赤ちゃんがはいはいして寄ってくると、その可愛らしさに誰もがついつい顔がゆるんで笑顔になります。
自分の赤ちゃんではなくても赤ちゃんがはいはいしていたり、あんよをしている姿はほほえましく感じますよね。
赤ちゃんにとっては大事な運動の機会であったりするのですが、はいはいがどのくらいの期間なのか?また、はいはいをしないと赤ちゃんの足腰が弱くなるというような話を聞いたことがある方もおられると思いますが、そういったうわさは本当なのかを見ていこうと思います。
また自分の子供ははいはいをしない傾向があるのだけど、この状態は赤ちゃんにとってNGなのではないのかと不安に感じている方もおられるかもしれませんよね。
はいはいをしない場合、赤ちゃんにとってのデメリットはどんなものがあるのかも一緒に見ていこうと思います。
赤ちゃんのはいはいってどのくらいの期間?しないと足腰が弱くなる?
まだまだ小さい赤ちゃんはママとパパが守ってあげないといけないのですが、昔と違って新しい常識というのもたくさんあります。
そんな新常識という中から、今回は赤ちゃんのはいはいを特集していこうと思います。
赤ちゃんのはいはいの期間は長いほうがいいの?
赤ちゃんが歩き始める前の段階は、はいはいで足腰を鍛えているというような話を聞いたことがあると思います。そのためはいはいを長い期間行うことは赤ちゃんの足腰の筋肉や体幹、運動神経などの成長や発達、そして転ばなくなるといったことに対していいと言われてきました。
一般的に赤ちゃんのはいはいをしだすのは生後5~8か月あたりが平均的だと言われています。
それまでは寝返りをしていたり、お尻歩きをしていたり、過ごすスタイルというのは個人個人で様々なものなんですね。
はいはいの期間が長いことによるメリット
赤ちゃんのはいはいという行動は全身運動なので、どんどん行わせた方がいいと私達大人は思いがちです。
特に実家に帰省したり両親が来てくれた時にそういった話を言われたという方も多いのではないでしょうか。はいはいが筋肉や転びにくさにつながっているというのは昔はある意味常識のように言われてきました。
しかし、現在でははいはいの期間が長いことで筋肉が付いたり、転びにくくなるといったことはメリットとしてあげることができにくくなっている状態なんです。
はいはいの期間が短かったらどうしたらいいの?
つかまり立ちやあんよが早いこと言うのは、はいはいの期間が短くなって、成長や発達の面において大丈夫なのかと心配に感じるママやパパもおられることでしょう。
そういった場合は、ママやパパがフォローしてあげることも可能です。
足腰の筋肉の成長や発達は、子供のころも含めて鍛えるチャンスはたくさんあるため必死になる必要はありません。その理由については後述しますが、経験値として階段や進みにくいような床や布団などを使ったはいはいを後ろからいつでも支えれるような形でフォローしてあげると赤ちゃんにとって遊びとして楽しんでくれたり、好奇心を満たすことにつながったりします。
転んでけがをしないように目を離さないように注意しながら、本人に楽しませることも育児のいい経験になりますよ。
はいはいをしない赤ちゃんは足腰が弱くなる?
赤ちゃんがあんよをする前に行うはいはいは、実はしない子もいるんです。
実際には約40人に一人くらいの確率ではいはいをしない赤ちゃんもいるんです。
はいはいというのは必ずしも成長や発達のためになくてはならない行動というわけではないんです。
個人差はあるものの赤ちゃんがハイハイを始める時期というものはおおよそ生後10ヶ月前後と言われているのですが、ハイハイをすることをせずお座りの姿勢のままお尻を動かすことによって移動する子もいるんです。
これが一般に言うお尻ウォークとか、お尻歩きということなんですね。
その後徐々につかまり立ちをするようになり、あんよをするようになるのですが、このようなはいはいをしない赤ちゃん達のことをシャッフリングベビーとよばれ、先ほども言ったように約4人に1人 といった割合でその環境や個人個人の素質によっているんですね。
赤ちゃんが歩き出す時期というのは1歳7ヶ月前後と言われているのですが 赤ちゃんの成長や発達具合を調査してみると その運動能力などに関わらず問題は全くないことも分かっています。
つまりハイハイしなくても何の問題もなく、成長や発達にも影響はないんですね。
一般的にハイハイをしないと足腰が弱くなると言った話は噂にしか過ぎず現在では ハイハイをするしないに関わらず、赤ちゃんの成長には問題はなく 運動能力だけではなく 興味や関心といった赤ちゃんの好奇心 を育てるという意味においても ハイハイをするしないといったものは 関連はないようなんですね。
なのでハイハイをしないからといって無理にハイハイをさせようと練習させたり ママやパパからハイハイをするように促したりする必要は ないということを覚えておいてください。
ここまで赤ちゃんのはいはいによる運動機能面についてみていきました。その一方ではいはいには脳の発達という側面もあるんですね。
そちらはこのページで特集したのでご覧ください。
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