トイレにこもり苦しそうな女性

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健康

産後に出た血便!!痔なの!?がんなの!不安を解消する見分け方

産後の子育て中に突然、血便が出てびっくりしている方はたくさんおられます。

確かに便秘はひどいけど、真っ赤な血便が出たら誰もがびっくりしてしまいますよね。

「もしかしたら私って大腸がん?」

「それとも…切れ痔やイボ痔で出血してるの?」

他にも耳鳴りやめまい、背中の痛み…考えるのも嫌になるほど体はボロボロ。

しかも産後に起こる血便は、真っ赤な血便の物やどす黒い血便など症状も人により様々で、さらにトイレでうんちを出すときに痛みがあることもあれば、それほど痛みを感じないこともあります。

このページではそんな様々な症状がある産後の血便について、うんちの色や硬さ、痛みのあるなしなどいろいろな視点から見ていきます。
そして、自分の血便の症状がどれにあたるのか、大腸がんなどの病気なのか、それとも便秘や切れ痔やイボ痔なので起こる血便なのか、しっかりと見分ける方法をご紹介したいと思います。

一緒に詳しく見てちゃんと不安を解消させましょうね。

モデルルームの展示トイレ

うんちの色で症状を見分ける

産後の血便も具体的な症状や原因を見分ける場合に「うんちの色で見分ける」は1つの基準となります。

真っ赤な血便が出る場合、ほとんどの場合が切れ痔かもしくはイボ痔が血便の原因です。

またその反対に、どす黒いうんちが出る場合は、虚血性大腸炎や最悪の場合は大腸がんということも考えられます。

この段階でとりあえず1つの目安にはなるわけですね。

また、この段階でも「産後に便秘になってしまっているママさん」の場合は、薬で便秘を直している場合もあり、その場合はどす黒い柔らかいうんちが出たとしても血便ではなく宿便である可能性もあります。

便秘の場合は、最低でも1週間近く「ちゃんとした排便がない」という状態が続き、病院で相談すると産後の授乳中のママさんの場合は、母乳への副作用の心配がない「マグミット」という便秘薬が処方されることがほとんどです。

マグミットという便秘薬は、私たちヒトの体の中にある「酸化マグネシウム」の自然の働きで大腸に水分を集めてくることで便を柔らかくして、自然な排便を流すというものです。

腸壁を刺激したり、胃壁を傷つけたりという種類の薬ではありませんので安心して飲むことができる薬なのですが、宿便を非常に柔らかくしてくれるために宿便が大量に出て血便と勘違いしてしまう場合があるんですね。

なので、マグミットを飲んで便秘を解消しているママさんの場合、どす黒い便が出ても血便ではない可能性もありますので、腹痛や吐き気がある場合を除いては、宿便が出せたということで安心していただいて大丈夫です。

便秘と薬

産後の血便で大腸がんの可能性がある場合の見分け方

産後の血便大腸がんの可能性がある場合、かなりの確率で便秘と下痢を繰り返します。

便秘の期間の長さについては、その時に食べている物の内容や量によりますので、一概に言うことができませんが、下痢になるたびに「毎回どす黒い便が出る」というのが、産後の血便と大腸がんの可能性がある場合の主な症状です。

また虚血性大腸炎の可能性もあります。

・産後に急に便秘なった
・下痢と便秘の後この繰り返し
・おならが臭くなる
・膨満感吐き気がある

このような症状に思い当たる方は、できるだけ早く病院に行って診断を受けることをおすすめします。

産後の血便で痔の種類がわかる

産後の血便で、切れ痔なのかイボ痔なのかがわかります。

簡単な見分け方なのですが、うんちをするときに刺激的な痛みを感じる場合は切れ痔です。
その逆に痛みを感じない場合は、イボ痔になっていると考えてよいでしょう。

ただし、イボ痔は今その場で痛みがないからといって、そのまま放置するのは危険です。

というのは、痛みがないイボ痔というのは内痔核と言って、まだ表に出てきていないイボ痔で、それが本格的に悪化すると外痔核といい、円座クッションなしでは座ることも厳しいほどの手術が必要な慢性的な痔に発展する場合があるからなんです。

慢性的な外痔核になる痔に発展してしまうと、1度の手術で完治しないケースがほとんどです。

外痔核を切除すること自体は、予約を入れて日帰りで手術を受けられることがほとんどですが、産後の子育てで忙しい日々を送っているママさんにとっては、子供を預けて病院に行くということも難しくなりますよね。
それにイボ痔が痛くて病院に行っているというのも、恥ずかしくて誰にも言えず…治るまではずっと辛い日々を送ることになってしまうことが多いんですね。

また血便が出ると、肛門に近い結腸の部分で排便の時の刺激で出血していることが多いので、痛みを感じないイボ痔になっている可能性が高く、市販薬のプリザエースやボラギノールなどの座薬で、少しでも内痔核を悪化させないようしっかり治していきましょう。

また、内痔核を市販のお薬で直している期間中は、極端に辛い物や塩分が強い食べ物は、できるだけ食べない方が無難です。

産後の血便の原因は痔

産後の血便の原因で最も大きいものが切れ痔やイボ痔であることは見てきた通りです。

しかし産後の痔になってしまう原因が、便秘なんですね。

産後に便秘になってしまうママさんはとても多いんです。
その原因のほとんどは「水分不足」です。

産後に水分不足になってしまう原因は、いくつかに分けられますが、次のようなものが多いようです。

・忙しさで水分補給がおろそかになる
・母乳で水分が使われてしまう
・食生活の乱れ
・食物繊維の不足
・栄養バランスの偏り

これらの原因が、産後に便秘になってしまう代表的なものです。

授乳間隔も短い赤ちゃんが多く、その間に着替えやおむつ交換、体を拭いてあげたり、夜泣きがひどければ寝ないであやしてあげたり…といったことも多々あります。
そのため、気がつけば立ち食いでお茶漬けやカップラーメンだけで食事を済ませていたというようなママも多いんですね。

こういった場合に、栄養バランスを整えたり食物繊維を摂ったり、精神的な落ち着きを取り戻し、役に立ってくれるマルチビタミンなどのサプリメントや酵素ドリンクなどが効果的です。

産後に便秘を長引かせてしまうと、めまい、立ちくらみ、体の節々が痛い、疲れがとれない、イライラしてつい赤ちゃんや旦那さんに当たってしまう…といった産後うつや育児ノイローゼなどの症状にもつながりかねませんので、育児の負担は旦那さんと分担できるようにしましょう。

産後のホルモンバランスの変化によるイライラなどから、旦那さんの家事や育児に満足できず、何を手伝ってくれてもありがとうという言葉も言えず、感謝をすることができなくなってしまう方もたくさんおられます。

「産後のガルガル期」という場合もありますが、できるだけ育児や家事に完璧を求めないように、肩の力を抜いて赤ちゃんや旦那さんとのコミニケーションを楽しみながら子育てをしましょう。

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