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体験談 育児

わたしってこんなに性格悪かったっけ・・・

産後はホルモンが崩れ、様々な変化が生じるとよく聞きますが、私もそれを強く感じたひとりです。

ゲッソリして疲れ切っている女性
里帰り中は初めての経験ばかりで、1日がこんなにも短かったのかと驚く程でした。高校卒業を機に親元を離れたこともあり、親との距離感にも悩み、迷惑をかけすぎないようにと気を遣った3カ月。旦那の仕事の都合上、少し長めの里帰りは、授乳、おむつ交換、寝かしつけとひとつひとつ試行錯誤しながら、毎日が本当にあっという間に過ぎていきました。
里帰りが終わり、ついに旦那と子供との生活が始まりました。待ちに待った日をついに迎えられたといった感覚でした。もともと旦那とは仲が良く、周囲からもそう言われる夫婦でした。なので、家族が増えたことで、その幸せが倍増するんだとばかり思っていました。
しかしながら、現実はそうではありませんでした。よく聞く話ではありますが、旦那が父親になりきれておらず、仕事終わりに飲みに行く、休みの日に友人と遊びに行くなど、一緒に子育てをしているという意識が欠けていたのです。
私は「産後まとまった睡眠なんてとれていないのに」「慣れない子育てで悩みながら子供の面倒を見ているのに」「ふたりの子供なのに何で自分だけがいろいろと我慢しなくちゃいけないの」など、不満は溜まる一方で、この先やっていけるのだろうかと負の感情が離れませんでした。

~をしてほしいとお願いすれば、おむつ交換や家事も比較的協力してくれる旦那だと思います。でも、こちらとすれば子供の面倒を見ているんだから、言われなくても気付いてやってほしい、自分のことは自分でやってほしいというのが本音でした。
産前はあまりイライラすることがなかった私ですが、産後ホルモンバランスの崩れから、ちょっとした言動が気になり、すぐにイライラしてしまうようになりました。感情のコントロールができず、つい言動がきつくなってしまうことがほとんどでした。そんな私を見て、旦那からは「変わった」「前はそんな風ないい方しなかった」などと言われていました。無意識で言葉を発してしまうこともありましたが、大体は自分でもわかっているのです。なんでこんな言い方しかできないんだろう、なんでこんな感じ方しかできなくなっちゃったんだろう、なんでこんな性格悪くなっちゃったんだろうと。
カッとしてしまう反面、冷静に自分を見ている部分もあり、そんな自分が悲しくて、申し訳なくて、涙もろくなった私は毎日泣いていました。
産前から産後クライシスなど、ホルモンバランスが崩れることで起きる可能性のあることについてはお互いに調べていました。それもあって、私の変化はある程度ホルモンの影響を受けているだろうことは、両者理解しているつもりでした。
なので、対策としてはお互いの言動に対して、たとえイライラしたとしても、強く反発して言い合うようなことはせず、身体的・精神的に一定の距離を保つようにすることでした。しかし、何も言わないと相手が何を考えているのかわからず、また、考えてくれているのかもわかりません。嫌なことは嫌だった、こう言ってもらえると良かったなどと、お互い言葉を選びながらもできる範囲で伝えるようにしていました。
あとは私自身が落ち着くときを待つしかありませんでした。あと数日なのか、数カ月なのか、もしかしたら数年なのか。それは誰にもわかりません。私の身体でありながら、私自身にも決められませんでした。
私の対処法としてはもうひとつ。出産を経験した友達にいまの状態について、正直に話すことです。何人にも話す必要はありません。この人になら、と思える友達ひとりでいいんです。「そうだよね」「わかるわかる」「私もそうだよ」と同調してくれることが、私にとっての救いの時間でもありました。なんでこんな風になっちゃったんだろうと、悲しくて、寂しくて。そんな風に思うのは自分だけじゃないんだと思えるだけでもホッとできましたし、まだ大丈夫だと心を支えてもらっていました。そんな友人をもてたことに感謝です。
旦那イヤイヤ・イライラ期は相手も辛かったと思います。実際に、あの時は辛かったと話しています。でも「子供を産んでくれて大仕事をしたんだからしょうがない」「また一緒に笑える日がくるからそれまで待とう」と思っていてくれたようです。ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいですが、しょうがなかったのです。信じて待ってくれた旦那と、すくすく元気に育ってくれている子供に感謝です。
出産・子育てって予想を遥かにこえることばかりです。こんなつもりじゃなかったってことがたくさんあります。大変だけど、でも、やっぱり楽しい。毎日、365日子供は可愛いくて、一緒に過ごせる時間は幸せです。でも、一緒に過ごせる時間はきっとあっという間に過ぎてしまうんだと思います。毎日が当たり前ではないこと、いまがどんなに恵まれて幸せな環境にあるのかということ、決して忘れないようにしないといけません。自分で築いた家族と過ごすより、子供は子供自身で選んで築く家族と過ごす時間の方がずっとずっと長いんですもんね。なので、毎日が宝物です。
同じ経験をされている方がいらっしゃれば、こんな奴もいると思っていただければ幸いです。お互い頑張りましょうね。

ありがとうございました。

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