基礎体温計と基礎体温表

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健康 夫婦 育児

産後の基礎体温はいつから?妊娠しやすくなるタイミングは?2人目が欲しい!

このページは、産後の基礎体温について詳しく知りたい方に
参考にして頂く目的があります。

・そろそろ2人目が欲しいという方
・もう子供は要らないよという方

どちらにとっても、健康な身体を維持するため、
家族計画のためにも知っておきたい情報を
分かりやすくご紹介します。

基礎体温を測る目的は

・自分の身体のリズムを知る
・生理周期を把握して家族計画に活かす
(次の子供が欲しい方も、そうでない方も)
・今まで経験した事がない不調がある場合にすぐに医師に相談するため

これらの目的があります。

女性の身体は、赤ちゃんを産むと、
自然に『母として子供を育てる』状態に
切り替わろうとします。

母乳を出しやすくなったり、
生理(排卵)を抑えたりするために
プロラクチンというホルモンが分泌されるためです。

産後の悪露が収まった時点から
すぐに生理が再開する方もおられますが、
一般的には産後4ヶ月~半年頃まで
生理が再開しない方が多いようです。

なので、すでに産後3ヶ月が過ぎたけど、
まだ生理が再開しない2人目不妊なんじゃ…
と不安になる方もおられますが、慌てないでくださいね。

産後は基礎体温がバラバラになりやすい?

先ほども触れましたが、
産後の授乳期は母乳の出を良くして母乳育児をしやすくするための
プロラクチンというホルモンが分泌されます。

その働きで、生理再開が遅れるのは普通の事ですし、
基礎体温も安定しにくくなります。

基礎体温が安定しないうちは、
すぐに妊娠したくて夫婦の営みを再開しても
なかなかタイミングが計りにくいものです。

また、すぐに妊娠したくない方の場合は
『基礎体温も不安定だし、生理も再開していないから大丈夫だろう…』
と思わずにしっかり避妊するように注意しましょう。

これは、はっきりと安定した高温期がなくても
排卵されている事があるからです。

産後すぐに妊娠したい場合はどうしたら良いの?

睡眠中の赤ちゃん

年子が欲しくて、産後すぐに妊娠したいという方は、
母乳育児をやめてみるというのも一つの方法です。

産後に分泌されるプロラクチンは、
母乳育児をやめることで分泌が鈍るため、
生理再開が早まる可能性もあるからです。

もし、それでも生理も排卵も来ない場合は、
通販の排卵誘発剤を自己判断で買うのではなく、
先生に希望を伝えて相談し、
身体の状態に見合った排卵誘発剤を処方してもらうと良いでしょう。

また、産褥期の栄養状態を良くして、
ちゃんと休養を取って回復を出来る限り早めることも、
基礎体温の安定や排卵、生理再開につながりやすく、
早めの妊娠を希望する場合の有効な手段になりますよ。

この時期に、早く2人目が欲しいからと言って、
無理に営みをしても排卵が起こっていなければ妊娠は出来ませんし、
逆に排卵や生理再開を遅らせてしまう事にもなりかねません。

 

産後の妊娠しやすい体作りに必要なこと

出産後の次の妊娠に向けて、できることがあるならば可能な限りやっていきたいところです。
その際に基礎体温を測ったり、母乳育児を中断してみるなど、いろんな方法がありますが、同じくらい重要なのが健康的な生活を送ること、になります。
中でも大事にしたいのが食事の要素です。妊娠できる体と言うのは、健康的な体であることが大前提です。健康的な体の基礎基本となるのが食事ですので、食事の要素をないがしろにするのはあまりお勧めできません。

その為に具体的にどうすれば良いの?

まずは1日3回の食事をしっかりと取ることです。

というのも、子供を出産した後、スリムで美しい体作りに励まれるママさんも少なくないと思いますが、その際に何かを極端に食べないような、食事制限系のダイエットをしてしまう方がとても多いと言われています。

これは確かに一時的には痩せますが、断食系のダイエットは太りやすく痩せにくい体にしてしまう上に、健康的な体作りと真逆の方向に向かってしまうことも少なくありません。
なので、無理な食事制限ダイエットはせず、ヘルシーな食生活や、必要以上に食べ過ぎないことなどを心がけながらダイエットをして、健康的な食生活を送ることが重要です。

妊娠しやすい体作りやダイエットの為にも特に良いと言われているのが、和食です。
1日3回の食事を和食に切り替えて、ほどほどに食べていく。これをすればダイエットにも効果的ですし、次の妊娠をしやすい体作りをすることにも繋がります。

後は、体の回復がある程度進んだ場合は、毎日ウォーキングやストレッチをするなどの運動を心がけたり、ストレスコントロールを行っていくことも重要です

こういった総合的な視点で健康的な体作りをすると、女性ホルモンの働きも正常に行われるようになり、妊娠しやすい体の状態になっていきます。

産後に生理が来てないのに妊娠する事はある?

産後の比較的早いタイミングで、
まだ生理が再開していないのに妊娠したという話を
聞いた事があるかも知れません。

これは、先ほども触れましたが、
基礎体温が安定していなくても、
排卵が起こっていることがあるためです。

産後の初めての排卵は生理前に起こるため、
本人も把握していないケースが多く、
基礎体温も安定していないため、
パートナーとの営みがたまたまタイミングが重なったりすると、
望んでいない妊娠をしてしまう事があります。

産後は基礎体温が安定しにくいのは、
産後のホルモンバランスの切り替わりのタイミングにあるためです。

そういった微妙な時期にある事も旦那様にも伝えて、
理解と協力を得て家族計画に支障をきたさないようにしたいですね。

基礎体温の正しい測り方

基礎体温の正しい測り方はご存じですか?

産後は基礎体温が安定しにくいのは仕方のない事なのですが、
それには測定方法を一定にしなければなりません。

睡眠中の女性

基礎体温の正しい測り方は
『起きた時に起き上がる前に測る』のが、
今の基礎体温を正しく把握する方法です。

基礎体温は、小数点以下2ケタまで記入するため、
『36.○○度』という書き方になります。

小数点以下の体温は、
筋肉を使う事でわずか数分で上がってしまうため、
起き上がるだけでも3分後には全く違う数値になってしまうんですよ。

まして産後はホルモンバランスの変化で基礎体温が乱れがちです。

産後すぐに2人目が欲しい方もそうでない方も、
夫婦生活のタイミングを正しく把握して決めるためにも、
正しい基礎体温の測り方が大切になってくるんですね。

産後に基礎体温を安定させやすいポイント

晩婚化の昨今、
自分自身の年齢や子育ての大変さも理解していて、
だからこそ
『早く2人目が欲しい』と考える方もおられます。

冒頭から、産後は基礎体温が安定しにくいとご紹介して来ましたが、
そのような条件にある産後でも
基礎体温を安定させやすくなるポイントがあります。

ホルモンバランス以外にも、
産後の基礎体温が安定しにくいのは次のような理由があります。

・育児のストレス
・睡眠不足
・栄養状態

どんなに赤ちゃんがかわいいとは言っても
『完全にストレスを感じない』という方は
ほとんどおられないはずです。

授乳は2~3時間おきにあげる必要がありますし、
実家に帰っている期間も限られていたりすると、
自宅に帰れば家事も重なって来ます。

仕事で疲れて帰ってくるパートナーには
申し訳なく感じられるかも知れませんが
『おむつ替えとお風呂入れ』は、
パートナーの分担にするなど工夫を話し合ってみましょう。

睡眠不足は、授乳を小まめに行わなければならない授乳期では、
4時間以上の睡眠を一度に取る事が難しいというのが、
もっとも大きな理由です。

どうしても乳児期と幼児期は、
子供の寝つきが悪かったり、
寝てもすぐに起きて泣いたりします。

この点については、
どうしようもないと思われるかも知れませんが、
それを支えるのが栄養状態なんです。

栄養状態が基礎体温を左右するの?

産後の基礎体温のバラつきは、産褥期との兼ね合いもあり、
産後の身体の回復が思わしくない場合も
基礎体温に反映されてしまいます。

産後の産褥期と授乳期に必要な主な栄養素を
一緒に見ていきましょう。

野菜

葉酸

細胞の分裂・増殖に関わる栄養素が葉酸です。
赤ちゃんが元気に成長するためにも、
産後の子宮の回復にも必要です。

成人女性は200~240μg、
妊活中や妊娠中、産後の女性では400μg以上の
葉酸を摂取する事が厚生労働省でも推奨しています。

カルシウム

赤ちゃんの丈夫な骨や歯の成長にも必要で、
産後の産褥を助けるための栄養の吸収も助けてくれます。

産後の肥立ちが良くなる事は基礎体温が安定する事に直結します。

・成人女性の摂取量:600mg
・産褥期、授乳期の摂取量:900mg

これだけのカルシウムが必要といわれています。
ビタミンCや太陽光を浴びる事で生成される
ビタミンDによって吸収効率が上がります。

鉄分

産後のママが、
授乳をしている事もっとも消耗しやすいのが鉄分です。

というのは、母乳は血液から作られているためで、
鉄分不足になる事は、貧血にもなりますし、
母乳の味が落ちて
赤ちゃんがなかなか飲んでくれないと言った事になる場合もあります。

・成人女性の摂取量650mg
・産褥期、授乳期の摂取量:900mg以上

血流を良くするためにも
必要な鉄分は基礎体温の安定にも欠かせません。

亜鉛

亜鉛は、葉酸と共に産後の身体の回復に欠かせない栄養素です。
細胞増殖に関わる栄養素ですので、
赤ちゃんのためにも摂りたいのは葉酸と同じですね。

・成人女性の摂取量:9mg
・産褥期、授乳期の摂取量:12mg

ただし、不溶性食物繊維を摂り過ぎてしまうと
亜鉛の吸収を邪魔してしまう場合があるので、
注意が必要です。

マカ

マカは、栄養素名ではなく、
南米のペルー原産の奇跡の野菜と呼べる球根類です。

ここまでご紹介してきた様々な栄養素が含まれているので、
産後の基礎体温の安定に一役買ってくれます。

妊活中に必要な栄養素としてご存じの方もおられるかも知れませんが、
実は研究結果によって黄体ホルモンの生成を促す効果がある事が分かっています。

マカを摂取する事で、卵巣の中の原始卵胞の成熟が助けられ、
子宮内膜を整え、きちんと排卵され、黄体化し基礎体温を上げる…
という生理周期と同じ一連の流れがスムーズに行われるようになるんですね。

もともとは南米のペルーが原産なのですが、
最近では日本製の無農薬(減農薬)で
温度管理がしっかりしている環境で栽培しているマカが、
栄養バランスにおいてペルー産を超えているというのが定評です。

産後に基礎体温についてのまとめ

産後の基礎体温は、すぐに2人目が欲しいという方も、
そうではないけど夫婦生活をお互いのために
しっかり管理したいという方にも『目安』になります。

しかしながら、
ホルモンバランスの影響で基礎体温が安定しにくいという基本がある上に、
産褥期の身体の回復や授乳期の育児ストレスなどいろいろな条件が、
さらに基礎体温の安定を邪魔してしまいます。

産後に自分の身体の状態を正しく把握するためにも、
基礎体温を出来る限り安定させて、
子育てを幸せにする目安に役立てたいですね。

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