痔が痛くてお尻を押さえる女性

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体験談 身体のトラブル

産後のツライ「痔」は我慢せず診察を受けましょう

長男を出産した後の話です。出産後、痔になる話はよく耳にすると思いますが、丸いクッションに座って我慢していればその内治ると思っていませんか?症状は人それぞれなのですぐに治る方もいらっしゃるとは思いますが、私の場合、我慢しすぎて大変な思いをしたので、その時の事を書きたいと思います。
汚い話になってしまいますがすみません。
出産後数ヵ月経っていたと思いますが、排便時の度にかなり強烈な痛みを感じる様になりました。
まるでナイフで深く切られた様な痛みで、毎回冷や汗をかきながら地獄のような日々でした。
市販されている軟膏を塗ると痛みが多少和らいだので、回復を待ちながら使用していたのですが、「薬を塗っても力む度に傷が開いていては治るのも治らない」と思った私は、しばらく排便を我慢する事にしました。
あの頃の私はまだ若く、元々人に何かを相談するタイプでもないので、「痔がツライ」など、旦那どころか親にすら言えない人間でした。トイレを我慢し、薬を塗り続けていれば治ると信じ、日々過ごしておりました。
1週間程経った頃、「そろそろいいかな?」と少し力んでみたところ、まだ激痛がありました。
仕方なくもうしばらく我慢する事にしたのですが、2週間経ったか経たないかに差し掛かった頃限界が来ました。お腹は張り、食欲も失せ、生々しいのでこれ以上表現するのはよしておきますが、とんでもない感覚に襲われ、そこでやっと病院へ駆け込む事となりました。
内科へ行ったのか肛門科へ行ったのかもう忘れてしまいましたが、これまでの経緯を話したところ、お医者さんも半笑い状態だったのを覚えています。
「触診するのでお尻を出して横向きに寝て下さい。」と言われました。
医者はゴム手袋をはめています。つまり指で直接患部を確認するのです。男性です。かなりショックでした。
今なら仕方ないと思えるのですが、いくら子供を産んだとはいえ、まだ乙女心の残る若かった頃の私には、とても恥ずかしく、情けなくて泣きそうでした。
恥ずかしすぎて切れ痔なのかイボ痔なのかなんと診断されたのか覚えてないのですが、とにかく痔という事だったと思います。その後がまた衝撃でした。
「とりあえず腸に溜まった物を出さないといけないので、浣腸をしましょう。」
物凄い恐怖が走りました。少し力んだだけでかなり強烈な痛みが走るのに、浣腸なんかしたら止める事すら出来ません。つい最近大変な思いをして長男を出産したばかりだというのに、もしかしたら出産以上の痛みを味わうかもしれないではないですか。「嫌です、他に方法はないですか?」と聞いたのですが、「これ以上溜め込んでしまうと大変な事になりますし、心配しなくても大丈夫ですよ。」との事。
(なにがどう大丈夫なんだ。この人はどれだけ痛いか分かってないんだ。誰か助けて。)頭の中はパニック状態。何度か「嫌です」を繰り返した覚えがありますが、抵抗むなしく看護師さんにトイレへ連れて行かれてしまいました。浣腸って痔になってなくてもお腹痛くなって嫌なものじゃないですか。お産前の浣腸も陣痛なのか浣腸のせいなのかわからない位ツライじゃないですか。でもあのナイフで切られる痛みが今からとめどなく続くと思うと勇気が出なくて、腹痛の方をしばらく我慢したんです。本当に辛かった。しかしずっと我慢出来る訳もなく…。あれ?痛くないではないですか。長らく我慢したのが良かったのか、全くと言っていい程痛みを感じませんでした。あの恐怖はなんだったのでしょう。お医者さんももう少し痛みについて分かり易く説明しておいて欲しかったです。わざわざ書かなくてもいい事かもしれませんが、その後看護師さんが来て、「流しちゃったんですか!?」と言われたので「え?あ、はい…」みたいな返事をすると、「見せて欲しかったのに~」と残念そう?にされてしまったのですが、抵抗していたせいか「流さないで」と言われた覚えがなく、「…ていうか見せるか!!」といった事もありました。おそらく出血があるかないかを確認したかったのだと思います。
あれだけ苦しんだのに、その後は特に痛みを感じる事はなく、すぐに普段の生活に戻る事が出来ました。あの痛みが浣腸1本で治ってしまうならもっと早く病院へ行くべきだったと悔やまれる程まさに地獄の2週間でした。痛みばかりを強調していますがトイレを我慢するのも相当ツライものがありました。今となっては笑い話ですが本当に大変でした。
出産後は家事や育児に追われ、自分の事は二の次になってしまい、トイレにゆっくり座る事もなかなか出来ないと思います。母乳だとどうしても便秘気味になるので、水分を多すぎるといっていい程摂るとか、乳酸菌や食物繊維など意識しないと、私の様になってしまう可能性があります。
母親の健康があってこその子育てなので、便秘に気を配るのもそうですが、些細な事でも早い内にケアした方がいいと思います。

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