子どもが2人いるママです。出産後子どもを産んだハズなのに体重だけは一向に戻らず、1人目を産んでプラス3キロ、2人目を産んでプラス6.5キロ体重が増えてしまいました。Sサイズの洋服を余裕で着用できていたのに、Mサイズの洋服さえきつく感じてしまう自分に情けなくなり一念発起。産後ダイエットに挑戦することになりました。私が選んだのは「炭水化物抜きダイエット」です。
トライした炭水化物抜きダイエット
・朝昼はいつも通り、夜だけオフ
・夜は肉や魚など、タンパク質メインに摂る
・子どもの残りご飯は食べない
炭水化物ダイエットと言っても、世間ではさまざまな方法があるようです。ストイックな方だと「朝・昼・晩炭水化物抜き」にチャレンジする方もいます。子どもの授乳やオムツ替え・上の子のお世話に明け暮れるなか、3食すべてを炭水化物抜きにしてしまうと、体力が持たない…。そう思い、自己流ルールで夜だけ炭水化物をオフにすることにしました。朝とお昼はいつも通り、パスタやパン・白いご飯を食べられるので、ストレスもたまらないように思いました。肝心の夜ご飯は「サンマの塩焼き・卵焼き・納豆・肉じゃが」などの和食のほか「カレー(ご飯抜き)・ステーキ・焼肉」などガッツリ系メニューも。総カロリーよりも炭水化物を抜くことのみ、主眼をおきました。上の子どもが残したご飯を見て、思わず生唾が垂れてもガマンガマン。湧き上がる食欲と戦う日々が続きました。授乳中ということもあり、大好きなビールやワインも自主的にオフ。「これで痩せないわけがない」とココロのどこかで甘く考えていました。
・1週間経ってみて…
1週間経ってみて体重計にのったところ、変化なし。むしろ1.5キロほど増えている。衝撃の数字があらわれました。あれほど汗水垂らしてダイエットに励んだのに、減るならまだしも増えているとは…。開いた口が塞がらない状態でした。ダイエット系の本を熟読したところ「筋肉は脂肪より重いため、ダイエット中は一時的に太ることもある」との一説。たまった脂肪が筋肉に変わっていると信じ、自己流ダイエットを続けることにしました。
・3週間経ってみて…
最初は嫌々だった炭水化物ダイエットも徐々に体がついていけるようになり、自分の夕ご飯のみ白ご飯がつかないことが当たり前になってきました。上の子どもが「ママ具合悪いの?」と心配してくれますが、心を鬼にしてダイエットを続けることに…。お風呂上りに体重計に乗ったところ、なんと見事なマイナス3.8キロ。減った実感が全く無かったため予想外の数字でした。
・この頃からダイエットの副作用を感じることに…
体重計が嬉しいマイナスの数字をはたき出したこの頃から、私の体に異変が表れはじめました。朝起きるのがしんどくなった・シャンプー時に髪の毛がたくさん抜けるようになった・肌に赤いブツブツが出来やすくなった・ボーとするようになった…。今まで感じたことのない不調に「もしや、ガンなのでは?」と恐怖さえ感じるようになりました。朝起きても頭にエンジンがかからず、朝食づくりや昼食づくりも苦痛で堪らなくなりました。肌荒れが起こりやすくなったため、ファンデーションの伸びが悪くなりました。髪の毛は脱毛が目立つようになり、おでこの生え際は透けて見えるようになりました。ガンを疑い婦人科で検診をしても答えはノー、先生から「無理なダイエットをしていない?」と問いただされ、自己流ダイエットの副作用なのだと気づきました。
・自己流ダイエットが怖いわけ
炭水化物ダイエットをやめてから、今までの不調が嘘のように改善されていきました。しっかり物事を考えられるようになり、頭がシャキッとしてきました。大人ニキビも出来にくくなり、肌にツヤが戻りました。髪の毛は抜けにくくなり、太くて豊かな毛が生えてきました。炭水化物はダイエットの敵と思われがちですが、バランス良く取っていないと「うつ」「髪や肌の老化」「免疫力のダウン」など数々の怖いリスクが生まれてくるそうです。とくに出産後の体は、子どもを産むという一大作業を終えたあとのため、いつも以上に小まめな栄養管理が大切なんだそうです。ダイエットしたいという欲望のあまり、偏った食生活やオリジナルのハードなダイエットを続けていると、体に無理がおこりダウンの要因になってしまいます。また足りない栄養をカバーしようと、体は余計に脂肪を蓄えようとするため「太りやすいからだ」になってしまうそうです。ダイエットを懸命に頑張っていても、結果的に太りやすい体へ助長していたら、元も子もありませんよね。ナイーブな出産後のボディこそ、無理のない食生活が大切です。
・ママが笑顔になれるダイエットを
産後の炭水化物ダイエットは、見事な失敗に終わりました。自己流ダイエットは簡単にできるものの、栄養バランスが偏りやすくなり、ときには生命の危機を引き起こすこともあります。「いつまでもキレイなママでいたい」と思ったら、プロの力を頼ることも大切です。産後エステや産後ダイエットアイテムを効率よくつかって、内側から輝くキレイママになってみてくださいね。ママが輝いていると、一緒に生活するお子さんやパパも笑顔になれます。