に、
彼らのリュックにはアンパンマンと
機関車トーマスの身分証キーホルダーをつけました。

彼らは本当の理由を知る事もなく、
そのキーホルダーに喜んでいました。

  • B!