出産を経て、体に多くの変化があらわれる産後。体型が戻りきらなかったり、肌が敏感になったりと、これまでと同じようなファッションを楽しむのが難しく感じることもあります。
でも、工夫次第でおしゃれを楽しみながら、快適に過ごすことは十分に可能です。産後のファッションで気をつけたいポイントと、賢い服選びのヒントをご紹介します。
変化を受け入れて、上手に体型カバー
産後は、お腹周りや骨盤、バストなど、体型が妊娠前とは異なります。無理にタイトな服を着るのではなく、今の体型をカバーしつつ、きれいに見せてくれるアイテムを選びましょう。
- ゆったりシルエットのトップス: お腹周りをさりげなくカバーするには、Aラインや裾に向かって広がるデザイン、チュニック丈のトップスが役立ちます。オーバーサイズのニットやスウェットなども体型を拾いにくく、リラックスして着られます。
- 体型をカモフラージュするデザイン: 胸元やウエストの切り替えがあるデザイン(エンパイアウエストやペプラムトップスなど)は、視線を上に集めたり、気になる部分からそらしたりする効果が期待できます。ドレープやギャザーが入ったデザインも、体のラインを拾いにくくおすすめです。
- ボトムス選びのポイント: ウエストがゴムや紐で調節できるパンツや、ストレッチ性のある素材のボトムスは、変化しやすい産後の体型に優しくフィットします。スカートなら、ギャザーやフレアがたっぷり入ったロングスカートが体型カバーとおしゃれを両立できます。
- 色や柄を味方につける: ダークカラーは引き締め効果があり、体型をすっきり見せてくれます。また、細かい柄や全体にデザインがあしらわれた服は、体のラインを目立ちにくくする効果が期待できます。
授乳中の敏感な肌と服の素材
授乳中はホルモンバランスの変化などにより、肌が一時的に敏感になることがあります。また、赤ちゃんも柔らかな肌なので、触れるものの素材には気を配りたいものです。
- 肌に優しい天然素材を: コットンや竹繊維などの天然素材は、吸湿性・通気性に優れており、肌触りも柔らかいためおすすめです。化学繊維の中には刺激となるものもあるため、表示を確認しましょう。
- 縫い目やタグに注意: 服の縫い目やタグが肌に当たって刺激になることがあります。縫い目が外側になっているものや、タグがないか肌に当たらない工夫がされているものを選ぶと、より快適に過ごせます。
- 清潔を保つ: 汗や母乳などで服が汚れやすいため、こまめに洗濯して清潔を保つことが肌トラブルの予防につながります。洗濯しやすい素材を選ぶのも大切なポイントです。
産後ファッションに関するQ&A
Q1:産後、いつ頃から体型は戻りますか?
A1:体型の戻り方には個人差があります。一般的には数ヶ月から1年程度かけてゆっくりと変化していくことが多いですが、元の体型に完全に戻らない場合もあります。焦らず、今の体型に合った服を選びながら、必要に応じてエクササイズなどを取り入れるのが良いでしょう。
Q2:妊娠前の服はもう着られませんか?
A2:体型によってはすぐに着られるようになる服もあれば、時間がかかる服もあります。特にウエスト周りのサイズは変化しやすいです。無理に妊娠前の服を着ようとせず、産後の体に合った快適な服を優先しましょう。
Q3:体型カバーできる服は、おしゃれなものが少ないイメージがあります…
A3:最近は、体型カバーをしつつトレンドを取り入れたデザインの服がたくさんあります。ゆったりとしたシルエットでも、素材感や色、小物使いで垢抜けた印象になります。ファッション誌やSNSなどを参考に、気になるブランドやスタイルを探してみるのも楽しいでしょう。
Q4:授乳中で肌が敏感なのですが、どんな素材の服を選べば良いですか?
A4:肌触りが柔らかく、通気性・吸湿性に優れた天然素材(綿、竹繊維など)がおすすめです。縫い目が肌に当たらない工夫がされているか、タグの位置なども確認すると良いでしょう。新しい服を着る前には一度洗濯すると、製造過程での薬剤などが落ちて肌への刺激を減らせることがあります。
Q5:体型カバーと授乳のしやすさを両立するには?
A5:体型カバーができるゆったりとしたシルエットで、かつ授乳口付きのデザインの服を選ぶのが最も手軽です。ゆったりしたトップスに授乳用のキャミソールやタンクトップを合わせるレイヤードスタイルも体型カバーと授乳のしやすさを両立できるのでおすすめです。
まとめ
産後のファッションは、体型の変化や肌の状態に合わせて、心地よさと機能性を重視することが大切です。体型をカバーしてくれるデザインや肌に優しい素材を選びながら、今の自分に似合うスタイルを見つけることで、自信を持って日々を過ごせるはずです。おしゃれを楽しみながら、赤ちゃんとの新しい生活を満喫してください。
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