食育絵本で遊びながら学ぼう！食の楽しさを育むアイデア集

「うちの子、野菜をなかなか食べてくれないの…」「食への興味をもっと引き出してあげたいな」そう悩んでいるパパやママも多いのではないでしょうか。子どもにとって「食」は、生きる上で欠かせない大切なテーマ。

でも、頭ごなしに教えるだけでは、なかなか身につきませんよね。

そこでおすすめなのが、食育絵本です！絵本は、子どもたちが遊びながら、自然と食への関心を高める魔法のツール。今回は、食育絵本を最大限に活用して、食の楽しさを育む遊びのアイデアをご紹介します。

なぜ食育絵本が遊びと相性抜群なの？

食育絵本は、ただ読むだけでなく、遊びと組み合わせることで、子どもたちの食への興味をグンと引き出します。

• 五感を刺激する： 絵本のカラフルな絵や美味しそうな描写は視覚を、読み聞かせの声は聴覚を刺激します。さらに、遊びと組み合わせることで、触覚や嗅覚など、より多くの五感を使い、体験として食を捉えることができます。
• 想像力を育む： 絵本の世界に入り込み、登場人物になりきって遊ぶことで、食べ物のことや食事ができるまでの過程を想像する力が育まれます。
• ポジティブな食体験： 「これは食べなさい！」と強制されるのではなく、「楽しい遊び」の一環として食に触れることで、ポジティブな食体験を積み重ね、食への苦手意識を減らすことに繋がります。
• 親子のコミュニケーション： 絵本を通じて会話が生まれ、一緒に遊ぶことで親子の絆が深まります。食に関する知識を共有する貴重な時間にもなります。

食育絵本と組み合わせたい！楽しい遊びのアイデア

絵本を読んだら、次はぜひ遊びに繋げてみましょう！

1. 絵本から飛び出す！「お料理ごっこ」

• 絵本の登場人物になりきる： 絵本に出てくるキャラクターになりきって、一緒に料理を作る真似をしてみましょう。例えば、『おべんとうバス』を読んだら、バスの運転手さんになって、お弁当の具材を乗せる遊びをします。
• 本物そっくりに再現： 絵本に出てくる料理や食材を、おもちゃやフェルトなどで手作りして再現してみるのも楽しいです。「これは絵本に出てきたにんじんだね！」と、絵本と現実を結びつける言葉をかけましょう。

2. 「食べ物かるた」で楽しく知識を深める

• 手作りかるた： 絵本に出てくる食べ物の絵を描いたり、写真を用意したりして、オリジナルの「食べ物かるた」を作りましょう。
• 読み上げ役はパパやママ： 「赤くて甘い果物は何かな？」など、ヒントを出しながら読み上げ、子どもに取ってもらいます。食べ物の名前だけでなく、色や味、形などの特徴も一緒に覚えられます。

3. 「畑しごとごっこ」で食のルーツを知る

• 絵本に出てくる野菜を育てる真似： 『おおきなかぶ』などの絵本を読んだら、お庭やベランダでプランターを使って、絵本に出てくる野菜を育てる真似をしてみましょう。土を触る体験は、子どもにとって貴重な学びです。
• 収穫ごっこ： おもちゃの野菜を土に埋めて、「収穫だ！」と掘り起こす遊びも盛り上がります。野菜がどこから来るのか、想像力を育むきっかけになります。

Q&A：食育絵本と遊びについて

Q1: 何歳くらいから食育絵本を読み始めると良いですか？

A1: 乳幼児期から始めるのがおすすめです。言葉の意味が分からなくても、絵のカラフルさやリズムの良い文章は、子どもの五感を刺激します。離乳食が始まる頃から、食べ物への興味を引き出すきっかけとして取り入れてみましょう。

Q2: 食育絵本を読む際に、親が心がけることはありますか？

A2: 「楽しい」雰囲気を大切にしましょう。読み聞かせの際は、食べ物の名前をオーバーに読んだり、絵本に出てくる食べ物について「これ、おいしそうだね！」などと語りかけたりすることで、子どもの興味を引き出せます。また、読み聞かせ後に、実際にその食べ物を食卓に出してみるのも効果的です。

Q3: 食育絵本で読んだ食べ物を、子どもが食べてくれない時はどうすれば良いですか？

A3: 「食べなさい」と強制するのは避けましょう。絵本で興味を持ったからといって、すぐに食べられるようになるわけではありません。焦らず、何度か食卓に出したり、調理方法を変えてみたり、他の食育絵本を読んでみたりと、気長にアプローチを続けてみましょう。大切なのは「食は楽しい」というポジティブなイメージを壊さないことです。

Q4: 食育絵本は、どんなジャンルのものを選ぶと良いですか？

A4: 野菜や果物の色・形が分かりやすいもの、食べ物ができるまでの過程が描かれているもの、色々な食材が登場するものなど、多様なジャンルを選ぶと良いでしょう。また、子どもが好きなキャラクターが登場するものや、ストーリー性のあるものもおすすめです。まずは書店で実際に見て、お子さんが興味を持ちそうなものを選ぶのが一番です。

Q5: 絵本だけでなく、他に食への興味を深める遊びはありますか？

A5: 一緒に買い物に行く（食材を触らせる）、家庭菜園で野菜を育てる、簡単な料理を一緒に作る（混ぜる、ちぎるなど）、食べ物の色当てクイズをするなど、様々な遊びがあります。五感をフル活用し、体験を通じて食への理解と興味を深めていきましょう。

食育絵本と遊びを通じて、お子さんの「食への好奇心」を大きく育てていきましょう。