今回紹介する絵本は五味 太郎さんの大人気絵本、きんぎょがにげたです。
図書館や児童館にもかなりの確率で置かれているため、昔読んだから懐かしく感じるというママさんもきっと多いはず。
子供と一緒になって楽しめる素敵なきんぎょがにげたをお送りしますね♪
きんぎょがにげたってどんな絵本?
作:五味 太郎
出版社:福音館書店
発行日:1982年08月
きんぎょがにげたという絵本は金魚鉢からにげた金魚が様々な場所でかくれんぼしていくお話。
読み聞かせするうえで、子供は絵本のページ全体を見ながら「ここにいた!」とママやパパに指さして教えてくれるイメージが容易に想像できるはず。
大人は文字を読んでしまいがちですが、この絵本は子供と大人が一緒になって参加していく素敵な絵本なんです♪
きんぎょがにげたを読み聞かせしてもらった方の声
我が子が毎日読んでいたお気に入りの絵本を紹介します。
五味太郎さん作の「きんぎょが にげた」です。
1匹のきんぎょが金魚鉢から逃げだした!
いろんな場所に隠れているきんぎょ。
どこに隠れたのかな?
子供と一緒にきんぎょを探しながら楽しめる絵本です。
鉢の中、お菓子の中、おもちゃの中など毎ページごとに隠れる場所が変わり、きんぎょが上手に隠れています。
色もカラフルで絵もかわいい絵本です。
「きんぎょがにげた」「こんどはどこ」「またにげた」など繰り返しのフレーズを楽しみながらきんぎょを探していきます。
初めてこの絵本を読んだときは親の私も一緒に探しながら読みましたが、一瞬どこにいるのかな?と悩んでしまうくらいきんぎょが上手に隠れています。
すぐ見つかるページ、なかなか見つからないページ、そっくりなのに色が違う、など隠れ方も工夫されています。
子供も初めて読んだときはなかなか見つからず時間がかかったので、飽きてしまうのかな?と思ったのですが、やめるどころか食い入るように隅々まで絵本を見て、「きんぎょさんいないね~。きんぎょさんどこかな?」と夢中で探していました。
何回か読んでいると隠れている場所が分かっているので「いた~!」と嬉しそうに指をさしたり、「ここにいるよ!」と教えてくれたり、自分で何度も絵本をめくって一人で読んでいたり、いつのまにか絵本もボロボロになりました。
字はまだ読めなかったのですが、「きんぎょがにげた」「こんどはどこ」「またにげた」など繰り返しのフレーズを読んでいるうちに文章もいつの間にか暗記して読めるようになりました。
文章のリズムがよかったのでスラスラ読めたんだと思います。
暗記ができるようになると、私や父親に読み聞かせもしてくれるようになりました。
「どこにいるのかな?わかんないな?」と悩んでいると「ここにいるよ」と教えてくれます。
「すごいね~よくわかったね!」とほめるととてもうれしそうにしていて、ほめられる喜びも実感したようです。
この絵本のおかげで字にも絵にも興味が出てきました。
お絵かきをするときに字のような線を書いて「きんぎょがにげたって書いてあるんだよ」と言ってみたり、赤い丸を書いて「これ、きんぎょさんだよ」ときんぎょの絵を描いてみたり、興味の範囲が広がりました。
この絵本がきっかけで他の五味太郎さんの絵本にも興味を持ち、いろいろ読んでいます。
五味太郎さんの絵がお気に入りのようです。
絵本でひらがなが読めるようになってきたので読み聞かせって子供の興味ややる気を引き出す素晴らしいものだなと実感しています。