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体験談 育児

自分の赤ちゃんが可愛いと思えなくて…

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私には現在7歳と3歳の子供がおります。今回は7歳の長男を出産後に、私が実際に抱えた悩みをお伝えしたいと思います。

私達夫婦は結婚後、しばらくなかなか子供が出来ませんでした。原因は私にあり、20代前半の頃からホルモンバランスが非常に悪くて、生理不順もひどくずっと婦人科に通っていました。医師からは結婚して子供が欲しくなったら早めに不妊治療を受けてくださいと、結婚前からすでに告知されていました。

やはり自分の子供が欲しいという気持ちが強かったので、結婚後は不妊治療を受ける覚悟を決めて、自宅近くのクリニックに通っていました。幸い、タイミング法と排卵誘発剤投与の時点で妊娠が判明しました。この時ほど嬉しかったことはありません。自分もとうとうお母さんになれるんだなぁと、ちょっぴり照れくさいような気持ちでした。

育児中のママ

妊娠中も母子ともに何も問題がなく、順調な経過でした。妊娠中はベビーベッドを組み立てたり、部屋の模様替えをしたり、赤ちゃんのお世話の仕方を勉強するのに育児書を買ってみたりと、頭の中はカワイイ我が子との対面を果たすことで常にいっぱいでした。自分の子供なんだから、可愛いに決まっていると思い込んでいたのです。

しかし、その脳内お花畑状態は出産後、全く逆の状態になってしまうなんて想像もしていませんでした。お産自体は、初産のわりにはものすごく軽くて超安産と言っていいほどのスピード出産でした。元気な男の子が生まれてとても嬉しかったんです。しかし、産後2日目から母子同室が始まるや否や、赤ちゃんが泣くわ寝ないわ、ベッドに降ろせば喚き散らすわで散々な洗礼を浴びた私。翌日お見舞いに来てくれた叔母に「ちょっと!そんな険しい顔してどうしたの?あまり思い詰めたらだめだよ。今日はナースステーションに赤ちゃん預けてゆっくり寝なさい!」と言われてしまいました。その晩は預けてゆっくりしたものの、これから毎日育戦争だと考えると、本当に憂鬱で一人になるのが怖かったし、なによりもこんな大変な赤ちゃんを自分が育てられるんだろうか…という何とも言えない不安感と絶望感が私を襲います。

そんな中我が子が泣き出すとビクッとし、あやすことも抱くことも義務的にしかこなしていない自分がいました。もう、目の前の我が子が全然可愛く思えないんです。ずっと待ち望んでいたはずの赤ちゃんなのに、あんなに早く会いたいと思っていたのに、なんで出産したら全く可愛いと思えないんだろう…自分は母親になっちゃいけない人間だったのかな、と思いました。それに追い打ちをかけるように、里帰り先の実母が「アンタ…自分の子がかわいくないのかい?」と言ってきます。私は母との折り合いは決して悪くないのです。でも、我が子があまりにも泣くタイプだったので母は母で当時とても戸惑っていたそうです。「そうだよ。ぜんっぜん可愛いと思えないよ!」とその場で本音を言えたらいいのですが、そんなこと言ったら私は母親として全力で否定されそうで言えませんでした。

本当にこの気持ちと悩みは誰にも言えませんでした。言えないまま里帰りを終え、私は自宅に帰りました。その後も息子はよく泣き、あまり眠らずに毎日ぐずついた状態で過ごす日々。そんなある日、オムツを変えても抱っこしても授乳をしてもあまりにもギャンギャン泣くので、なぜ泣き止まないのか私にもさっぱりわからなくて「もういい加減にしてよ!なんで泣いてばっかりなのよ!あんたなんて全然可愛くないわ!もう知らない!」と喚き散らして、我が子をベッドに放り投げて私がワンワン泣きました。その時の息子の表情を今でも覚えています。言葉も何もわからないはずなのに、泣いていた息子が一度ピタッと泣き止んでこちらをじーっと見つめてから、悲しそうに涙を出してまた泣き出したのです。きっと、それほど私はひどく怖い表情をしていたのでしょうね。

この時点でもう限界でした。どういうわけか、いつもは仕事中の主人から電話なんてかかってくることは少ないのに、その日は私が泣いていたその時にちょうど電話を寄こしたんです。泣きじゃくる私の声にすぐに異変を察知した主人は「今、お前の実家に電話してあげるから。しばらくもう一度里帰りして落ち着いておいで。」と言ってくれました。実家の両親はただならぬ私の状態を理解したらしく、すぐに駆けつけてくれました。

こんなに助けてくれる身内がいながら、我が子を可愛いと思えない自分の身勝手さもまた私を苦しめました。いつか、私はこの子を心から可愛いと思える日が来るのだろうかと思う毎日。こんな母親は世の中に私だけではないのか、とさえ思っていました。当時の私からはきっと笑顔が消え、その表情や雰囲気を息子は感じ取って毎日泣いていたのかもしれません。

でも、月日が経つにつれて、我が子が初めて笑ったとか今日はよく寝た、寝ながら笑った、と些細な成長が私の心をほぐしてゆきました。徐々にですが、あ、なんか可愛い。と思うようになってきったのです。もちろん、ギャンギャン泣くような日はイライラもたくさんしました。何回も逃げ出したくもなりました。

息子が7歳になった今、彼は私にとってかけがえのない存在です。可愛くて仕方ないです。

産後に自分の子供が可愛いと思えないお母さん。私は子供が生まれる前、本当に育児を美化しすぎていました。こんなに壮絶だと思っていなかったのです。それ故に現実を受け入れられなくて、我が子を可愛いとしばらくの間思えませんでした。でも、それは決しておかしいことではないですよ。誰にでもあることだし、わりと多くのお母さんが同じ悩みを持ったことがあるのです。

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