上を向いたヒップライン

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産後のヒップアップについて

【産後ヒップアップ筋トレ】垂れ尻だけじゃない!産後の体に必要な「お尻」の力を取り戻す

赤ちゃんを迎えて喜びいっぱいの毎日ですが、ふと鏡を見た時に「なんだかお尻の形が変わったな…」「垂れてきた気がする…」と、妊娠前との体の変化(特にヒップライン)に、ちょっぴりため息をついている方もいらっしゃるかもしれませんね。

産後、ヒップラインが変化するのは、妊娠・出産による骨盤の変化や、筋力の低下、そして育児による姿勢の変化などが関係しています。そして、「ヒップアップ」のためのお尻の筋トレは、見た目の改善だけでなく、実は産後の体の回復や、姿勢の改善、腰痛予防など、様々なメリットがあるんです。

この記事では、**産後の体とお尻の筋肉(臀筋群)の繋がり**を知り、**なぜ産後にヒップアップのための筋トレが重要なのか**、そして**安全に始めるための基本と、産後ママにおすすめの優しい筋トレ方法**について、あなたの体への優しさに寄り添いながら、分かりやすくお伝えします。

無理なく、安全にヒップアップを目指し、産後の快適な体を取り戻すためのガイドとして、ぜひ参考にしてください。始める前には、必ず産後1ヶ月健診などで医師の許可を得てくださいね。

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ヒップラインを気にする

産後の体とヒップラインの変化:なぜお尻の力が大切なの?

妊娠中、お腹が大きくなるにつれて体の重心が変わり、姿勢のバランスをとるためにお尻の筋肉(臀筋群)への負担が増えます。また、出産時には骨盤が大きく開きます。産後、骨盤は徐々に元の状態に戻ろうとしますが、妊娠・出産を経てお尻周りの筋肉が弱っていきやすい傾向があります。

お尻の筋肉(大臀筋、中臀筋、小臀筋など)は、単にヒップラインを作るだけでなく、体の土台として様々な重要な役割を担っています。

  • 骨盤の安定: お尻の筋肉がしっかりしていると、出産で緩んだ骨盤を安定させるサポートになります。
  • 姿勢の維持: 骨盤を正しい位置に保ち、猫背や反り腰を改善し、良い姿勢を維持するのに役立ちます。(→産後猫背改善の記事も参考に)
  • 歩行や立ち上がりなどの動作: 日常生活での基本的な動作をスムーズに行うために不可欠な筋肉です。
  • 腰痛や膝痛の予防・改善: お尻の筋肉が弱いと、他の部分(腰や膝など)で負担を代償しようとして、痛みが出やすくなります。

このように、お尻の筋肉の力は、見た目のヒップアップだけでなく、産後の体が快適に機能するために非常に大切なのです。

ヒップアップのエクササイズ

産後ヒップアップ筋トレのメリット:見た目も機能も変わる!

産後に適切なお尻の筋トレを取り入れることで、以下のような様々なメリットが期待できます。

メリット具体的な効果産後ママにとって嬉しい点
ヒップアップ効果お尻の筋肉にハリが出て、引き締まった丸みのあるヒップラインを目指せます。自信を持って洋服を着られるようになります。
姿勢改善骨盤が安定し、お尻に力がつくことで、猫背や反り腰が改善され、スラっとした美しい姿勢になります。体のラインが綺麗に見えるだけでなく、肩こりや腰痛の予防にも繋がります。
腰痛・膝痛の軽減お尻の筋肉が強化されることで、腰や膝への負担が軽減され、育児による体の痛みが和らぐ可能性があります。赤ちゃんのお世話がもっと楽になります。
体幹の安定お尻の筋肉は体幹(体の軸)と連動しています。お尻を鍛えることで体幹も安定し、体のブレが少なくなります。体の動きがスムーズになり、疲れにくくなります。
代謝アップ大きな筋肉であるお尻を鍛えることで、基礎代謝が上がり、痩せやすい体になる助けとなります。産後ダイエットにも良い影響が期待できます。

ヒップアップのための筋トレは、産後の見た目の変化だけでなく、体の機能を取り戻し、快適な育児生活を送るためにも非常に有益なのです。

安全第一!産後ヒップアップ筋トレを始める前に知っておきたいこと

産後の体は回復途中であり、妊娠中に分泌されたホルモンの影響で靭帯が緩んでいる状態も残っています。また、出産によって骨盤底筋や腹筋(腹直筋離開など)にもダメージを受けている可能性があります。

安全に産後ヒップアップ筋トレを始めるために、以下の点を必ず守りましょう。

  • **医師の許可を得る:** **必ず、産後1ヶ月健診などで医師から運動の許可が出てから**始めましょう。体調や、腹直筋離開の有無、骨盤底筋の状態などを確認してもらうことが重要です。
  • **無理はしない:** 体調が優れない日や、疲れている日は無理せず休みましょう。痛いと感じたらすぐに中止してください。
  • **腹直筋離開に注意:** お腹の真ん中が縦に開いている「腹直筋離開」がある場合、腹筋に力が入りにくいだけでなく、一定のトレーニングでお腹に負担がかかる可能性があります。腹直筋離開がある場合は、専門家の指導のもと、安全なトレーニングから始めましょう。
  • **骨盤底筋を意識する:** お尻の筋トレと同時に、骨盤底筋にも意識を向けましょう。骨盤底筋をキュッと締める感覚を意識しながら行うと、より効果的で安全です。
  • **呼吸を止めない:** 力を入れる時に息を吐き、緩める時に息を吸う、というように、呼吸を止めずに行いましょう。
  • **継続すること:** 一度にたくさんの回数を行うよりも、少ない回数でも daily または週に数回、継続することが大切です。

産後ママにおすすめ!優しいヒップアップ筋トレ方法

ここでは、産後の体に負担をかけすぎずにできる、優しいヒップアップ筋トレ方法をいくつかご紹介します。まずは、少ない回数から、正しいフォームで行うことを心がけましょう。

トレーニング名やり方ポイント
ブリッジ
(お尻上げ)
仰向けになり、膝を立てて足裏を床につける。
息を吐きながら、お尻を持ち上げ、肩から膝までが一直線になるようにする。
お尻をキュッと締め、数秒キープ。
息を吸いながら、ゆっくりお尻を下ろす。
お腹が反りすぎないように、お腹を凹ませる意識。
骨盤底筋もキュッと締める意識。
お尻の筋肉を使っていることを感じながら行う。
クラムシェル横向きになり、膝を軽く曲げて重ねる。
頭の下に腕や枕を置いて、体を安定させる。
上の膝を、下の膝をつけたまま開く。
お尻の外側(中臀筋)に力が入るのを感じる。
ゆっくり閉じる。
股関節から動かす意識。
体が後ろに倒れないように、お腹も少し意識する。
サイドレッグレイズ
(横足上げ)
横向きになり、体をまっすぐ伸ばす。
下の腕で頭を支えるか、頭の下に枕を置く。
息を吐きながら、上の足を真横にゆっくり持ち上げる。
お尻の外側(中臀筋)に力が入るのを感じる。
息を吸いながら、ゆっくり下ろす。
足先が前に倒れたり、体が後ろに反ったりしないように、体をまっすぐキープ。
上げる高さは無理のない範囲で。
バックキック
(四つん這い)
四つん這いになり、肩の真下に手、股関節の真下に膝をつく。
息を吐きながら、片方の膝を曲げたまま、足裏を天井に向けるように、お尻の高さまで持ち上げる。
お尻の上部や後ろに力が入るのを感じる。
息を吸いながら、ゆっくり膝を下ろす。
腰が反りすぎないように、お腹を凹ませる意識。
足の高さよりも、「お尻に力が入っているか」を意識する。
スクワット
(簡易版)
椅子に座るように、膝を曲げて腰を下ろす。
膝がつま先よりも前に出すぎないように意識。
椅子に軽く触れる程度まで腰を下ろすか、浅めの角度で止める。
息を吐きながら、お尻を締めるように立ち上がる。
壁に手をついたり、椅子の前で行ったりと、体を支えながら行うと安全。
初めは浅い角度から始める。

どのエクササイズも、10回程度から始め、無理なくできる回数とセット数(1〜2セット)で行いましょう。慣れてきたら、少しずつ回数やセット数を増やしたり、キープ時間を長くしたりと調整してください。

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まとめ:無理なく、安全に「お尻」の力を取り戻そう

産後、ヒップラインの変化は多くのママが経験することです。ヒップアップのための筋トレは、見た目の改善だけでなく、骨盤の安定、姿勢改善、腰痛予防など、産後の体が快適に機能するために非常に重要です。

安全に始めるためには、**必ず産後1ヶ月健診などで医師の許可を得てから**、無理のない範囲で、正しいフォームで行うことを心がけましょう。ブリッジ、クラムシェル、レッグレイズなど、 gentle なエクササイズから始めるのがおすすめです。

焦らず、気長に続けることが大切です。今日からできることから少しずつ取り入れて、無理なく、安全に「お尻」の力を取り戻し、産後の快適な体を目指しましょう。あなたのペースで頑張ってくださいね。心から応援しています!

 

医師と医学療法士による産前産後のエクササイズ

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