前回の記事で産後のママさんにも玉ねぎを食べたほうがいいよというものを作りました。その中でいただいたコメントの中で玉ねぎの皮をむくのがめんどくさいよねという正直な声をいただきました。
そんな今回はタマネギを料理する際にどうしても出てしまう玉ねぎの皮がテーマです。みなさんはタマネギを料理に使う際に玉ねぎの皮はどうしていますか?
捨てたらもったいない?玉ねぎの皮に含まれる注目成分とは?
玉ねぎの皮は素手で剥いていくと爪の間にタマネギの成分が入り込んでにおいがなかなか取れないので、玉ねぎの皮を嫌なものに感じている方も少なくはないと思います。
しかし、厄介者だと思われた玉ねぎの皮は実は栄養がすごいことをご存知でしょうか?
全開の玉ねぎの記事でも注目した栄養素であるケルセチンなのですが、玉ねぎの皮には果肉部分の約30倍ともいわれているんです!
これだけ多くのケルセチンを含んでいる玉ねぎの皮、あなたは捨てちゃいますか?
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ちなみにケルセチンとケルセチン配糖体は同じもので、表記の違いだけで同じものと思ってもらって構いません。
玉ねぎの皮に含まれるケルセチンの効果
このケルセチンという栄養素はポリフェノールの一種で、アンチエイジングや動脈硬化の予防、血糖値を下げる働きやコレステロールや血圧を下げる働きなど多くの注目の効果があるんです。
分かりやすく玉ねぎの皮に含まれる栄養の効果を箇条書きで表すと
- 血糖値やコレステロールの値を正常化
- 血液サラサラ効果による血圧の正常化
- 体の酸化防止
- 老化防止
- 美肌効果
- デトックス効果
- 花粉症対策などのアレルギー症状の緩和
このような効果があげることができます。
ケルセチンが動脈硬化やコレステロールにいいよという話はこういったところからきているんです。
タマネギ茶に含まれるのはケルセチンだけではない!
ここまではケルセチンに注目してきたのですが、今回紹介しているタマネギ茶にはケルセチンだけが含まれているわけではありません。ケルセチンだけであるならサプリメントでもいいでしょう。
タマネギ茶にはケルセチン以外にも
- ビタミンA
- ビタミンB1、B2
- ビタミンC
- βカロチン
- カルシウム
- カリウム
- 亜鉛
- 鉄
- 硫化リアル
これほどの栄養素が入っているんです。
ビタミン類は美容というイメージがあると思いますが、産後のホルモンランスが乱れている状態は肌荒れも起こりやすいし、栄養は母乳にも奪われていきます。そのためなんとしても摂取したい栄養素でもあるんですね。
またカリウムはむくみが起きやすい産後においては、これも摂取したい栄養素です。
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これほどまで多くの必要となる栄養素のある玉ねぎの皮、もう一度言いますね。あなたは捨ててもいいんですか?
タマネギ茶の簡単な作り方
- 玉ねぎの皮をむく際に丸ごと一度洗う
- むいた皮を乾燥させる
- 乾燥した玉ねぎの皮をミキサーなどで粉々にする
- 通常のお茶の葉のように急須などで煮出す
どうです?これなら簡単にできそうに思えませんか?
ケルセチンなどの栄養成分をより発揮させるコツとしては剥いた玉ねぎの皮を天日で2日から1週間くらい干すことでよりケルセチンが増える特性があるので、料理で使った皮の部分をベランダなどで干すのもおすすめですよ。
また、玉ねぎの皮と一言で言っても茶色い部分と白い部分があるのですが、皮の中で白い部分はタマネギの味がするのでお茶として飲むのには向いていません。タマネギ茶として飲む場合は茶色い皮だけで用いるようにしましょうね。
また、少し飲みにくいなと感じる場合はハチミツを加えるのもいいですよ。風邪やインフルエンザが流行しているときなど、ハチミツは免疫機能を強化してくれるため、味が甘くマイルドになるだけではなく、病気の予防にまで使える万能薬になります。
タマネギ茶の味はどんなの?
やはり大事なのはまずかったらどんなに栄養があるよと言われても飲むなんて思いませんよね。
そこでわたしが作ってみました♪
意外と玉ねぎの臭みはなく、どちらかというとストレートティーの紅茶風味です!
少しだけ苦みがあるので苦手な方はハチミツやレモンを加えると、何も言わずに出すと紅茶と間違えそうな感じです。
ミキサーで粉砕するのが面倒な方は、皮を煮出してもいいと思いますが、栄養を重視するなら天日干しした玉ねぎの皮を粉砕するほうがいいと思います。
なにより毎日の料理の中で玉ねぎの皮は結構でるんですよね。それだけ玉ねぎは使用頻度が高い食材だと思います。
その際に皮が出るのをざるなどに取っておいてベランダに干したり、ネット干ししていつでも使えるようにしておくだけでこれだけ多くの栄養が摂取できるのはいいですよね♪