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健康

インフルエンザの異常行動

まだまだ各地でインフルエンザの猛威は続いていますね。今年は乾燥しているため余計にインフルエンザの流行が進んでいるのでしょうか。
ブログ仲間もインフルエンザの話題が多くみられるようになってきました。
そんな中ニュースにもなっているインフルエンザによる異常行動。
今回はそんな話題を取り上げようと思います。

お薬

最近はわたしの友達もその子供も多くインフルエンザにかかってしまい、処方される薬もゾルフーザがとても多い傾向にあるような気がします。
そんなインフルエンザの薬であるゾルフーザには、子供が異常行動するというような口コミや報告が多く挙げられていると聞き、驚いてしまいました。

ゾルフーザというのは2018年に発売されたインフルエンザ治療薬の中でも新しいお薬です。

ゾルフーザの効果

ゾルフーザの効果というのはインフルエンザウイルスの中でもA型、B型に効果を発揮すると言われているお薬なんですね。

ゾルフーザの副作用

そんなインフルエンザに効果のあるゾルフーザなのですが、気になるのはその副作用ですね。
ゾルフーザに添付されている説明書によると

  • 下痢
  • ALT(GPT)の増加
  • 頭痛
  • AST(GOT)の増加

というものが書かれていました。
薬である以上は副作用などがある可能性もあるのですが、異常行動と聞くとそういった心配はいつも以上に感じてしまいます。
また、これ以外にも全身に発疹が出たなどという口コミもありました。
説明書の副作用はしっかりとした条件の中で証明された副作用で、他の要因などと組み合わせて出てきたり、影響がゾルフーザのものであるという証明はとても難しいと言われています。
ゾルフーザが新しい薬なので、多くの方に使われてきて様々な外的要因も加えられ、今後副作用として追加されるものも出てくる可能性もあります。

なんか英語表記があってよくわかんないぞという方もきっとおられるので、もう少し詳しく見ていきましょう。

ALT(GPT)とは

人間ドックなどの肝機能検査などで目にかかることもあるALT(GPT)やAST(GOT)。検査の際にはある程度説明を受けたとしても
忘れることもありますよねw
ALT(GPT)というのは、血液中の物質でほとんどが肝臓の細胞内に存在する酵素を言います。基準値としては30 U/L以下で31 U/L以上は肝細胞が障害を受けていると判断されます。

出典:厚生労働省 標準的な健診・保健指導プログラム【平成30年度版】

AST(GOT)とは

幹細胞だけではなく心臓や腎臓などの臓器の細胞内で作られる酵素で、アミノ酸やエネルギーの代謝をする過程に必要となるものです。
基準値は30 U/L以下31 U/L以上は肝細胞が障害を受けている可能性があると判断されます。

子供の異常行動と熱せん妄

以前インフルエンザになった子供がタミフルを服用することで、徘徊や転落などの異常行動が問題視されていました。
これと同じようにゾルフーザの説明書にも記載があるのですが、薬の服用と異常行動の因果関係はいまだ証明されていません。
また、ゾルフーザやタミフルが原因ではなくても高熱によって子供がせん妄の状態になって、徘徊などの異常行動になるという例は実は珍しくないんだそうです。
インフルエンザ薬の副作用が証明されていないと言っても、子供や未成年の男性ばかりが異常行動をとってしまうということは少しおかしいとは感じますよね。
このような対象者がいる家庭では、インフルエンザの発熱から最低でも2日間は周囲の家族などが目を離さないようにすることが重要になりそうです。
インフルエンザの発熱から熱せん妄になるということ自体が珍しいことではないと言われている以上、看病する側がしっかりとすることが重要になり、看病する側がインフルエンザにかからないことも大事なことになります。

子供の徘徊

熱せん妄とは

熱せん妄というのは、高熱を出すことによってせん妄状態となり、就寝中に奇声を出したり、部屋の中を徘徊したり、意味の分からないことを話し出したり、ドアを開けて出ていこうとするようなびっくりする行動をとろうとしてしまうことを言います。
原因の多くは高熱で脳からたくさんのドーパミンやアドレナリンなどの神経分泌物質が出ることによってせん妄状態が引き起こされると言われています。
この状態になると子供が幻聴や幻覚などで自分でも訳が分からず怖い思いをしてしまいます。
これらの行動を子供がとったり、その予兆がある場合は看病する大人は冷静になって高熱によるせん妄状態にあるんだなと判断したうえで、子供が安心できるように手を握ってあげたり、近くに寄り添ってあげるなどできる範囲でいいので対処してあげましょう。
基本的にはせん妄状態は数分から1時間くらいで収まると言われていますが、それを超えたり痙攣をおこしたりして症状がひどくなる場合は病院へ連れて行くことが大事です。
脳症や脳炎などさらなる病気の可能性すら出てきちゃいます!

異常行動の対策と事故予防

厚生労働省でもこのようなケースに対して注意喚起をしています。
https://www.mhlw.go.jp/www1/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/255-s1.pdf
上記はPDFファイルなので、スマホからアクセスされる際は容量などに注意してくださいね。
異常行動は就学前の子供や未成年の男性によくあると言われているのですが、女性にもあったという報告もあるようです。ただし全体の中では圧倒的に少ないと言われているのですが、それでも注意は必要になります。
異常行動が事故につながらないように

  • 玄関や部屋の施錠をしっかりと行う
  • 看病する部屋は転落の可能性がないか確認
  • できるだけ二階では寝せないようにする
  • 寝ている姿を確認できる場所に看病する人間がいること

といったことが看病する側にも注意しないといけないんですね。
また中には両親とも共働きや子供をずっと看病することができないと言ったことも各家庭の事情であると思います。
しかし、こういった危険性を知ったうえで出来る範囲の対処をしていかないと
ことが起こってからはどうしようもありません。
この記事は注意喚起の意味も含めて書かせてもらいました。
インフルエンザが流行している今だけ知っていればいいものではなく、
どこかにこの知識を持っていると助けになることがあるかもしれません。

インフルエンザなどの感染症は誰もがかかる可能性があります。
他人事ではなく、こういったことも家庭で話し合ってみてはどうでしょうか。

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