1. 【赤ちゃんの視点】「ママ、ボクも一生懸命なんだよ」
ボクにとって、冬は世界が「チクチク」「カサカサ」する季節。お洋服が重たくて思うように動けないし、お鼻が詰まると苦しくて怖くなっちゃうんだ。夜中に泣いちゃうのは、ママに怒りたいからじゃないんだよ。「ママ、ちょっとお鼻を楽にして」「ママの温かいお手てで触って」ってお願いしてるだけなんだ。ママが困った顔をすると悲しいけれど、ぎゅってしてくれるだけで、ボクの不安は半分になるんだ。寝かせてくれようとしてくれて、いつもありがとう。
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2. 【パパの視点】「僕の『温かい手』を使い道にしてほしい」
夜中に妻が格闘しているのを横で見ていて、申し訳なさと無力感を感じることがあります。でも、男性の身体は女性より筋肉量が多く、手が温まりやすいという特徴があります。この「温かい手」こそ、冬の育児の武器。ママが授乳で疲れている間に、パパの温かい手で赤ちゃんの足を包み込んだり、おむつを替えてあげたり。パパができるのは「ママの体温を奪わないように、代わりに動くこと」です。ママ、一人で戦わないで、僕を湯たんぽ代わりにしてね。
3. 【小児科医の視点】「冬の不調は『物理』で解決できることが多い」
病院に来る「寝ない」相談の多くは、実は病気ではなく、環境調整で改善します。特に「加湿」と「温度ムラの解消」。赤ちゃんは自律神経が未発達なので、環境の小さな変化を「痛み」に近いストレスとして感じます。薬を出す前に、まずは湿度計をチェックしてください。また、ママが寝不足で疲弊していると、そのストレスホルモンが母乳や接触を通じて赤ちゃんに伝わり、さらに寝なくなるという悪循環も。ママを休ませることは、赤ちゃんの治療と同じくらい大切です。
4. 【5年後のあなたからの視点】「あの長い夜を、あなたは乗り越えた」
5年後の私から今のあなたへ。今、時計を見て「まだ2時か……」とため息をついているあなたへ。信じられないかもしれないけれど、あんなに大変だった夜泣きも、今はもう「懐かしい記憶」の一部です。あの冬、冷たい暗闇の中で赤ちゃんと向き合った経験は、あなたの忍耐強さと、底知れぬ愛の深さを教えてくれました。今、隣でぐっすり眠っている5歳になった子は、あの時あなたが守り抜いた命です。今は辛いけれど、あなたはちゃんとやり遂げる。だから、たまには手を抜いて、自分を一番に守ってあげてね。