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人には言えない痔の悩み|セルフケアや病院での治療について

更新日:

出産後、多くのママさんは「痔」に悩んでいます。
でも「痔」に悩んでいると話すのはなかなか抵抗があり、
近くで話を聞く機会が少ないでしょう。

また、出産後は小さな赤ちゃんと共に生活をしている為、
気軽に病院に行って相談するというのも
ママさんにとってはハードルが高いんですね。

そういった理由から、たくさんのママさんが
「痔」に対する悩みを一人で抱え込んでいるケースは
少なくありません。

そこで、産後に痔になってしまう原因や、
なってしまった時の対処法などを一緒に詳しく見ていきましょう。

産後に痔になる原因

出産後に痔になってしまう原因は、痔そのものの種類によって
異なります。
そもそも、痔に種類なんてあるの?と疑問を持つ方も
多くいらっしゃるかと思います。

まずは痔の種類について見ていきましょう。

痔の種類|切れ痔

切れ痔とは、その名からも想像ができるかと思いますが、
肛門が裂けるように切れてしまい、排便の時に痛みや出血を伴う事があります。
人によっては便自体に血液が付着し、血便となることもあります。
切れ痔の症状が進行していくと肛門が狭くなってしまい、排便の時の痛みが
もっと強く感じられるようになることもあります。

痔の種類|いぼ痔

いぼ痔とは、切れ痔と違って裂けたりするのではなく、
肛門や肛門周辺に”いぼのようなできもの”ができます。
このできものは、負荷をかけすぎて血流が悪くなり静脈がうっ血し
血管が丸い玉のようになった静脈瘤になります。

このいぼ痔は、できる場所によって名前が異なります。

肛門の外側にいぼ状の静脈瘤ができて、排便の時に
強い痛みを感じ、大きく腫れてしまったものを
「外痔核」と呼びます。

逆に、直腸など肛門の内側にいぼ状の静脈瘤ができて、
排便の時の痛みは比較的弱いながらも、多少の出血を伴うものを
「内痔核」と呼んでいます。
内痔核は外側に出てこない為、「痔だ!」と自覚しにくく、
外痔核と比べて痛みが弱いため、血便が出たことで違和感を感じ
診察して初めて気付くという方もいるくらいです。

自覚するまでや診断されるまでの間に痔が悪化してしまうと、
ちょっとの事でも強い痛みを感じるようになります。

切れ痔・いぼ痔それぞれの原因

ここまで切れ痔や内痔核、外痔核など
それぞれの特徴について見てきました。

出産直後は会陰切開などの痛みもあり
痔になっている事に気が付かない事が多いようですが、

『今まで痔になんかなったことないわ!』

という方も、産後になると痔になってしまう方が多いというのが現状です。

自分はどんな原因からどんな痔になったのか、
自分自身で発見してみましょう。

切れ痔の主な原因

妊娠・出産を経験されたママさんならご存知かと思いますが、
この期間は女性ホルモンのバランスが急激に変化する時期でもあります。
それに伴い便秘がちになった人や、出産後赤ちゃんへの授乳が開始され、
必然的にママの身体は水分不足になります。

それらの要因が、便秘に繋がり、上手くいきめなかったり、
便が硬くなったことにより肛門を傷つけてしまい、
切れ痔になってしまう事に繋がってしまうのです。

いぼ痔の主な原因

いぼ痔は内痔核・外痔核という種類があると先程ご説明しましたが、
静脈瘤ができてしまう原因は「静脈のうっ血」です。

うっ血は「いきみ」によって肛門周辺に負荷がかかる事によって
起こります。

また、妊娠中頃から後半にかけて、
赤ちゃんはお腹の中ですくすくと成長しますよね。

子宮が大きくなると同時に、
子宮のすぐそばにある直腸あたりの血管が圧迫され、
血行が悪くなる事により、血管の一部分がしこり(静脈瘤)となります。

妊娠中や産後の便秘からのいきみや、分娩の時のいきみ、
妊娠中の赤ちゃんの成長によってうっ血が静脈瘤に繋がり、
結果的にいぼ痔となってしまいます。
「産後いぼ痔」に悩むママさんの3割が、この分娩時のいきみが
原因となっています。

痔になったら病院に行くべき?

あまりにも痛みが酷い時や、普段の生活に支障をきたす場合は
肛門科の病院を受診する方が良いでしょう。
肛門科はちょっとやだな~と思う方は、
かかりつけの産婦人科でも痔の薬を処方してもらえます。

肛門科に行けば患部を見せないといけない為、
抵抗や恥ずかしさなどがありますよね。

そういった場合、まずは市販薬を使うのもいいでしょう。

自分自身で、いぼ痔なのか切れ痔なのか判断が難しい場合は、
いぼ痔切れ痔共に使用できる軟膏などを選ぶのが良いでしょう。

ですが、市販の軟膏にはステロイドが使われていることも多く、
直接母乳に影響が無いとは言われておりますが、
心配な方は肛門科や産婦人科で相談する方が良さそうです。

また、トイレに行った際だけでなく、日常の生活でも
痛みを感じる場合は、産婦人科よりも肛門科をおすすめします。

病院では手術を検討されることもある

病院に行くと基本的には薬による治療から始まる場合がほとんどなのですが、痔の状態だったり進行具合によっては手術を検討される場合もあるんです。

肛門皮垂の場合の治療

肛門付近の皮膚のたるみを治すには手術をするしかないのですが、日帰りの手術もあるようです。

切れ痔の場合の治療

この場合は、肛門の中に直接薬を入れて傷を早く回復させる治療を行うのが一般的です。

肛門の出口付近にできるイボ痔の場合の治療

イボ痔の症状が強く出ているときは手術が検討されることがありますが、大体は薬による治療で完結します。

肛門の内側にできるイボ痔の場合の治療

排泄コントロールを行いながら塗り薬などで対処していきます。
ただし、症状がひどい場合は手術を検討することもあります。

家での対処法はある?

いぼ痔も切れ痔も、主に出産や排便時のいきみによる負荷によって
発症してしまうという事は、おわかりいただけたかと思います。

そこで、お薬や病院だけでなく、日常の生活の中から
根本的な原因を治していきましょう。

痔の対処法|便秘の改善

便秘や下痢が続く事によって、肛門への負担は大きくなります。
妊娠中・産後ともに便秘になりやすい時期ですが、
しっかりと対処していきましょう。

特に授乳中は、ママの身体から赤ちゃんへ母乳をあげるため
水分不足になりがちです。

こまめな水分補給を心がけましょう。
また、食事では食物繊維を豊富に含んだゴボウ・ブロッコリーなどの
野菜や豆類、海藻やりんごなどの果物を摂りいれましょう。

また、食品で摂りいれる事が難しい…
そんなママさんにはオリゴ糖をお勧めします。

オリゴ糖が体内に入ると、食物繊維と同じような働きをしてくれるため、
普段の飲み物やヨーグルトなどのおやつにプラスして摂りいれてみてください。

痔の対処法|便意

今まで便秘などにはならなかった方も、産後便秘がちになってしまう
という方が多いです。

なかでも、赤ちゃんを置いてトイレに行くことがいけない、
だから便意も我慢する、と思ってしまう方も多いようですが、
便にを我慢することで便秘が悪化してしまうという事もあります。

排便する時には体のリズムがありますので、そのリズムを阻害してしまわないよう
しっかりトイレに行きましょう。

赤ちゃんが泣いていても大丈夫。
少しの間、泣かせておいても赤ちゃんは大丈夫です。
ママも無理しすぎないように!

痔の対処法|血行を良く

妊娠後半は子宮がどんどん大きくなって、直腸周辺が圧迫されると
お伝えしましたが、肛門周辺の血行が悪くなってしまうと痔になりやすい、
とも言われています。

赤ちゃんがいてゆっくり入れないお風呂も、
パパさんや家族に赤ちゃんを見てもらって
ママもゆっくり体を休めて温まってください。

また、赤ちゃんが寝ている間の軽い運動やストレッチも効果がありますよ。
まずは1日10分から始めてみてはいかがでしょうか。

痔の対処法|食生活

食物繊維を摂りいれる事も大切ですが、お肉ばかりなどの食生活にも
問題があります。

お魚や野菜もしっかりと食生活に摂りいれ、バランスの良い
食生活へと改善していきましょう。

また、アルコールやカフェインなどの飲み物も注意が必要です。
授乳中のママさんなら大丈夫かと思いますが、
中でも麦茶やハーブティなどがオススメですが、
一度にたくさん飲むというのではなく、
少しずつこまめに水分補給をしていきましょう。

痔の対処法|お尻を清潔に

お尻を清潔にすることは基本です。
ただし、あまり強く拭き取りすぎて傷口を悪化させないように
注意してください。

また、ウォシュレットなどを使用したら、
水分は必ず優しく拭き取りましょう。

拭き取る事で肛門の皮膚が弱くなったり、炎症を起こすのを予防してくれますよ。

まとめ

妊娠中から産後にかけて、ツラい便秘に悩まされることも
多いですよね。
出産をきっかけに、痔を発症してしまう方も多いのが現状です。

市販薬などを使っても、根本的な部分を治さなければ、
また便秘になり、また痔になり…と、
負のサイクルを継続することになりますから、

これをきっかけに改善して、楽しい育児ライフを送っていきましょう!

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