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【赤ちゃんの冬の服装】室内の着せ方・室温・外出の注意|着せすぎにもご用心

外は冷たい風。「風邪をひかせたくないから、もう1枚」。気持ちはよく分かります。

でも冬の赤ちゃんは、寒がっているより、暑がっていることのほうが、実は多いかもしれません。暖かい家、暖かい肌着、暖房…。この記事では、冬の赤ちゃんの服装を、室内・室温・外出に分けて整理します。

夜中の授乳で起き上がり、おむつを替えようと服をめくった瞬間、赤ちゃんの背中が汗でびっしょり濡れているのに気づいて青ざめた冬の夜。

「寒いだろうと思ってスリーパーまで着せたのに、あせもができちゃう!」と、自分の重ね着をそっと反省したあの時の焦りは、今でも忘れられません。

【先に結論】

  • 冬の室内は、薄手を重ねて、背中の汗と太ももの冷たさを確認。冬もあせもになります(医師監修のHugKum)
  • 室温の目安は、18〜22℃(神戸市)、または20℃前後(京都府・2006年の古い資料)。生まれたての赤ちゃんは少し高めの資料もあります
  • 外出は、基本は生後1か月を過ぎてから。外では上着や靴下、室内に入ったら脱ぐ
  • 車のチャイルドシートでの厚着は、注意が必要とする資料があります。ただし読めた資料が限られるため、取扱説明書で確認を

※2026年10月時点の情報です。

この記事でわかること

  • 冬の室内の着せ方(月齢の枚数の基本は赤ちゃんの服装ガイドへ)
  • 室温・湿度・換気の目安と資料の違い
  • 冬のあせも、汗の見方
  • 外出時の防寒と、脱ぎ着のコツ
  • チャイルドシートと厚着の注意

【この記事について】自治体・医師監修記事などの公開資料にもとづく一般的な情報です。熱がある・ぐったりしているなど、不安なときは小児科に相談してください。寝るときの寝具の安全は、姉妹サイトの新生児の寝具・ベビーベッドの記事へ。出産前に冬用の服を何枚買うかは、新生児の肌着・服の枚数の記事へ。

目次

冬の室内の着せ方

仙台市の子育てガイド(2025年3月更新)には、次のように書かれています。

  • 基本は「薄着にしても暖かく」。厚手の上着だけで下着がないと体が冷えるため、長めの丈の肌着で背中とお腹を温める
  • 厚手の服を1枚より、薄手を重ねたほうが保温効果が高く、脱ぎ着で調整しやすい
  • 冬の室内の組み合わせの例:半袖肌着+トレーナー、または半袖肌着+長袖Tシャツ(生後数か月以降を想定していると思われます)
  • 肌に直接触れる服は、綿100%がすすめられている
  • 室内の靴下は、滑って転倒やけがの原因になることがあり、はかせなくてもよい

神戸市の資料(2024年秋号)では、新生児は大人より1枚多め、2か月以降は同じか1枚少なめ。体幹や太ももが冷たいときは、1枚多く着せるか毛布をかけます。月齢ごとの枚数の違いは、赤ちゃんの服装ガイドで並べています。

新生児期は、長めの肌着(コンビ肌着など)が中心になります。京都府の資料(2006年・古い資料)では、寝ているときの基本は肌着・長下着(コンビ)・ベビードレスの3枚で、地域や気候によっては2枚でもよいとされています。

我が家では、冬の室内は「長めのコンビ肌着+薄手のカバーオール」を基本にして、少し部屋が暖かいと感じたら肌着一枚に調整していました。厚手のものをドカンと1枚着せるより、薄手を重ねるほうが体温調節がしやすくて本当にラク。あちこち試行錯誤して、ようやく我が子にとっての「ちょうどいい塩梅」が見つかりましたよ。

室温・湿度・換気:資料の違い

項目 神戸市 中央区(2024年秋号) 京都府(2006年10月更新・古い)
冬・暖房時の室温 18〜22℃(生後2か月ごろまでは20〜24℃) 20℃前後(生まれたては23〜25℃でもよい)
外気温との差 5℃以内 5℃以内
湿度 50〜60% 60%くらい
換気 1日3回、各10分程度 記載なし

2つの資料は、新生児期は少し高め、外気との差は5℃以内で一致しています。違いは、数字の細かさ(18〜22℃か、20℃前後か)です。数字の違う理由は、資料に書かれていません。

京都府の資料は、「室温だけにこだわらず、体や手足が冷たくないか、汗ばんでいないかを確認する」としています。室温計と、赤ちゃんの触感の両方で確かめるのが安心です(これは私の整理です)。

冬の乾燥については、両方の資料が触れています。神戸市は、空気が乾燥するとウイルスの活動が活発になる、と書き、洗濯物や濡れタオル、加湿器での加湿をすすめています。

冬もあせも?汗の見方

HugKum(2020年8月28日、医師監修:よしクリニック院長 中野貴光先生)によると、冬でもあせもになります。

  • 断熱性の高い住宅、高機能な暖房、暖かい肌着などで、寒い時期でも暖かく過ごせるため、汗をかきやすい
  • 風邪を心配しての厚着も、あせもの原因
  • 汗で濡れた衣類を着続けると、あせもの原因になる。汗をかいたらこまめに着替える。外出時も着替えがあると安心
  • 肌着は、吸汗速乾性のあるものや、べたつきにくい素材を選ぶ
  • 首はしわが多く汗を拭きにくい。背中は通気性が悪く、ベビーカーやチャイルドシートに長時間乗せるとできやすい

汗の確認は、首のまわりと背中から。首をそっと触って、しっとりしていたら1枚減らす、背中が冷たければ1枚足す、というのが、私の目安です(これは私の考えです)。明治の資料にも「抱っこして汗をかいているなら1枚減らす」とあります。

冬の外出:上着・靴下・脱ぎ着

外出の時期について、HugKum(2023年4月28日、監修者の記載なし)は、基本的に生後1か月になるまで外出を避け、1か月健診で問題がなければ少しずつ外出するとしています。寒すぎる日、気温差の大きい場所、人混みは避けるとも書かれています。

外出の服装は、次の考え方で整理できます。

  • 外出時は、カーディガン、ベスト、コート、くつ下を足す(仙台市)
  • 寒い日の外出では、手袋や靴下を使う(京都府)
  • 重ね着で、汗のかき具合を見ながら、上着の脱ぎ着で調整する(HugKum)
  • 室内外の温度差は、5℃以内が目安(神戸市、京都府)

つまり、外では足して、室内に入ったらすぐ脱ぐ。冬の外出で、いちばん起きやすいのは、お店や電車の暖房で汗をかくことだと思います(これは私の推測です)。脱ぎ着しやすい上着と、着替えを1組持つと安心です。

抱っこ紐を使うときは、消費者庁の資料(2022年4月ごろの配信と推定)に、顔が保護者の体に強く押し当てられて気道がふさがれないように装着し、苦しそうでないかこまめに確認すると書かれています。防寒着の上から抱っこ紐をつけるときや、ケープで覆うときも、赤ちゃんの顔が見えているか確認しましょう(後半は私の注意です)。

初めての冬の1か月健診。外は凍えるように寒いからと、モコモコのアウターを着せて抱っこ紐で出かけたら、病院の待合室に入った途端に赤ちゃんが汗だくになり大泣き!

「外では温かく、室内ではすぐ脱がせる」の鉄則を身をもって学び、それからは前開きのカーディガンや、サッと外せるブランケットが大活躍してくれました。

チャイルドシートと厚着

6歳未満の子どもは、チャイルドシート(新生児はベビーシート)の着用が義務づけられています。HugKum(2023年4月28日)には、首がすわる前は後ろ向きに設置し、助手席は避けて後部座席に設置する、と書かれています。

冬に気をつけたいのが、厚手の上着を着せたまま座らせることです。ただ、ここは確認できた資料が限られていました。

  • くるまのニュース(2023年1月25日、実験や出典の記載なし):防寒着の厚みで体とシートの間にすき間ができ、ハーネスが密着しない。滑りやすい素材だと、衝撃でハーネスから抜け出すおそれがある。対処として、まず安全を優先した服装で座らせてハーネスで固定し、上から上着や毛布、ひざ掛けを掛ける。ハーネスは、大人の指が1〜2本入る程度の締め具合が目安
  • JAFの公開ページ2件(チャイルドシートの検証、取り付けのキホン)には、厚着についての記載は見つかりませんでした

メディアの記事1点が根拠で、実験や出典が示されていません。そのため、これだけで断定はできません。ただ、「固定を先に、防寒は上から」という考え方は、安全面では無理のない対処と考えます(これは私の考えです)。お持ちのチャイルドシートの取扱説明書で、ハーネスの調整方法を確認してください。

また、背中は、チャイルドシートに長時間乗るとあせもができやすい部位です(HugKum)。長距離のときは、休憩の際に、背中の汗も確認しましょう。

寝るときの注意

神戸市の資料には、寝るときは上にかける毛布も考慮する、と書かれています。ここで気をつけたいのが、消費者庁の示す次の点です。

  • 掛け布団は、子どもが自分で払いのけられる軽いものを使い、顔にかからないようにする
  • 顔の近くに、口や鼻を覆う物や首に絡まる物を置かない
  • 1歳になるまでは、あお向けに寝かせる

詳しくは、姉妹サイトの新生児の寝具・ベビーベッドの記事にまとめています。「寒そうだから毛布を重ねる」は、この考え方と合いません(私の解釈です)。

関連記事

冬の服装についてよくある質問

Q. 冬の室内で、赤ちゃんにはどんな服を着せればいいですか?

仙台市の資料では、薄手を重ねるのが基本で、半袖肌着にトレーナーや長袖Tシャツの組み合わせが例に挙がっています。長めの丈の肌着で背中とお腹を温めます。新生児は大人より1枚多め、体幹や太ももが冷たいときは1枚足します。

Q. 冬の室温は、何度くらいにすればいいですか?

神戸市の資料(2024年秋号)では18〜22℃、生後2か月ごろまでは20〜24℃です。京都府の資料(2006年・古い資料)では暖房時20℃前後で、生まれたては23〜25℃でもよいとされています。外気温との差は5℃以内が目安です。

Q. 冬でも、あせもになりますか?

なります。医師監修のHugKum(2020年8月)によると、断熱性の高い住宅や暖房、暖かい肌着、風邪を心配しての厚着で汗をかきやすくなります。汗をかいたらこまめに着替えさせます。

Q. 冬の外出では、何を足せばいいですか?

仙台市の資料では、カーディガン、ベスト、コート、くつ下を足します。京都府の資料では、寒い日の外出で手袋や靴下を使います。HugKumは、重ね着で汗の状態を見ながら上着の脱ぎ着で調整するよう書いています。

Q. 冬、厚着のままチャイルドシートに乗せてもいいですか?

確認できた資料はくるまのニュース(2023年1月)の1点で、防寒着の厚みでハーネスが密着せず、すき間ができることを理由に、固定後に上から上着や毛布を掛ける方法を示しています。実験や出典の記載がないため、お使いのチャイルドシートの取扱説明書も確認してください。

まとめ

冬の服装は、「足す」より「確かめる」です。

  • 薄手を重ねて、脱ぎ着で調整する
  • 室温は18〜22℃(神戸市)、または20℃前後(京都府・古い資料)。外気温との差は5℃以内
  • 首と背中の汗、体幹・太ももの冷たさを確認する
  • 外では足して、室内では脱ぐ。着替えを1組持つ
  • チャイルドシートは、取扱説明書で確認。寝るときは、軽い掛け布団で顔にかけない

冬の赤ちゃんは、思っているより暖かく過ごしています。寒さを心配する気持ちは、赤ちゃんを大切に思う気持ち。そのうえで、背中に手を入れて確かめる習慣が、いちばんの防寒になります。

着せすぎて汗をかかせてしまったり、逆に少し冷やしてしまったり。育期の冬は、毎日のように「これでよかったのかな」と自分に問いかけることの連続です。

でも、赤ちゃんの背中にそっと手を当てて「今日も元気に育ってくれてありがとう」と確かめるその優しさがあれば、それだけで十分。どうか温かいお部屋で、赤ちゃんと一緒にホッと一息つける冬の時間を過ごしてくださいね。

本記事の参考文献・出典(最終確認:2026年10月17日)

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