産後は子育てや家事に忙しく、またもう少し先にはなりますが、職場に復帰するという方もおられると思います。
そのためには、産後のダイエットで早く元のスタイルを取り戻したいと思っているママが多いと思います。
そこで、大切になってくるのが『座り方』なんです。
正しい座り方をしないと骨盤のゆがみを悪化させてしまい、腰痛や肩こり、頭痛、疲れが取れにくくなるなど、いろいろな弊害が出てくるってご存知でしたか?
このページでは、産後の正しい座り方として『あぐら』をおすすめしています。
両足の足裏を合わせるようにして座るので、厳密にいうと『あぐらではない座り方』なのですが、この座り方をすることでいろいろな効果があるので、よかったらぜひ試してみてください♪
足裏を合わせたあぐらに似た座り方でヨガの世界の『アーサナ』というポーズに近いのですが、実際には日本の戦国武将が行っていた朝廷に出仕する時の貴族の座り方として正式な礼儀正しい座り方なんですよ。
産後に脚を組んだあぐらが良くない理由
先ほど、このページでおすすめしている『あぐらに似た座り方』がおすすめと言いました。
ですが、脚を組んでいるわけではないので厳密にはあぐらではありません。
普通のあぐらは両脚のどちらかを上にして脚を組みますよね。
左右のどちらを上にしても同じなのですが、上にした方の脚の付け根が骨盤をゆがませてしまいます。
また、もっともよくない座り方が脚を横に崩した『お姉さん座り』です。
あぐらもお姉さん座りも、骨盤を開いた崩した側に開くような力で開かせてしまうため
骨盤をゆがませてしまいます。
なぜ、ここまでうるさく言うのかというと、
実は『わたし自身が産後に座り方を意識せず、ただひたすら楽に』座っていたため、産後5年経った今、ひどい腰痛と肩こり、それと坐骨神経痛に悩まされているからです。
産後にあぐらに似た座り方をおすすめする理由
このページでおすすめしているあぐらに似た座り方は、冒頭でも触れましたが、厳密にはあぐらではありません。
ヨガのアーサナのポーズに似ているのですが、両脚の足裏をぴったり合わせているのでアーサナポーズとも若干違います。
この座り方をおすすめする理由は
・左右の脚が同じ高さにあるため骨盤をゆがませない
・この座り方でお産で開いた骨盤を引き締めることができる
・腰痛や恥骨痛、肩こりや頭痛を防ぐ効果がある
・デカ尻対策の骨盤引締めと産後ダイエットに最適♪
こんなメリットがあるなら、だれでもやりたくなってしまわないですか?笑
そんなことないよ。大変そうだし・・・疲れているから楽な座り方が良い。
という方もいるとは思いますが。
もし、この座り方の詳しいやり方やコツ、時間、助けてくれる便利グッズなど知りたいという方は、この先を読み進んでいただければよいと思います。
足裏を合わせた座り方のやり方
足裏を合わせた脚を組まないあぐらの座り方を詳しく見ていきたいと思います。
①普通にペタンと床に腰を降ろしてください。
②左右の足裏を合わせてください。
③合わせた両脚の裏をできるだけ体(手前方向)に近づけます。
④仕上げに両膝をできる範囲で床に近づける(手で押してもOK)
この簡単な4つの手順で、そのあとは背筋をできるだけ伸ばしつつ、背筋が反り返らないように意識して座りましょう。
このポイントを意識すると何が良いのかというと、腹筋と背筋が鍛えられるので妊娠中の運動不足で落ち気味だった筋力を復活させることができ、さらに基礎代謝が上がるため『痩せやすく太りにくい体質』づくりに貢献してくれます。
また、先ほど一緒に見たこの座り方をおすすめする理由で触れたとおり、骨盤を左右から身体の芯に向けて押す方向の力が加わるため、お産に向けて赤ちゃんが通れるように開いた骨盤を閉じる方法の力が常に加わることになります。
つまり、デカ尻対策の骨盤引締めに最適なんですね。
また、お産を経験されたママさんは皆さんご存知の通り、お産は本当に大変です。
わたしがお世話になった産院のベテランの助産師さんの話では
『お産で体が受ける痛みや傷は、まだ交通事故の方がマシ』というくらいのダメージなんですって!
わたしは幸いにも、今まで交通事故に遭ったことがないのでわかりませんでしたけど、交通事故の方がまだマシって・・・すごくないですか?
少なくとも地球上の男性には逆立ちしたって出来ないことが『妊娠と出産』なんですから、誇りを持って良いことなんです。
なので、もし良かったら旦那様にこのページを読ませてあげてください。
もし、子どもが生まれたことで、あなたに対して『女として見れない』なんていう旦那様は
このページで、ぜひとも考え方を改めていただきたいと思います。
もしかしたら、お産が終わって産院から退院してきたあなたにやさしくなるかも。笑
(もしそうなったら、大変な子育ても張り切っていけますよね)
ちょっと話がそれてしまったのでもとに戻しますね。汗
なので、ぜひとも体に極端な痛みを感じたり、体調が悪くなったりしない限りは『できる範囲』でこの座り方を意識的に取り入れてみてくださいね。
また、次の段落では、この座り方を産後の子育てに生かすコツや便利グッズをご紹介します♪
骨盤矯正に最適なあぐらを快適にする便利グッズ
この座り方を毎日の赤ちゃんのお世話の最中に快適にするコツや便利グッズを一緒に見ていきましょう。
この座り方のメリットとしては、先ほど一緒に見たような感じなのですが、
デメリットもいくつかあります。
それは、『普通のあぐらより赤ちゃんが低い位置になる』という点です。
赤ちゃんにおっぱいをあげる間隔は人によって個人差が大きいけど、早い人では30分という方もおられます。
もちろん、その反対に飲ませてる時にげっぷが出るくらいたくさん飲んでくれて、飲み終わったら3時間は放置しても平気っていう赤ちゃんもいるんだそうです。(うらやましいですね)
ですが、どちらにしても、赤ちゃんにおっぱいをあげるときは、首が座っていない赤ちゃんの頭を身体ごと持ち上げて乳首の高さに合わせてあげるか、もしくは自分が猫背になっておっぱいを赤ちゃんのお口の高さに合わせるしかありません。
そこで、特にこのページでおすすめしている座り方で赤ちゃんに授乳するときは、高さ10~15cm位の高さがあるクッションを用意しましょう。
それを脚の上に敷いてあげて、その上に赤ちゃんを乗せて授乳すると良いですよ。
また微妙に高さが合わない場合は、その下にバスタオルなどを敷いてあげて高さ調節をしましょう。
なぜ、こういったやり方をするのかというと『猫背』にならないためなんです。
産後のママにとって数時間おきに授乳がある状況で、一度の授乳で10分以上猫背になり続けている状態は決して体に良いとは言えません。
猫背になると、身体の回復も遅れますし、疲れもダメージも溜まっていきます。
あぐらよりも良くない3つの座り方
それは
- 椅子に浅く座ること
- お姉さんずわりをすること
- ぺちゃんこずわりをすること
こういった座り方をするくらいであれば、あぐらをかいた座り方の方が骨盤的にはよっぽど良いのだそうです。
まとめ
産後は赤ちゃんのお世話があるので、どうしても床の上で1日の大半を過ごしてしまう事が増えてしまいます。
そんな時に、少しでも座り方や姿勢を意識していくだけで体の回復も変わってきますし、その後の体のラインやスタイルも変わってきます。
ダイエットだけではなく、腰痛や肩こりの対策にもぜひ試していただいて、赤ちゃんのお世話を楽しんでいきたいですね。